4歳きりん組2021年度8月のまとめ

健康

水遊びをするための準備や始末の仕方を丁寧に伝えたことでスムーズに行えるようになってきた。砂場で水路作りや、水鉄砲などで水遊びを楽しんでいる。水を嫌がる子はあまりおらず、友だちと水をかけ合ったり、水溜まりに身体や手足をつけてみたり、自分のペースで水に慣れていく姿が見られた。遊びに夢中になると、水分補給に向かおうとしない子がいたため、保育者も一緒に水分補給をしたり、友だちを一緒に誘ったりして、個別に声かけをしていった。

人間関係

友だちと一緒に一つの遊びを楽しむ姿が多くなった。関わることで、友だちとの思いの違いからトラブルになったり、泣いて気持ちを表現したりする姿もあった。一つの遊びから、どんどん遊びが広がっていく姿も見られ、子どもたち同士の関わりから遊びが広がっていった。

環境

朝顔や野菜に関心がもてるよう、子どもたち自身が水やりをしたり、生長の写真を実際に部屋に飾り、子どもたちが日常的に野菜の生長を観察できるよう、環境を整えたりしていった。日頃の会話の中に保育者が話題に取り入れ、野菜の生長や命の大切さに関心が持てるようにしていった。

言葉

平仮名に興味をもち、書いてある字を見て真似をして書く姿が見られた。また、書けたり、読めるようになったりしたことが嬉しくて、自分の読める字を読んで友だちや保育者に伝える姿も見られた。自分や身近な人の名前や、好きなものの名前など身近な言葉に親しませながら、興味を広げられるようにしていきたい。

表現

クラスで、毎日1回は歌を歌い音楽に親しみをもってきたことで、歌に合わせて体を動かし、表現する姿が見られている。簡単な曲のリズムを頭で覚えて、手拍子やダンスの振りなどを使い、友だちと合わせて体を動かす楽しさを味わっていた。子どもたちが、できたことの嬉しさや体を動かすことの楽しさを共感していった。
バルーンを通して、友だちと一つのことを完成させた喜びを味わったり、一緒に表現することを楽しんだりする姿が見られていた。

食育

畑で採れる野菜の量が増えてきて、「たくさん採れた」「大きいのがあった」と収穫を楽しみにする姿が見られた。給食に出してもらい味わってみると、「甘い」「おいしい」という声があり、自ら苦手な野菜も少しずつ口にしようとしていた。また、食育に関する絵本を読んだり、環境の一つとしてすぐに手に取れる場所に本を配置したりすることで、野菜がどうやって出来ているかなど友だちと話す姿が見られた。今後も、子どもたちの思いに共感し、育てた野菜を収穫する楽しさを伝えていきたい。

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