健康
うんちやおしっこが出た際には、紙パンツを手で押さえたり、ズボンを自分で脱ごうとしたりして保育者に知らせたりする子がいた。「うんちが出たね」「綺麗にしようね」などと声をかけ、教えてくれたことを褒め、綺麗になった心地よさを感じられるようにしていった。また、以前より少しずつ体力がついてきたことで給食前に眠ってしまう子が減ってきた。無理の無いよう一人一人の生活リズムや体調に合わせ、眠たい子は寝てから食べるなど配慮していった。
人間関係
友だちに興味が出てきて友だちがいるところへ寄って行ったり、体や頭を触ったり、向かい合っておしゃべりを楽しむように喃語や一語文を発し友だちと関わることを楽しんでいた。月齢の大きい子の中には、自分より月齢の小さい子が気になり使っている玩具を譲り渡したり、抱っこをしたくて両手を伸ばし触れ合おうとする姿も見られ微笑ましく思った。保育者が側で見守り、子ども同士がやり取りを楽しめるよう、必要に応じて仲立ちとなっていった。
また、月齢の小さい子も保育者の呼びかけに「あう、あう」「おー、おー」などの喃語で応えたり、保育者との触れ合いを喜んだりしていた。落ち着いた雰囲気の中で過ごせるよう優しく語りかけたり、一対一での触れ合いを多く取り入れたりしていった。
環境
散歩先で犬や鳥を見つけると、「わんわん」「ちゅんちゅん」と言いながら観察したり、道端に咲いている花や葉を摘んで渡すと、指先で触ったりして感触を楽しんでいた。また、興味のあるものは、指差しをしてお育者に知らせる子もおり、「○○だね」などと丁寧に言葉を返し、子ども一人一人の気づきや見つけた喜びに共感しながら関わっていった。
言葉
自分の欲求を言葉で伝えようとしたり、絵本の読み聞かせや手遊びに合わせ喃語や一語文を発したりする子が多く見られた。子どもが伝えようとする姿を見守り、優しく語りかけながら声を発することの楽しさを感じられるようにしたり、応答的に関わることで子どもの発語に繋がるよう心掛けていった。
表現
音楽が流れるとジャンプをしたり、体を揺らしたりして保育者の動きの真似をして思い思いに体を動かし踊りを楽しんでいた。保育者も一緒に体を動かしながら側で見守り転倒などの危険の無いよう環境を整えていった。
また、読み聞かせの際には、話が終わっても繰り返し見たくて喃語や指差しなどで自分の思いを伝える子もいたので、子どもの思いを受け止め繰り返し読みながら発語へと繋がるようにしていった。
食育
ほとんどの子が完了食に移行し、こぼしながらも手づかみやスプーンを使って食べられるようになってきた。一方で、食べたい思いが強く食べ物を詰め込みすぎてしまう子の姿もあったので、詰め込みすぎて喉に詰まらせたりしないよう、「もぐもぐ噛んでから食べようね」と声をかけ咀嚼を促していった。