2歳こぐま組月のまとめバックナンバー

2歳こぐま組2023年度1月のまとめ

健康

自分のカバンから荷物を出し入れするなど、身の回りの後始末を自分で行う姿が見られている。また、衣服の着脱も自分でやってみようという意識が強く、上着のファスナーも自分で閉められるようになってきた。中には、自分ですることが難しく「できない」と話す子もいるが、保育者や友だちの手を借りて、少しずつ取り組んでいる。子ども一人一人のペースに合わせながら、援助したり、上手にできている姿をしっかりとほめ、自信につながるような声かけをしたりしていった。

人間関係

なりきり遊びやごっこ遊びなど、友だちや保育者と自分のイメージを共有しながら遊ぶ姿が増えている。また、玩具の貸し借りなども、以前は譲りたくないという気持ちが強く、「やだ」「だめ」などの言葉が多く聞こえていたが、最近では、「あとでね」「これが終わったらね」など、上手に言葉でやりとりできるようになっている。子ども同士のやりとりを見守りつつ、必要に応じて仲立ちとなり、自分の気持ちが相手に伝えられるよう関わりながら過ごしていった。

環境

雪が多く積もった日には、室内で雪遊びを数回楽しむことができた。雪が積もったばかりの時と、しばらくたってからの雪は感触や冷たさも違い、雪の変化や不思議さにも触れながら雪遊びを楽しむことができた。また、初めは、雪の感触を楽しんでいたが、次第に雪でアイスやケーキなどを作り、ごちそう屋さんへと遊びが発展する姿もあった。保育者も一緒に遊びに加わり、楽しさや面白さを共有しながら遊んでいった。

言葉

遊びの中で自分のイメージしているものを言葉で表現し、伝え合う姿が増えた。また、玩具の貸し借りでは「使いたいから終わったら貸してくれる?」「いいよ、またあとでね」など上手に言葉でやりとりする姿が増えた。中にはまだ自分の思いを言葉で表現できず、泣いたり、叫んだりして表す姿もあったので、保育者が気持ちを代弁するなどして言葉で表現できるよう促していった。

表現

歌に合わせて絵本を見たり、セリフを言ったりして表現することを楽しむ子が多かった。今月は「ともだちほしいなおおかみくん」や「てぶくろ」の話が人気で、保育者の真似をして、友だちに読み聞かせをしたり、歌を口ずさんだりする姿があったため、保育者も一緒に歌うことや演じることを楽しみながら関わっていった。

食育

箸を使って食事をしたり、トレーを無くし、お皿を持ちながら食事をしたりする姿が増えた。また、保育者も子どもたちと一緒に食事をすることで、おいしさなどを共有することができ、苦手だった食材も、少し食べてみようとする姿が多く見られるようになった。…

2歳こぐま組2023年度12月のまとめ

健康

自らコップを取り、手洗い場に向かって進んでうがいをする姿が多く見られた。「おくちのバイキンが出てきたよ」「きれいになった」と清潔になった心地よさを言葉で伝え合う子もいた。また、コップで水遊びになる事もあったので側につき、自分でやりたい気持ちを受け止めながら、うがいのやり方を伝えていった。紙パンツから布パンツに移行する子も多くなり、自分でトイレに行き排泄する姿が増えてきた。上着の着脱や排泄後の後始末など、子どもが自らやろうとする姿を見守り、やり方を伝えながら一緒に行い、達成感が味わえるように関わっていった。

人間関係

遊びを通して思いを伝え合い、やりとりを楽しむ姿が多く見られた。ごっこあそびなどは、子ども同士で役を決め、それぞれの役になりきり楽しんだり、ブロックを使って同じイメージで何かの食べ物に見立てたりして楽しんでいた。子ども同士で遊ぶ姿が増えてきている。子ども間でのトラブルも多くあるので、思いを受け止めながら友だちの思いがある事を伝えたり、どうしたら楽しく遊べるかを一緒に考えたりして丁寧に関わっていった。

環境

クリスマスに向け、飾りを作ったり、クリスマスソングを流したりし、季節の行事を楽しめるようにしていった。クリスマスを楽しみにしながら、楽しい雰囲気を味わっている様子が見られた。また、天候の良い日は、戸外に出て身体を動かして遊んだり、散歩に出掛けたりした。「風がつめたいね」と冬の自然を肌で感じたり、「走ったら暑くなったよ」と身体を動かしたら暖かくなることを体験したりしていった。

言葉

自分の思いを言葉で伝えようとする姿が増えてきた。玩具の貸し借りの際は、「○○貸して」「あとで」など、具体的な言葉でのやりとりができるようになってきた。一方的に思いを伝えるだけでなく、相手の思いも考えながらやりとりをする姿も少しずつ見られるようになってきた。必要に応じて仲立ちをしたり、思いを代弁したりしながら、相手の思いにも気付けるようにしていった。

表現

音楽に合わせて、鈴などの楽器遊びも楽しんだ。思いのままに楽器を鳴らしてみたり、リズムに合わせて鳴らしたり、身体を動かし踊りながら鳴らしたりして楽しんでいた。遊びの中でも井桁ブロックの棒状のブロックをドラムのスティックに見立ててソフト積み木を叩いて遊ぶ姿も見られていた。保育者も遊びに加わり、表現する楽しさを味わえるように関わっていった。

食育

少しずつ苦手な野菜を食べようとする姿が見られてきた。自分から食べてみようとする気持ちになるように一人一人の食事の時間に側に寄り添い、会話を楽しみながら食べる姿を見守っていった。「みて、先生!」「食べられるようになった」など子どもたちから伝えてくる姿も段々と増えてきた。自分で食べようとする姿を大事にしながら、楽しい雰囲気で食事ができるように関わっていった。…

2歳こぐま組2023年度11月のまとめ

健康

服が汚れると、自分で気付いて着替えようとしたり、「こっちが前?」と前後を確認しながら着替えたりする姿が増えてきた。衣服の着脱や裏返しなど難しい所はさり気なく援助しながら方法を伝えて、「自分でできた」という満足感が味わえるようにしていった。
戸外やホールでは、体をしっかりと動かして遊ぶ姿があった。動きがダイナミックになってきているので、安全には十分配慮し、しっかり体を動かして遊べるように遊びを工夫し、保育者も一緒に体を動かして楽しさを共有していった。

人間関係

気の合う友だちとお店屋さんごっこやままごと遊びなどをしてやりとりをしたり、同じ玩具を持ったり、作ったりして一緒に遊ぶ姿が見られた。友だちと一緒に遊ぶ楽しさや喜びを感じている様子が伺えた。友だちとの関わりの中で思いや意見の違いで玩具や場所の取り合いになったりすることもあった。「かして」「あとでね」「終わったらかしてね」など、自分の気持ちを言葉で伝えようとする姿もあった。お互いの気持ちを汲み取り、相手の思いにも気づけるように保育者が代弁しながら仲立ちして自分の言葉で思いを伝えられるようにしていった。

環境

柿畑への散歩や、ラディッシュの収穫など、これまでに体験したことを遊びに取り入れ、収穫ごっこを楽しんだ。「緑の柿はまだ食べられないよ」「このお芋重たい」など体験したことを再現しながら保育者や友だちと楽しむ姿が見られた。「またおいもほりしようね」「次は何の野菜にする?」など、次への活動に期待する姿もあった。子どもたちの好奇心や探求心を十分に受け止めて、今後も様々な自然に親しみ、関心がもてるように関わっていきたい。

言葉

「いらっしゃいませ」「カードおねがいします」など、日常で経験したり聞いたりしたことを遊びに取り入れ、やりとりをしながら楽しむ姿があった。やりとりをする楽しさや伝わる喜びを感じられるよう、伝えたい気持ちを受けとめながら応答的にやりとりしていった。
月齢の小さい子も少しずつ2語文が増え、自分の気持ちや思いを伝えようとする姿が増えてきた。子どもが話そうとしている時は言葉を先取りしないようにゆったりとした気持ちで傾聴し、話す楽しさが感じられるよう関わっていった。

表現

3歳以上児が発表会の練習をしていると「見に行こう」と興味を示し、ホールで練習風景を楽しむ姿があった。歌やセリフを覚え、一緒に口ずさんたり、遊びの中でセリフを言ったりして楽しんでいた。また、子どもたちから「○○が踊りたい」とリクエストをし、ダンスをする姿もあった。子どもの興味のある曲や季節の歌や手遊びなどを用意し、思いきり声を出して歌ったり、全身を動かして踊ったりして表現できるようにし、保育者も一緒に楽しみながら、楽しい思いに共感していった。

食育

箸で食べている子は、持ち方も上手になり、器を持ってこぼれないように食べようとする姿が増えてきた。周りの子も箸に興味を持ち、スプーンの持ち方を意識したり、こぼれないように器を持ったりする姿が見られた。スプーンや箸の持ち方に繋がるように今後も指先を使った遊びを取り入れていきたい。…

2歳こぐま組2023年度10月のまとめ

健康

気温の変化により体調を崩し、鼻水や咳が出ている子がいた。鼻水が出た時には不快感に気が付いて、自分でティッシュをとって拭き取る姿や、保育者に「ティッシュとって」と言葉で思いを伝える姿が見られた。朝夕の気温差が激しい日が多かったため、衣服の調節や室温に配慮していった。また、食事の前や戸外から戻った時の手洗いの際には、「手を洗ってバイキン、バイバイしよう!」「ピカピカになったね」などと声をかけ、清潔になることの気持ち良さを感じられるようにした。

人間関係

「〇〇ちゃんと一緒に遊びたい」「一緒にあそぼう」などと、友だちを誘って一緒に遊ぶ姿が見られた。一緒に遊びたい気持ちと1人で集中して遊びたい気持ちが嚙み合わず、涙が出ることもあった。保育者が仲立ちとなり、それぞれが落ち着いて話せる環境を整えたり、思いを代弁したりして配慮していった。

環境

園庭や小園庭で遊んだり、散歩に出かけたりして戸外遊びを楽しむことができた。どんぐり、ススキなどに触れ、秋の自然を感じることができた。また、サツマイモ、カボチャ、柿などの作物に実際に触れる機会を設け、触ったり、においをかいだりして観察をした。「重たいね」「ツルツルしてる」と感じたことを言葉で友だちや保育者に伝える姿があった。子どもたちの気付きをまわりの友だちに伝えたり、楽しさや嬉しさに共感したりして認めていった。

言葉

気の合う友だちとお店屋さんごっこをする中で店員役とお客さん役に分かれて、「いかがですか」「○○ください」などとやりとりをする姿があった。また、数を数えたり、アルファベットをみてABCの歌をうたったりと、様々に興味が広がっている。一緒に歌を歌ったり、英語の歌を流したりして子どもたちの興味に合わせて遊びを展開していった。

表現

「〇〇の音楽流して」などと言葉で思いを伝え、保育者にリクエストし音楽に合わせて歌ったり体を動かしたりする姿が多く見られた。また、戸外遊びでドングリを見つけると「どんぐりころころ」と秋の歌を友だちと一緒に歌って楽しむ姿もあった。保育者も一緒に歌ったり踊ったりして、表現する楽しさを味わえるようにしていった。

食育

友だちが箸を使って食事をする姿を見て、「箸つかいたい」と意欲を見せる子が多くいた。やってみたい気持ちを受け止めながら、正しい持ち方や、まっすぐ椅子に座って食べること、皿をもって食べることなどを伝え、食事のマナーを意識できるようにしていった。また、「これはピーマンかな」「おいもがはいってるね」などと食材に興味を持ち、話す姿もあった。子どもたちの言葉を受け止め、興味がさらに深まるように声かけをしていった。…

2歳こぐま組2023年度9月のまとめ

健康

衣服が汚れると、自分でロッカーから衣服を取り出し、着替えようとする姿が見られた。また、今までは「できない」「やって」と保育者に着脱を頼んでいた子も、自分でズボンを履いたり、服を着ようとしたりする姿が見られるようになってきた。服の前後ろが違ったり、上手く着られていなかったりすることもあるので、自分で着替えられた姿をしっかりと認め、前後などが違った場合は、「ポッケト前にくるように着てみようか」など丁寧に伝え、気持ちよく衣服が着られるように促していった。

人間関係

お店屋さんごっこやなりきり遊びなど、友だちと会話を弾ませながら、遊びを楽しむ姿が多く見られた。その中で、思い通りにならないと泣いて訴える子もいるが「〇〇したい」などと気持ちを言葉にしたり、別の子が「どうしたの」と仲裁に入ったりする姿も少しずつ見られるようになってきた。月齢の低い子は思いを上手く言葉にできず、叩いたり噛みついたりしてしまうことがあるため、子どもの思いを保育者が代弁するなどして関わっていった。

環境

こぐま組が育てていたナスができ、子どもたちと収穫をしたり、小園庭やテラスでの戸外遊びを楽しんだりした。様々な植物に触れる中で「ざらざらしてる」「ナスの匂いがした」「葉っぱが大きいね」など感じたことを言葉にする子が多く、気付きを共感しながら触れ合いを楽しむ機会をたくさん設けることができた。今後も散歩や園庭遊びを通して、たくさんの自然物に触れたり、虫などを見つけたりして遊べるよう保育を計画して行きたい。

言葉

玩具の貸し借りが上手にできるようになり、「貸して」「いいよ」などのやりとりが見られるようになった。また「~したい」など自分の気持ちを言葉で保育者や友だちに伝えたり、遊びの中で会話を弾ませやりとりを楽しんだりしている姿もある。中には自分の思いを伝える際に強い口調で伝えてしまいそこからトラブルに発展してしまうことがあったので、「優しく教えてあげてね」など関わり方を丁寧に伝えていった。

表現

ホールで以上児クラスが運動会ごっこをしていると、「見に行こうよ」「一緒にやりたい」と話す子が多くいた。音楽に合わせて一緒に踊ったり、体を動かしたりと表現することを楽しむ姿が多くあったので、保育者も一緒に体を動かし、表現する楽しさを共有していった。

食育

食事の際にお皿を持ったり、スプーンの持ち方を意識したりする姿が増えた。中には3点持ちができる子も増えてきたため、様子を見ながら箸を使って食べることにも取り組んでみた。友だちが箸を使って食べる姿を見て、「私も使いたい」「やってみたい」と言う子もいたり、「見て、上手にできるよ」などとスプーンを使って食べる姿を見せてくれたりする姿があるため、子どもたちの意欲をしっかりと褒め、自信に繋がるよう関わっていった。…

2歳こぐま組2023年度8月のまとめ

健康

水あそびの際、自ら衣服の着脱をし、脱いだ服を畳んだり、「どっちが前?」と保育者に確認しながら、自分で着ようとしたり、食後の衣服が汚れていることに気付き、自ら着替えようとしたりするなど、身の回りのことを保育者に見守られながら、自分でしようとする姿が見られた。中には「できない」「先生して」と言う子もいたので思いを受け止めながら、なるべく自分でできるように丁寧に関わっていった。排泄面では、日中布パンツで過ごす子が増え、排尿感覚がわかり、自分のタイミングでトイレに行く姿が増えてきた。遊びに夢中になり、漏らしてしまうう子も見られたので、様子を見ながら声をかけトイレに行けるように誘っていった。

人間関係

友だちと一緒に水をかけ合ったり、泡を使って「洗濯だよ」「アワアワだ」とタオルを洗って楽しんだり、氷の感触や冷たさを共有したりと、夏ならではのあそびを友だちと一緒に楽しんだ。友だちと同じイメージを持って遊びを楽しんだり、玩具の貸し借りを子ども同士でしたりする姿も見られてきた。一方で、玩具を独占したくて友だちとトラブルになることもあった。状況に応じて仲立ちをしたり、思いを受け止めたりしながら、自分の思いを言葉で表現する事を伝えていった。「貸して」「いいよ」「あとで」など少しずつ自分の思いを伝え、やりとりする姿も見られてきた。

環境

水遊びをテラスで行う際にいたカエルやトンボなどをじっと観察したり、虫かごで飼っているカブトムシを直接触ったりする中で、どこに目があるのかどうやって飛んでいるのかなど興味をもつ姿が見られたため、より興味が広がるよう、絵本や紙芝居を読み聞かせたり、保育者も一緒に観察して特長を伝えたりしていった。プランターに野菜を植え、野菜の成長も観察していった。「大きくなったよ」と嬉しそうに保育者に知らせる子も見られた。

言葉

絵本や紙芝居への親しみが深まるよう、繰り返しのある絵本を積極的に読み聞かせをし、言葉やリズムの面白さを感じられるようにしていった。子どもの反応を見ながら、読み方、話し方を工夫し、言葉から物語の世界をイメージし、安心して想像力を膨らますことができるよう配慮していった。子どもたちの中で物語の中の言葉のフレーズを何度も繰り返し、言葉の響きやリズムを楽しむ姿も見られた。

表現

体を動かすことが好きな子が多く、普段から流している曲の中に知っているダンス曲があると、自然と体を動かしたり、友だちと一緒にイメージした動きを取り入れながら、体を動かそうとしたりする姿も見られた。ダンスが苦手な子もいるが、友だちが踊っている姿を見て、一緒に体を動かしてみようとする姿もあった。一人一人が楽しんで体を動かせるように安全に配慮しながら環境を整えていった。

食育

スプーンの持ち方に興味をもちはじめ、「こう?」と下手持ちを確認したり、自ら食べやすい方法に、持ち方を変えたりする姿が見られた。楽しく無理なくスプーンが持てるよう保育者が側につき、一人一人の発達に合わせて丁寧に持ち方を伝えていった。また、あそびや生活の中で、スプーンの持ち方につながるよう、紐通しなど指先や手を使う遊びを積極的に取り入れていった。…

2歳こぐま組2023年度7月のまとめ

健康

水遊びの流れを把握し、自らプールバックを取り、着替えようとする子が多かった。一人で衣服の着脱ができる子もいたので、その姿をしっかりと褒め、自信へと繋げていった。また、「自分で」と一人で着ようとする子も多かったので、さり気なく援助したり、やり方を伝えたりして、自分でできた喜びが感じられるよう配慮していった。

人間関係

気の合う友だちを誘って同じ玩具で遊んだり、一緒にブロックや積み木を組み立てたりして子ども同士でやりとりをして遊ぶ姿が多く見られるようになった。玩具の貸し借りや順番等も、子ども同士でやりとりをする場面が増えてきた。言葉で思いを伝えるが、思うように伝わらなくてトラブルになる時もあるため、保育者がその都度仲立ちとなり、代弁したりしながら友だちと関わる楽しさが感じられるようにしていった。

環境

天候に恵まれ、水遊びを存分に楽しめた。水を嫌がる子もおらず、全身で水を浴びて喜んでいた。バケツに水を入れ、自分の体にかけたり、ホースのシャワーの水を顔や体に当てたりして感触を楽しむ子もいた。また、夏野菜の苗植えも体験した。実際に野菜の苗を見たり、土に触ってみたりし、プランターをホールのテラスに置くことで、毎日成長を観察できるようにしていった。今後も子どもたちと水やりをしたり、観察したりして、収穫に期待が持てるようにしていきたい。

言葉

「がらがらどんが見たい」など見たい絵本を言葉で伝えたり、絵本の内容を覚え、子ども同士で絵本を見たり、読み聞かせの真似をして遊んだりする姿があった。絵本の世界に入り込み、子ども同士でイメージを共有してごっこ遊びへと発展する姿も見られた。保育者も一緒に遊びに入り、言葉を添えたり、イメージを膨らませたりして、子どもたちが言葉でやりとりをする楽しさを感じ、やりとりが広がっていくように関わっていった。

表現

カプラ積み木では、以前は積み木を並べたり崩したりすることを楽しんでいたが、最近では「これお家だよ」「駐車場作っているの」と、自分でイメージしたものを積み木で表現しようとする姿がたくさん見られるようになってきた。子どもたちのイメージを受け止め、「すごいね」「上手だね」と言葉を返し、達成感や充実感が味わえるように関わっていった。また、年長児が見本となり、ダンスも楽しんでいった。お姉さんの動きをしっかりと見て真似して踊ったり、踊りを覚えると、一緒にリズムに乗って全身でダンスを楽しんだりする姿が見られた。今後も、子どもたちが興味のある曲などを取り入れてダンスを楽しんでいきたい。

食育

「どうやったらこぼさず食べられるかな」と保育が尋ねると、「お皿持って食べる」と意欲的に皿を持って食べたり、「見て」と、スプーンの持ち方を意識しながら食べようとしたりする姿が多く見られた。保育者も子どもたちの食べる様子を見ながら、スプーンの正しい持ち方や食器を持って食べるなど食べやすい方法を伝えていくと、食べこぼしもだんだん減ってきた。上手に食べられたことをしっかりと認め、食べる意欲につなげていった。…

2歳こぐま組2023年度6月のまとめ

健康

保育者が「トイレ行こう」と声をかけると、自ら進んでトイレに座る子が増えた。遊びに集中していたり、タイミングが合わず漏れてしまう子もいたりするが、成功した時に大いに褒め、認めることで、自信や意欲につながり、保育者が声をかける前に自らトイレに向かう姿も見られる。家庭との連携を取りながら、今後もトイレトレーニングが行えるよう環境を整えていきたい。

人間関係

ホールに出ると、サーキット遊びをしたり、走り回ったりして楽しむ姿がある。サーキットでは、子ども同士で進む方向を決めたり、「順番だよ」「こっちからだよ」とやりとりをしたりしながら楽しむ姿が見られた。子ども同士でのやりとりを見守り、一緒に身体を動かす楽しさや、面白さを共有できるように関わっていった。

環境

小園庭で虫探しをしたり、小松菜を育てたりと、自然物に触れ合える機会を多く設けることができた。虫の触り方や見つけ方も上手になり、「先生、ダンゴムシいたよ」「かえるいたよ」と嬉しそうに話したり、観察したりして楽しむ姿が多くあった。今後も野菜などの栽培を行い、本物に触れ合える機会をたくさん作っていきたい。

言葉

「いらっしゃいませ」「次の患者さんどうぞ」など、言葉のやりとりを楽しみながら遊ぶ姿が多く見られるようになった。また、「貸して」「後で」など、物の貸し借りも上手にできるようになり、玩具の取り合いが起きた時でも子ども同士で「〇〇っていうんだよ」など教え合いながら関わる姿も少しずつだができるようになってきた。月齢の低い子はまだ簡単な言葉でしか気持ちを表現できないので、必要に応じて保育者が間に入り、気持ちを代弁するなどしてやりとりできるよう関わっている。

表現

絵本や歌が好きで、保育者が読み聞かせをすると側に集まり、おはなしを楽しんだり、ピアノの音に合わせて身体を動かしながら歌ったりしている。カエルやとんぼ、アヒルなどの動物になりきり、動きを真似たり、おはなしに出てくるオオカミやヤギなどの役になりきって遊んだりと、自由に表現する姿が多くあるので、保育者も輪に交じり、演じたり表現したりする楽しさを共有しながら遊んでいった。

食育

小松菜や豆苗などを育てたことで、野菜への意識が高まり、苦手なものでも食べてみようとする姿が増えた。また、食事の際にお皿を持ち食べる子も出てきたので、「上手に持てているね」「お皿ピッカピカになってるね」など声をかけ、子どもたちの自信や意欲に繋がるように関わっていった。…

2歳こぐま組2023年度5月のまとめ

健康

天候も良く気温の高い日も多くなり、水分補給をこまめに、室温に気を付けて調整し、熱中症、感染症などにならないように子どもたちの体調に気を配りながら関わっていった。排泄ではだんだんと自分から進んでトイレに行き排泄する姿が見られるようになってきた。紙パンツから布パンツに移行した事を喜び自分で意欲的に排泄しようとする姿もあった。トイレに関心がなかった子も友だちの影響を受けて自分からトイレに行ったり、ズボンの着脱をしたりする子も見られるようになってきた。子どもたちが安心して排泄ができるよう、楽しい雰囲気を心掛け声をかけていった。

人間関係

友だちと積極的に関わり遊ぶ姿が多く見られるようになり、ホールを友だちと追いかけっこしたり、マットの上でじゃれついて遊んだりして楽しむ様子が見られた。モノブロックを食べ物に見立てて「いらしゃいませ」と友だちに声をかけ、お店屋さんごっこをする姿も見られてきた。場所や玩具の取り合いなど嫌なことをされた時には子どもの気持ちを受け止めながら、「○○くんも使いたかったんだって」と相手の気持ちも伝え仲立ちをし、丁寧に関わっていった。

環境

園庭に出たときや散歩のときなど、自然のものに触れて楽しむ様子が多く見られた。カエルやダンゴムシを見つけると自分で直接手でつかまえて友だちに見せたり、保育者が手に取り、子どもたちに手で触れさせたりして、生き物に触れる体験を通して命の大切さに気付く様子が見られた。

言葉

ごっこ遊びや見立て遊びを自分たちで考え楽しむ姿があった。赤ちゃんになりきって想像の中で友だちとかかわって遊んでいた。「おぎゃあおぎゃあ」と言ったり、「今は○○ってことね」「お母さんだよ」と、言葉のやりとりをしながらイメージをふくらませ遊びを展開している姿があり、保育者も仲立ちしながら一緒に楽しんでいった。

表現

手遊びを始めるとそれを見て、一緒になって加わり、歌いながら体を動かして楽しむ様子が遊びの中で多く見られた。保育者がピアノで「カエルの歌」や「さんぽ」などを伴奏すると歌を歌いながら体を使いカエルの真似をしたり、歩いたりする子どもたちだった。天気の良い日には影絵も楽しんだ。保育者が画用紙で魚やイカなど海の生き物を作り、日にかざして影を作ると、「お魚できたよ」と影を見て嬉しそうに思いを伝える姿が見られた。自分で影絵をして「先生見て」と保育者に見せ、喜びを表現する子が多くいた。

食育

しっかりとよく噛み、食材の香りや風味などを味わいながら食べる姿がある。積極的に食べ、少しずつだが残食も減り、友だちと一緒に楽しく食べている様子がある。遊びに夢中でなかなか食事に向かえない時は、「上手に食べられるね」「これおいしいよ!」と丁寧に言葉をかけ、側に寄り添い、楽しい雰囲気の中で食事に向かえるように関わっていった。…

2歳こぐま組2023年度4月のまとめ

健康

新しい環境や保育者にもすぐに慣れ、好きな場所で遊んだり保育者とスキンシップをとったりして安心して過ごす姿があった。また、進級したことを喜び、意欲的にトイレに行ったり、身の回りの着替えや手洗いなどを自らしようとしたりする姿が多く見られた。子どもたちの意欲的な姿を褒め、さりげなく手助けをしたり、声をかけたりして、自信へと繋げていった。

人間関係

友だちの遊びに興味を持ち、一緒に遊んだり、遊びを真似して同じ場で遊んだりする姿があった。気になる友だちと一緒に遊びたいが、関わり方が分からず、思いがぶつかり合ったり、玩具の取り合いになったりしてトラブルになることもあったので、友だちに関心をもつ姿を見守りながら、保育者が仲立ちとなり気持ちを代弁したりして関わり方を伝えていくようにした。

環境

天候の良い日は、園庭や小園庭に出て、身近な春の自然に触れながら遊ぶ機会を設けていった。「虫さんいるかな」と土を掘ったり草むらをかき分けたりして、探索活動を楽しんだり、草花をごちそうに見立てて保育者や友だちとやりとりを楽しんだりしていた。保育者も子どもと一緒にいろいろな花を見たり、虫を探したりして発見や驚きに共感し、春の自然に触れることを楽しめるようにしていった。

言葉

「虫がいたよ」「たんぽぽがあったよ」「風がつよいね」など、戸外遊び中に見つけたものや感じたことなどを言葉で伝えたり、「お買い物いったよ」「バナナ食べてきたの」など、家での出来事や体験したことなどを保育者に伝えたりする姿があった。言葉で伝える嬉しさや楽しさが感じられるよう、一人一人の言葉にしっかりと耳を傾けて、丁寧に言葉で答えるようにしていった。

表現

保育者と一緒に季節の歌を歌ったり、手遊びをしたりして楽しんでいった。ピアノの曲に合わせて音程良く歌ったり体全体で表現したりして楽しむ姿もあった。また、散歩中に「ちょうちょう」や「チューリップ」など子どもたちから自然と歌声が聞こえてくる場面もあった。保育者も一緒に歌い、表現する楽しさを共有していった。

食育

友だちと「おいしいね」と声をかけ合ったり、空になった皿を「ぴかぴか」と言いながら保育者に見せたりと、やりとりを楽しみながら食事をする姿があった。楽しさから、食材で遊んでしまう姿も中にはあったので、声をかけたり、側で食べる姿を見守ったりしながら、楽しい雰囲気に中で無理なく食べていけるようにしていった。…