食事
初期食だった3名が中期食Ⅰに、中期食Ⅱだった1名が後期食へと移行した。
職員体制を充実したことにより、朝の離乳食を15分程度早く食べ始めることが出来るようになった。空腹すぎて機嫌を損ねたりすることなく、味わって食べていた。
好き嫌いが出始め、特定の具材や味付け、食感が苦手で、一度口に入れても吐き出してしまったり、皿やトレーを手で押しのけてアピールをしたりする姿が見られた。保育者が美味しそうに食べる真似をしたり、優しく声掛けをしながら、一口でも多く食べられるように努めた。また、どうしても食べられない時には、好きなおかずや汁のおかわりを用意し、まずは「食事が楽しい気持ち」や「満足感」が味わえるようにしていった。
排泄
排泄後に沐浴室を指で差し示したり、紙パンツに手を当てて、保育者に知らせる姿が多く見られるようになった。「教えてくれてありがとう」「かしこいね」などと声掛けをしながら、伝えられた喜びを感じられるようにしていった。
オマルの用意をしていたが、数回しかトライすることが出来なかったことが残念である。
健康
嘔吐の罹患があった。早急な処理と室内換気を心掛け、集団感染にならないように努めた。別に、鼻水・鼻づまり、中耳炎や眼病になる子もあったため、こまめに手洗いを行い、清潔な手で優しく清拭を行っていった。
朝の受入れの際には、服薬状況や家庭での症状を確認し、日中を無理なく過ごせるように、看護師と相談しながら保育を行った。
睡眠
月齢の大きい子と小さい子の睡眠リズムが逆転していた。また、小さい子たちは、短時間で目覚めてしまうことが多くあった。オルゴールをならしたり、背中や頭を優しくなでたりして良質の睡眠がとれるようにしていった。
体調不良や生活リズムの乱れから、給食時間前に眠くなる子があった。無理はせず、スペースを確保してゆっくりと眠れるようにしていった。
身体発達
散歩車を降りて、保育者と手を繋いで数百メートル歩いたり、ホールで追いかけっこをしたりと、しっかりとした歩行や駆け足が出来るようになった。
つかまり立ちが出来るようになったり、お座りの姿勢から前屈して遠くにある玩具を手に取って遊ぶようになった。
個々の体調や発達に合わせて、楽しく体を動かせるよう色々な遊びを取り入れた。
情緒
体調不良により情緒の不安定な子が数名あった。友だちとのふれあいが苦痛と見受けられる場合には、畳スペースを利用するなどして少人数での保育を行い、笑顔で過ごせるよう配慮をしていった。
絵描きやブロックなどを一緒に行いながら、優しく声を掛け、ゆったりとした気持ちで遊べるよう心掛けた。
言葉
4月、5月生まれの子たちの言葉の習得が顕著であった。「抱っこ」「もっかい(もう一回)」「シュッシュッポッポ」など、欲求や遊びの楽しさを言葉で伝えられるようになった。
動物や友だちの名前に興味を持ち、指を差して「なんていう名前なの?」と保育者に尋ね、一生懸命覚えて声にしようとする姿が見られた。
発語が出来ない子たちも言葉をよく理解していて、保育者の声掛けに応じて側に集まったり、玩具の片づけを行ったりしていた。