2歳こぐま組2025年度5月のまとめ
健康
自らトイレに行ったり、保育者の誘いで便器に座ったりして、タイミングが合うとトイレで排泄できる子がいた。中には、まだ遊びたいという気持ちから「行かない」という子もいたので、子どもの遊びの妨げにならないよう無理なくトイレに誘いながら、トイレで排泄した際には、成功した喜びを共有し、意欲や自信につなげていけるように関わっていった。また、身の回りのことに興味をもって意欲的にやってみようとすることが増えてきている。時には、「できない、やって」と言って援助を求める子もいるので、やり方を伝えたり、手を添え援助したりしながら、自分でできる喜びが感じられるよう関わっていった。
人間関係
同じ遊びを共有して遊ぶ姿や、「〇〇一緒にしよ」と友たちに声をかけて遊び始める姿が見られた。ごっこ遊びの中で、子ども同士で玩具を受け渡して遊んだり、言葉でやりとりしたりすることも増えてきている。同じ遊びを共有し、複数になると場所が重なってトラブルになることもあったので、必要に応じて仲立ちとなりながら、安心して遊べるように関わっていった。
環境
散歩に行ったり、園庭やテラスで遊んだりと、体調や天候を見て、戸外で遊ぶことを楽しむことができた。植物や生き物などの触れ合いも多くあり、見たり触れたりと、自然物や生き物に、親しみを持つことができた。
言葉
思ったことやしてほしいことなど、自分なりに言葉で伝えようとする子も増えてき
ている。友だちと玩具の取り合いになるそうな場面もあったが、「〇〇ちゃんの」と思
いを言葉で表そうとしているので、保育者は必要に応じて仲立ちとなりながら、やり
とりを見守っていった。
表現
友だちや保育者と一緒に、気に入った手遊びをしたり、保育者がするパネルシアターを見たりと、繰り返し楽しんでいた。また、粘土やパズルなど、指先を使った遊びも喜んで取り組んでいた。保育者に「○○して」と要求して援助を求めながら遊ぶ子もいるが、自分で思い思いにイメージしたものを作って遊ぶ子も多くいた。
食育
意欲的に自分で食べ、「人参入ってるね」「おいしい」と保育者に話しをしながら食べる子もいた。中には、手づかみで食べる子もいたが、「スプーン持って食べられるかな」と保育者が声をかけると、スプーンを持ち、口に運んでいた。また、お椀を持って食べられる子も見られるので、言葉で認め、次への意欲につながるよう関わっていった。遊びの中では、プランターで野菜に苗を植え、飼育や観察を楽しめるようにすると、「トマトおっきくなってる」と野菜の生長に興味を持つ様子が見られたので、野菜への興味が深まっていくよう関わっていった。…