5歳ぞう組2021年度2月のまとめ

健康

雪が積もり、戸外で雪遊びを楽しんだ。寒さを感じる子もいたが、「雪だるま一緒に作ろう」「みんなですべり台づくりしよ」など誘い合い、一緒に身体を動かして遊ぶことで身体が温まる心地よさに共感していった。また、感染症対策のため、手洗いうがいだけでなく、こまめに水分補給をしたり、手指を消毒したりすることを伝え、自ら行えるように関わっていった。

人間関係

室内外共に集団遊びを取り入れたことで、普段は一緒に遊ぶことが少ない友だちともペアになることができた。「〇人チーム作ってね」など声をかけると、数を数えながら友だち同士で集まる姿も見られた。子どもたちだけでチームを作る姿を見守り、必要に応じて「〇人足りないよ」など声をかけていった。また、猛獣狩りやフルーツバスケット、椅子取りゲームなどを楽しむ中で、子どもたちから出たルールを追加して遊び、自分たちでルールを決めて遊ぶ楽しさが味わえるようにしていった。

環境

前半は節分にちなんだ製作や遊びを中心に楽しんでいった。集会を通して節分の由来や言葉の意味などに興味を持ち、節分が終わっても「西ってどっち?」など方位に関心を持つ子もいた。話題に出してクラス全体で親しめるようにしていった

後半には、ひなまつり製作に意欲的に取り組むなかで、「しゃくって何?」「なんでひなあられ食べるの?」など子どもたちの疑問があがった。子どもたちと由来や言葉の意味を一緒に調べ、興味や関心が深まるようにしていった。

言葉

卒園式の歌を保育室で歌うことを楽しんだ。歌詞を覚えると、リズムよく歌ったり、言葉の意味を保育者に聞いたりして、気持ちを込めて歌う姿が見られた。また、思い出の言葉をグループに分けて、集団の前で発言する場面を作った。話す時と聞く時の違いを丁寧に伝え、どのようにしたら相手に伝わるか、どのように聞いたら相手が喜ぶかなどを子どもたちと考えていった。自分の順番だと張り切ってしていても、聞く側になると姿勢が崩れる子もいるため、その都度相手の立場に立って考えられるように声をかけていった。

表現

ひなまつり製作では染め紙を楽しんだ。絵の具の色を子どもたちと一緒に決めたことで、様々な色の変化が見られたり、偶然できた模様を見て「ハートみたいだよ」とイメージを膨らませたりして楽しむ姿があった。工程がいくつもあったが、同じテーブルにいる友だちに「どうやってやった?」と尋ねながら作る姿も見られた。時間にゆとりをもって行うことで、それぞれが伸び伸びと表現することができていた。

食育

食肉出前授業でどのようにして肉が出荷されていくのかや牛肉や豚肉の大きさの違いを知ることができた。実際に食べることはできなかったが、家やお店、保育園で出てくるものも同じだということを伝えることで、命をいただくことのありがたさを学ぶことができた。また、給食に使われている食材にも興味をもち、身体の調子を整えるものなどを探して食べる姿もあり、食材への関心や理解を深められるように関わっていった。

育児あれこれ