食事
どのような食材でも口にしていたのに選り好みをする様になったり、反対に苦手な食材でも少しずつ食べ進めようになったりと、味の好みや食への関心に変化が見られた。「これはどんな味かな?」「今日はおかかの味がするよ」などと、少しでも興味が持てるように声をかけていった。また、空っぽになった器を嬉しそうに保育者に見せる子の嬉しい気持ちに共感したり、おかわりと意欲的に食べ進める子をしっかりと褒めたりしながら、食べる意欲へと繋がるようにしていった。
排泄
月齢の小さい子の中にも股やお尻を手で押さえたり、「しっしー」と言葉にしたりして、紙パンツに排泄したことを保育者に伝える子がある。タイミングが合うとトイレで排尿する子も増え、トイレットペーパーで、自分で拭いて後始末をできる子もいる。月齢の大きい子の中には、「ウンチでる」と言ってトイレに向かい、排便できる子もある。
健康
ほとんどの子に咳や鼻水の症状があり、与薬依頼も多くあった。最も多い日には8名が服薬し、牛乳中止や外用薬の併用などもあった。朝の視診はもちろん、食前後などには保育者同士声をかけ合い、誤投与・服薬忘れのないよう注意していった。
睡眠
お気に入りの絵本を一冊読むと心地良い眠りに落ちていく子や、好きな遊びを納得するまで楽しむと自分で布団に入って眠る子など一人一人が気持ちよく入眠できるように寄り添い見守っていった。
身体発達
ホール遊びで、友だちと手を繋いで散歩気分を味わったり、一緒に積み木やカゴを運んだりして楽しむ姿が増えた。誘導ロープを使って、散歩気分を味わいながら園外を通って園庭へと遊びに行くようになった。片手で輪を握り、歩調を合わせてスムーズに歩くことができている。
午睡後、保育者を真似て布団を畳んだり、押し入れまで運んだりする子がいる。何度やり直していてもあせらず待ってしかりと褒めたり、「手伝ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えたりしながら、身の回りのことをやってみようとする意欲へ繋げていった。
情緒
友だちと一緒に遊びたい気持ちと、自分の思い通りに行かないことへの悔しい気持ちとが葛藤し、笑ったり、泣いたり、怒ったりとコロコロと変化が激しい子もあるが、概ねゆったりしている。
友だちと名前を呼び合って笑顔を交わしたり、一つの玩具をやり取りをしながら一緒に使ったりと子ども同士での関わりが深くなってきた。
言葉
月齢の小さな子どもたちも友だちや保育者の名前を読んだり、「○○ちゃんもしたい」と自分の欲求を言葉で伝えたりできるようになった。月齢の大きな子たちは「いらっしゃいませ~」、「○○ください」、「ちょっと待ってて」などと、役になりきってごっこ遊びを楽しむ姿が多くある。まだまだ思うように伝わらずトラブルになることも多いので、側でやりとりを見守りながら、必要に応じて代弁したり、言葉を補ったりするなどして仲立ちをしていった。