2歳こぐま組月のまとめバックナンバー

2歳こぐま組2024年度9月のまとめ

健康

食後の片付けや口拭きなどが少しずつ身に付き、「できた!」と喜んで知らせる姿がある。着替えも「できない」と諦めていた子も、脱ぎ方や着方を丁寧に伝えることで自分でやろうとする姿が見られるようになってきている。自分でできた喜びに共感し、自信に繋がるようにしていった。また、衣服の前後ろが違ったり、裏表になったりすることもあるので、「くるくる回して着てみようか」など丁寧に伝えたり、裏返しを直すやり方を知らせたりして気持ちよく衣服が着られるように促していった。

人間関係

劇あそびやなりきり遊びなど、保育者や友だちと会話を弾ませながら、遊びを楽しむ姿が多く見られた。その中で、思い通りにならないと泣いて訴える子もいるが「〇〇したい」などと気持ちを言葉にしたり、別の子が「どうしたの」と仲裁に入ったりする姿も少しずつ見られるようになってきた。月齢の低い子は思いを上手く言葉にできず、叩いたり噛みついたりしてしまうことがあるため、子どもの思いを保育者が代弁するなどして関わっていった。

環境

月の前半は気温が高かったため、水遊びや氷遊びを楽しんだ。色の変化に興味を持ち、「〇色入れたら○色になる?」と尋ねてくる子もいたため、タライには何色か用意し、自分たちで混色を楽しめるように環境を整えた。月の後半は散歩に出かけられる気温になり、手を繋いで散歩に出かけた。初めて手を繋いで戸外を歩くため、危険がないように気を付けることを伝えると、道路に出ないように友だちに知らせたり、手を離さないように気を付けたりする姿があり、微笑ましく感じた。散歩先では自然物を拾って製作にも取り入れていきたい。

言葉

2語文や3語文などでのやりとりだった子たちも少しずつやりとりができるようになってきた。玩具の貸し借りの時には「これ使いたい?」「これならいいよ」など子ども同士で上手にやりとりしている。一方で、言葉が出ないことでトラブルになる場面も見られた。押したり叩いたりすることで表現する子どももいるため、保育者が仲立ちとなり、やりとりできるように見守っていった。

表現

以上児クラスの運動会でするダンスを保育室でも取り入れたことで、ホールで以上児が踊っていると「やりたい!」と一緒になって楽しむ姿が見られた。音楽に合わせて一緒に踊ったり、体を動かしたりと表現することを楽しむ姿が多くあったので、保育者も一緒に体を動かし、表現する楽しさを共有していった。

食育

食器を持って食べる、スプーンを使って食べる姿が増え、お汁を飲むときにはお椀を持って飲もうとする姿などもある。保育者の声かけや友だちの姿を見て、上手持ちだったスプーンも下手持ちや三点持ちで持って食べられるようになってきた。また、食後には自分の食べた食器を自分で片づけることが身についてきており、「上手に片付けができたね」と褒めると、嬉しそうにしていた。自分でしたい意欲を十分に認め、意欲に繋げていった。…

2歳こぐま組2024年度8月のまとめ

健康

布パンツを履いてすごす子が増え、トイレで上手に排泄できるようになってきた。友だちがトイレで排泄する姿に影響をうけて、「トイレに行く!」と言ってトイレで排泄してみようとする意欲的な姿が多く見られた。また、水遊びの際には、脱いだ服を自分なりに畳んでみようとする姿が見られた。自分でしようとする思いを大切に、服の畳み方などを伝えていくようにしていった。

人間関係

友だちをごっこ遊びに誘い、玩具を使って、ごっこ遊びの中で様々なやりとりが見られた。普段一緒に遊んでいる子が欠席の時には、いつもと違う子と遊ぶ姿があり、新しい一面が見られ、子ども同士の関わりが広がっているのを感じた。友だちとの関わりが増えることで、思い通りにいかないこともあり、保育者が思いを受け止めたり、仲立ちしたりしていった。

環境

氷や寒天などの感触遊びをし、様々な感覚を肌で感じ取って楽しんだ。氷遊びでは、氷が溶けて水になることが分かり、溶けた水を集めてジュース作りを楽しむ姿が見られた。寒天遊びでは、「ぷるぷるしてる」「ふわふわだ」など、触れて感じ取ったことを自分なりの言葉で表現し、保育者や友だちと共有していた。子どもたちの発見を認めていき、遊びの面白さに共感していった。

言葉

思ったことや考えたことを言葉で表現できるようになってきて、会話や遊びの幅が広がってきた。一方で、「○○していい?」「かして」などを伝えることができずにトラブルに繋がることが多くあった。一人一人の思いを受け止め、「○○って伝えてみようか」など、伝え方を知らせ、保育者と一緒に相手に伝えるようにしていった。

表現

製作ではパーツを貼ったり、スタンプをしたりして自分なりの表現を楽しんだ。できるだけたくさん貼ったりスタンプしたりする子や並ぶように表現したりする子がおり、一人一人の個性が作品に現れていた。「もっとしたい」という声もあり、作品とは別にスタンプを楽しめるようにしていった。

食育

食器や食具を持って食べてみようとする姿があり、食べやすいように持ち方を伝え、自分でしようとする姿を褒めていくようにした。一方で、食べたいものがなくなると遊び食べになってしまうこともあり、食べ物への興味を誘ったり、おかわりしたりして食べることの嬉しさや楽しさが感じられるようにしていった。…

2歳こぐま組2024年度7月のまとめ

健康

水遊びの回数を重ねると流れがわかり、自らプールバックを取り、着替えようとする子が多かった。一人で衣服の着脱ができる子もいたので、その姿をしっかりと褒め、自信へと繋げていった。プール後も一人で着ようとする子も多くいたため、さり気なく援助したり、やり方を伝えたりして、自分でできた喜びが感じられるよう配慮していった。

人間関係

気の合う友だちを誘って同じ玩具で遊んだり、一緒にブロックを組み立てたりして子ども同士でやりとりをして遊ぶ姿が多く見られるようになった。巧技台をする時には順番に並ぶなど、子ども同士でやりとりをする場面が増えてきた。言葉が思うように伝わらなくてトラブルになる時もあるため、保育者がその都度仲立ちとなり、代弁したりしながら友だちと関わる楽しさが感じられるようにしていった。

環境

気温が高い日が続き水遊びが数回しかできなかった。水を嫌がる子は回数を重ねるうちにホースの水を喜んで体にかけたり、水車を回したりして楽しむようになった。室内でも、夏ならではの遊びが楽しめるように寒天や氷など感触遊びを楽しんでいった。寒天のゼリーのような感触を友だちと面白がり、「つぶつぶ」「にゅるってする」など言葉で表現する子がいた。保育者も一緒に感触遊びに参加し、楽しさを共有していった。

言葉

保育者に見たい絵本を言葉で伝えたり、絵本の内容を覚え、子ども同士で絵本を見たり、読み聞かせの真似をして遊んだりする姿があった。絵本の世界に入り込み、子ども同士でイメージを共有してごっこ遊びへと発展する姿も見られた。保育者も一緒に遊びに入り、言葉を添えたり、イメージを膨らませたりして、子どもたちが言葉でやりとりをする楽しさを感じ、やりとりが広がっていくように関わっていった。

表現

以上児が運動会でするダンスをしている姿を見てから、保育室でもダンスを喜んでする子が多くいた。音楽が流れると、保育者の真似をして踊ったり、一緒にリズムに乗って全身でダンスを楽しんだりする姿が見られた。今後も、子どもたちが興味のある曲などを取り入れてダンスを楽しんでいきたい。製作遊びでは夏野菜でスタンプを楽しんだ。断面を観察したり、スタンプしたりすることで模様をじっと観察する子や匂いを嗅ぐ子など様々だった。「お星さまみたいだね」「きゅうりはまるいね」など発見に共感し、模様が浮かび上がる楽しさを共有していった。

食育

「お皿持って食べようね」と声をかけると、意欲的に皿を持って食べたり、「見てて」と、スプーンの持ち方を意識しながら食べようとしたりする姿が多く見られた。保育者も子どもたちの食べる様子を見ながら、スプーンの正しい持ち方や食器を持って食べるなど食べやすい方法を伝えていくと、食べこぼしもだんだん減ってきた。上手に食べられたことをしっかりと認め、食べる意欲につなげていった。…

2歳こぐま組2024年度6月のまとめ

健康

保育者の声掛けで、自らトイレへ行く子や、排泄を感じると、意欲的に行く子の姿がある。中には、遊びに夢中になりトイレへ行くことを嫌がる子もいたため、遊びのタイミングを見て、無理なくトイレへ行けるよう声掛けをしていった。また、タイミングが合わず濡れてしまう子もいるため、一人ひとり排尿間隔を把握して、トイレへ誘っていった。トイレで排泄した際は大いに褒め、次への自信へ繋げられるようにしていった。今後も家庭と連携を取りながら、トイレトレーニングが行えるよう環境を整えていきたい。

人間関係

ホールでサーキット遊びをすると、「かわって~」「じゅんばん~」などと、言葉で伝えながら楽しむ姿が見られた。また、友だちを誘って一緒に電車ごっこをしたり、ブロックで作った車を一緒に走らせたりなど、簡単な言葉でやりとりしながら同じ遊びをする姿が増えた。子ども同士でのやりとりを見守り、トラブルになりそうな時は仲立ちをしたり、保育者も一緒に遊びに加わったりして、同じ遊びをする楽しさを味わえるよう関わっていった。

環境

天候を確認しながら、涼しい日はテラスや小園庭で虫探しや野菜の収獲など、自然物に触れる機会を設けていった。カエルやバッタを見つけると、虫かごやバケツに入れて観察し「色違うね」「こっちは大きいね」と、発見したことを話して楽しんでいた。また、「ピーマン持つ~」「きゅうり大きい~」と野菜の収獲も楽しんでいた。今後も自然物に触れる機会を作り、発見する楽しさを味わえるようにしていきたい。

言葉

気の合う友だちと「○○くん、こっちだよ」「○○ちゃん、いこ!」などと、言葉のやりとりをしながら同じ遊びを楽しむ姿があった。また、「貸して」「いいよ」などと、物の貸し借りをする姿も少しずつできるようになった。しかし、思いが上手く伝えられず、トラブルになりそうな時もあったため、双方も思いを代弁しながら、「かして、だね」「待っててね、だね」など、言葉を引き出すことができるように仲立ちとなっていった。

表現

絵本や踊りが好きで、絵本に出てくるオオカミや鬼になりきって遊んだり、保育者の踊りを真似て自分なりに踊ったりして楽しむ姿があった。今後も子どもたちのリクエストする音楽を流したり、なりきって遊べるようお面を作ったりするなど、演じたり表現したりする楽しさを味わえるようにしていきたい。

食育

ピーマンやきゅうりなどを育てたことで、野菜への意識が高まり、苦手なものでも食べてみようとする姿が見られた。また、手づかみ食べも減ってきて、お皿を持ってスプーンで意欲的に食べる姿があるため、お皿の持ち方を丁寧に伝えたり、スプーンの持ち方を手で添えて伝えていったりしながら、食器を使って食べる姿をしっかりと褒め、次への自信や意欲に繋がるよう関わっていった。…

2歳こぐま組2024年度5月のまとめ

健康

友だちがトイレで排泄できると、「○○ちゃん上手だね」と言って拍手をし、一緒に喜ぶ姿が見られた。友だちに影響を受けて意欲的にトイレに座ってみる姿も増えている。一人一人のペースを大切に、トイレへ誘っていくようにしたい。
身の回りのことを「できない」と言って止めてしまうことがあるが、やり方を伝えると自分でできることもあった。自分でできるようになる喜びを感じられるよう、関わっていくようにしていきたい。

人間関係

自ら友だちを遊びに誘い、一緒に遊びを楽しむ姿が増えてきた。遊びの中で、一緒に作ったり、協力したりする姿も見られ、成長を感じた。友だちとの関わりが増えたことで、取り合ったり、思いが伝わらず、困っていたりする姿も増えてきた。友だちとの関わり方を伝えつつ、友だちと遊ぶ楽しさを味わえるようにしていきたい。

環境

散歩先で草花を摘んだり、虫探しを楽しんだりした。自分で花を摘んだり、虫を捕まえたりし、手に入れたものを嬉しそうに保育者に見せていた。子どもたちの嬉しい気持ちに共感しつつ、自然物を大切に扱えるよう関わり方を伝えていった。好奇心旺盛で、自然物に手で触れて感触を確かめようとする子が多いので、実際に触れて体感することを保育の中で大切にしていきたい。

言葉

自分なりの言葉で、自分の思いやしてほしいことなどを伝えようとしている。思いを上手く言葉にできず、困っている姿があったので、思いを受け止め、どのように言葉で伝えるのか、分かりやすいように繰り返し伝えるようにしていった。
質問したり、答えたりするなど言葉のやりとりが上手くなっている姿もあるため、言葉でやりとりする楽しさを感じられるよう、関わって行くようにしたい。

表現

歌うことが好きな子が多く、保育者と歌った歌を、散歩や遊びの中で口ずさむ姿が見られた。また、ダンスや手遊びも意欲的に参加し、気に入ったものは、「もういっかい」と言って、何度も楽しむ姿も見られた。新しいものが好きなクラスなので、いろんな歌を保育に取り入れ、楽しめるようにしていきたい。

食育

子どもたちと野菜の苗をプランターに植えた。散歩の際に様子を見に行き、野菜が大きくなってくると、「できてる!」と喜ぶ姿が見られた。喜びに共感し、収穫や食べることに期待がもてるよう関わっていった。
食事面では、自分で意欲的に食べようとしており、おかわりをもらうことを喜んでいる。「お皿持って食べられるかな?」と声をかけると、食器を持って食べようとする姿が見られた。自分で食べようとする姿を褒め、意欲へと繋げていきたい。…

2歳こぐま組2024年度4月のまとめ

健康

新しい環境や保育者にもすぐに慣れ、好きな場所で遊んだり保育者とスキンシップをとったりして安心して過ごす姿があった。また、進級したことを喜び、意欲的にトイレに行ったり、身の回りの着替えや手洗いなどを自らしようとしたりする姿が多く見られた。子どもたちの意欲的な姿を褒め、さりげなく援助をしたり、声をかけたりして、自信へと繋げていった。

人間関係

友だちの遊びに興味を持ち、一緒に遊んだり、遊びを真似して同じ場で遊んだりする姿があった。気になる友だちと一緒に遊びたいが、関わり方が分からず、思いがぶつかり合ったり、玩具の取り合いになったりしてトラブルになることもあったので、友だちに関心をもつ姿を見守りながら、保育者が仲立ちとなり気持ちを代弁したりして関わり方を伝えていくようにした。

環境

天候の良い日は、小園庭や散歩に出かけ、身近な春の自然に触れながら遊ぶ機会を設けていった。「今日はかえるさんいるかな」と期待をもてるような声かけをしたり、草むらをかき分けたりして、探索活動を楽しんだ。保育者も子どもと一緒にいろいろな花を見たり、虫を探したりして発見や驚きに共感し、春の自然に触れることを楽しめるようにしていった。

言葉

「飛行機いるよ」「たんぽぽだ」など、戸外遊び中に見つけたものや感じたことなどを言葉で伝えたり、「昨日〇〇したよ」など、家での出来事や体験したことなどを保育者に伝えたりする姿があった。発語がゆっくりで喃語や単語で伝える子もいるが、言葉で伝える嬉しさや楽しさが感じられるよう、一人一人の言葉にしっかりと耳を傾けて、丁寧に言葉で答えるようにしていった。

表現

保育者と一緒に季節の歌を歌ったり、手遊びをしたりして楽しんでいった。保育者の歌っていた歌もすぐに覚え、散歩中に「ちょうちょ」や「チューリップ」など子どもたちから自然と歌声が聞こえてくる場面もあった。保育者も一緒に歌い、表現する楽しさを共有していった。

食育

友だちに「これおいしいね」と声をかけたり、空になったお皿を持って「ぴかぴかだよ」と言いながら保育者に見せたりと、やりとりを楽しみながら食事をする姿があった。一方で、遊んでしまう姿も中にはあったので、声をかけたり、側で食べる姿を見守ったりしながら、楽しい雰囲気で無理なく食べていけるようにしていった。…

2歳こぐま組2023年度2月のまとめ

健康

食後の歯磨きを始めた。「虫バイキンいなくなった?」「きれいになったよ」と、意欲的に取り組んでいる。歯ブラシをくわえたまま歩くと危ないことを伝えると、皆きまりを守り、上手に歯磨きをすることができている。危険がないよう、保育者が側で見守りながら、「上手にできたね」と声をかけ、きれいになった心地よさを伝え、自分でできた喜びに共感していった。

人間関係

きりん組と一緒に花いちもんめを楽しんだ。ルールもすぐに理解し、友だちと手を繋いだり、相談したりしながら、ルールのある遊びを楽しむ姿が見られた。また、きりん組の子にリードしてもらうことで、分からないところは教えてもらったり、一緒にじゃんけんをしてもらったりし、きりん組の子に憧れ、慕う姿も見られた。今後も遊びを通して、異年齢での交流も深めていきたい。

環境

天気のいい日は散歩や戸外遊びを楽しんでいった。散歩では、これまでに散歩で見た桜の木や柿の木、コスモス畑などが、今はどうなっているのかを見に行った。「桜が咲いたらぱんだ組さんだよ」「柿が全部なくなったね」「木だけになっている」など変化に気付き、口々に伝え合う姿があった。子どもたちの声に耳を傾けながら、季節の移り変わりが感じられるよう、保育者も一緒に探索を楽しんでいった。

言葉

言葉でやりとりをしながら遊ぶ姿が増えた一方で、口調が強くなったり、相手が嫌な思いをする言葉を使ったりして、トラブルになる姿も多く見られた。何が嫌だったのかを具体的に聞いたり、こういう時には、どうやって言ったら相手に伝わるのかを具体的な言葉で知らせたりして、お互いの思いを組み取りながら仲立ちしていった。その都度伝えることで、「○○が嫌なの」「一緒に遊びたかったの」など、思いを具体的な言葉で伝えようとする姿も増えてきた。引き続き、子どもたちのやりとりを見守りながら、丁寧に関わっていきたい。

表現

ひな祭りの製作を楽しんだ。にじみ絵や折り紙、お絵描きなど様々な技法を使って製作をしていった。保育者と一対一でハサミも使用して折り紙を切ってみた。家で使用している子も多く、しっかりとハサミを握ることができていたが、中には指が出なかったり、力が弱くて握れなかったり、ハサミの開閉が難しかったりする子もいた。一人一人の姿を認めながら、今後は指先をしっかりと使った微細運動の遊びも多く取り入れていきたいと思った。

食育

食事中、横を向いたり、後ろの友だちと話したりして、食事がこぼれたり、食具が落ちてしまったりする姿が多く見られた。「前を向いて食べようね」「お皿持って食べられるかな」などと声をかけたり、保育者も一緒に食事をし、箸の持ち方を伝えたりしながら、楽しい雰囲気で食事ができるよう心掛けていった。…

2歳こぐま組2023年度1月のまとめ

健康

自分のカバンから荷物を出し入れするなど、身の回りの後始末を自分で行う姿が見られている。また、衣服の着脱も自分でやってみようという意識が強く、上着のファスナーも自分で閉められるようになってきた。中には、自分ですることが難しく「できない」と話す子もいるが、保育者や友だちの手を借りて、少しずつ取り組んでいる。子ども一人一人のペースに合わせながら、援助したり、上手にできている姿をしっかりとほめ、自信につながるような声かけをしたりしていった。

人間関係

なりきり遊びやごっこ遊びなど、友だちや保育者と自分のイメージを共有しながら遊ぶ姿が増えている。また、玩具の貸し借りなども、以前は譲りたくないという気持ちが強く、「やだ」「だめ」などの言葉が多く聞こえていたが、最近では、「あとでね」「これが終わったらね」など、上手に言葉でやりとりできるようになっている。子ども同士のやりとりを見守りつつ、必要に応じて仲立ちとなり、自分の気持ちが相手に伝えられるよう関わりながら過ごしていった。

環境

雪が多く積もった日には、室内で雪遊びを数回楽しむことができた。雪が積もったばかりの時と、しばらくたってからの雪は感触や冷たさも違い、雪の変化や不思議さにも触れながら雪遊びを楽しむことができた。また、初めは、雪の感触を楽しんでいたが、次第に雪でアイスやケーキなどを作り、ごちそう屋さんへと遊びが発展する姿もあった。保育者も一緒に遊びに加わり、楽しさや面白さを共有しながら遊んでいった。

言葉

遊びの中で自分のイメージしているものを言葉で表現し、伝え合う姿が増えた。また、玩具の貸し借りでは「使いたいから終わったら貸してくれる?」「いいよ、またあとでね」など上手に言葉でやりとりする姿が増えた。中にはまだ自分の思いを言葉で表現できず、泣いたり、叫んだりして表す姿もあったので、保育者が気持ちを代弁するなどして言葉で表現できるよう促していった。

表現

歌に合わせて絵本を見たり、セリフを言ったりして表現することを楽しむ子が多かった。今月は「ともだちほしいなおおかみくん」や「てぶくろ」の話が人気で、保育者の真似をして、友だちに読み聞かせをしたり、歌を口ずさんだりする姿があったため、保育者も一緒に歌うことや演じることを楽しみながら関わっていった。

食育

箸を使って食事をしたり、トレーを無くし、お皿を持ちながら食事をしたりする姿が増えた。また、保育者も子どもたちと一緒に食事をすることで、おいしさなどを共有することができ、苦手だった食材も、少し食べてみようとする姿が多く見られるようになった。…

2歳こぐま組2023年度12月のまとめ

健康

自らコップを取り、手洗い場に向かって進んでうがいをする姿が多く見られた。「おくちのバイキンが出てきたよ」「きれいになった」と清潔になった心地よさを言葉で伝え合う子もいた。また、コップで水遊びになる事もあったので側につき、自分でやりたい気持ちを受け止めながら、うがいのやり方を伝えていった。紙パンツから布パンツに移行する子も多くなり、自分でトイレに行き排泄する姿が増えてきた。上着の着脱や排泄後の後始末など、子どもが自らやろうとする姿を見守り、やり方を伝えながら一緒に行い、達成感が味わえるように関わっていった。

人間関係

遊びを通して思いを伝え合い、やりとりを楽しむ姿が多く見られた。ごっこあそびなどは、子ども同士で役を決め、それぞれの役になりきり楽しんだり、ブロックを使って同じイメージで何かの食べ物に見立てたりして楽しんでいた。子ども同士で遊ぶ姿が増えてきている。子ども間でのトラブルも多くあるので、思いを受け止めながら友だちの思いがある事を伝えたり、どうしたら楽しく遊べるかを一緒に考えたりして丁寧に関わっていった。

環境

クリスマスに向け、飾りを作ったり、クリスマスソングを流したりし、季節の行事を楽しめるようにしていった。クリスマスを楽しみにしながら、楽しい雰囲気を味わっている様子が見られた。また、天候の良い日は、戸外に出て身体を動かして遊んだり、散歩に出掛けたりした。「風がつめたいね」と冬の自然を肌で感じたり、「走ったら暑くなったよ」と身体を動かしたら暖かくなることを体験したりしていった。

言葉

自分の思いを言葉で伝えようとする姿が増えてきた。玩具の貸し借りの際は、「○○貸して」「あとで」など、具体的な言葉でのやりとりができるようになってきた。一方的に思いを伝えるだけでなく、相手の思いも考えながらやりとりをする姿も少しずつ見られるようになってきた。必要に応じて仲立ちをしたり、思いを代弁したりしながら、相手の思いにも気付けるようにしていった。

表現

音楽に合わせて、鈴などの楽器遊びも楽しんだ。思いのままに楽器を鳴らしてみたり、リズムに合わせて鳴らしたり、身体を動かし踊りながら鳴らしたりして楽しんでいた。遊びの中でも井桁ブロックの棒状のブロックをドラムのスティックに見立ててソフト積み木を叩いて遊ぶ姿も見られていた。保育者も遊びに加わり、表現する楽しさを味わえるように関わっていった。

食育

少しずつ苦手な野菜を食べようとする姿が見られてきた。自分から食べてみようとする気持ちになるように一人一人の食事の時間に側に寄り添い、会話を楽しみながら食べる姿を見守っていった。「みて、先生!」「食べられるようになった」など子どもたちから伝えてくる姿も段々と増えてきた。自分で食べようとする姿を大事にしながら、楽しい雰囲気で食事ができるように関わっていった。…

2歳こぐま組2023年度11月のまとめ

健康

服が汚れると、自分で気付いて着替えようとしたり、「こっちが前?」と前後を確認しながら着替えたりする姿が増えてきた。衣服の着脱や裏返しなど難しい所はさり気なく援助しながら方法を伝えて、「自分でできた」という満足感が味わえるようにしていった。
戸外やホールでは、体をしっかりと動かして遊ぶ姿があった。動きがダイナミックになってきているので、安全には十分配慮し、しっかり体を動かして遊べるように遊びを工夫し、保育者も一緒に体を動かして楽しさを共有していった。

人間関係

気の合う友だちとお店屋さんごっこやままごと遊びなどをしてやりとりをしたり、同じ玩具を持ったり、作ったりして一緒に遊ぶ姿が見られた。友だちと一緒に遊ぶ楽しさや喜びを感じている様子が伺えた。友だちとの関わりの中で思いや意見の違いで玩具や場所の取り合いになったりすることもあった。「かして」「あとでね」「終わったらかしてね」など、自分の気持ちを言葉で伝えようとする姿もあった。お互いの気持ちを汲み取り、相手の思いにも気づけるように保育者が代弁しながら仲立ちして自分の言葉で思いを伝えられるようにしていった。

環境

柿畑への散歩や、ラディッシュの収穫など、これまでに体験したことを遊びに取り入れ、収穫ごっこを楽しんだ。「緑の柿はまだ食べられないよ」「このお芋重たい」など体験したことを再現しながら保育者や友だちと楽しむ姿が見られた。「またおいもほりしようね」「次は何の野菜にする?」など、次への活動に期待する姿もあった。子どもたちの好奇心や探求心を十分に受け止めて、今後も様々な自然に親しみ、関心がもてるように関わっていきたい。

言葉

「いらっしゃいませ」「カードおねがいします」など、日常で経験したり聞いたりしたことを遊びに取り入れ、やりとりをしながら楽しむ姿があった。やりとりをする楽しさや伝わる喜びを感じられるよう、伝えたい気持ちを受けとめながら応答的にやりとりしていった。
月齢の小さい子も少しずつ2語文が増え、自分の気持ちや思いを伝えようとする姿が増えてきた。子どもが話そうとしている時は言葉を先取りしないようにゆったりとした気持ちで傾聴し、話す楽しさが感じられるよう関わっていった。

表現

3歳以上児が発表会の練習をしていると「見に行こう」と興味を示し、ホールで練習風景を楽しむ姿があった。歌やセリフを覚え、一緒に口ずさんたり、遊びの中でセリフを言ったりして楽しんでいた。また、子どもたちから「○○が踊りたい」とリクエストをし、ダンスをする姿もあった。子どもの興味のある曲や季節の歌や手遊びなどを用意し、思いきり声を出して歌ったり、全身を動かして踊ったりして表現できるようにし、保育者も一緒に楽しみながら、楽しい思いに共感していった。

食育

箸で食べている子は、持ち方も上手になり、器を持ってこぼれないように食べようとする姿が増えてきた。周りの子も箸に興味を持ち、スプーンの持ち方を意識したり、こぼれないように器を持ったりする姿が見られた。スプーンや箸の持ち方に繋がるように今後も指先を使った遊びを取り入れていきたい。…