0歳りす組2017年度4月のまとめ

食事

環境の変化に不安を感じて、思うようにおやつや離乳食が食べられない子があったが、保育者の抱っこや膝の上で、ゆっくりゆっくりと食べることが出来た。「美味しいね」「モグモグ上手だね」などと声を掛けながら、また、涙が出る時には歌を唄うなどして、安心して食べられるようにしていった。哺乳瓶を嫌がってミルクが飲めない子は、スプーンで一口ずつ飲みすすめていった。月の後半には、どの子も一人で椅子に座って、意欲的に食べる姿が見られるようになった。

排泄

ミルクや離乳食がリズムよく食べられるようになると、自然と排泄リズムも出来てきた。下痢が流行してからは、一日に何度も排泄をする子があったため、気持ちよく遊んだり食事をしたりできるようにこまめにオムツのチェックをしていった。

健康

クラス内で下痢が流行し、欠席する子が多くあった。症状の長期化や嘔吐により、体重の減少がみられる子があり心配をした。看護師の指導の下、排泄後のお尻洗浄や紙オムツの処理方法などに注意を払い、感染が拡大しないように努めた。朝の受入れの際には、家庭での症状しっかりと確認し、食事や水分量の確保などに気をつけながら保育を行っていった。

睡眠

月齢差が大きいため、睡眠リズムがバラバラであった。環境の変化に敏感な子は、抱っこやおんぶで眠れても布団になかなか降りられなかったり、眠れても短時間で目覚めてしまったりすることが多くあった。歌をうたったり、背中や頭を優しくなでたりして安心して眠れるようにしていった。また、何回かに分けて睡眠時間を確保するなど、一人ひとりのリズムに合わせてしっかりと休息出来るようにしていった。

身体発達

保育者や部屋の様子に慣れてくると、月齢の大きな子たちは盛んに一人歩きやハイハイ、伝い歩きをして探索活動を楽しんでいた。月齢の小さな子たちも、プレイジムで遊んだり、寝返りやずり這いを楽しんだりしていた。床に散らばった玩具をこまめに片付けて転倒を防いだり、興味のある玩具を少し離れた場所に置いて伝い歩きや一人歩きを促したりしていった。

情緒

慣れない環境や保育者に不安を覚え、涙が止まらない子が多くあった。保育者と体が離れることを恐れて、しっかりとしがみついて離れることが出来なかったり、友だちが側によることを拒んだりする姿が見られた。一人ひとりの子どもが満足できるまで、出来るだけ同じ保育者がゆったりと関わりながら信頼関係を築いていった。月末には、笑顔で保育者や友だちと関わりながら遊ぶ姿が見られるようになった。ホールやテラスなど部屋以外の場所にも少しずつ慣れ、いろいろな場所で遊びを楽しめるようにしていった。

言葉

「マンマ」「バイバイ」「めっ」などの言葉を発し、自分の欲求や思いを言葉で伝えようとする子が多くある。月齢の小さな子たちも、喃語で保育者と会話を楽しんだり、名前を呼ばれると笑顔を返したりして言葉に慣れ親しんでいった。

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