1歳うさぎ組2020年度11月のまとめ

健康

トイレでの排泄に興味を持つ子が増え、タイミングが合うと成功する子がいた。中には、排泄の感覚が分かり始めて、事前に知らせてトイレに向かい、排尿や排便ができる子もいた。意欲的な姿をしっかりと褒めたり、嬉しい気持ちに共感したりして、次に繋がるようにしていった。

歩いたり、走ったり、ジャンプをしたりと体幹が育ち、体力がついてきた。保育者と手を繋いでの散歩は勿論、誘導ロープを握って歌を歌いながら、友だちと一緒にゆったりと歩くことも喜んでいた。

人間関係

月齢の大きい子同士、小さい子同士で関わる姿はまだまだ多いが、別の場所で遊んでいる友だちを指差して「○○ちゃん?」と保育者に名前を確認したり、側に行って遊びの様子を真似たりと、お互いが興味・関心を深めてきていると感じた。特に月齢の大きい子から小さい子への、玩具を譲り渡したり、身の回りのことを手伝おうとしたりという優しい姿が多く見られ嬉しく思った。

環境

食事の前や外から帰ってきた際など、保育者が声をかけなくても手洗い場に向かう姿が見られるようになってきた。忘れていても「手はきれいになったかな?」などと声をかけるとすぐに気がついて向かっていた。ペーパータオルの使用やゴミ箱に捨てるまでの流れを覚えてスムーズに行っていたが、まだハンドルやペーパーホルダーに手が届かない子もいるので、必要に応じて援助をしていった。

言葉

月齢の大きい子どもたちは、絵本やエプロンシアターなどで覚えたセリフや歌を使ってのごっこ遊びをよく楽しんでいた。「(自分)は、オオカミね」「○○ちゃんはおかあさん、して」「いいよ。じゃあ、あっちから来るね」などとお互いのイメージを伝え合い、共有して一緒に遊ぶ姿を側で見守り、必要に応じて仲立ちしたり、参加したりして遊びが盛り上がるようにしていった。

月齢の小さい子どもたちも皆話せるようになり、「せんせー」「いこーよー」などとはっきりとした言葉で保育者に呼びかけ、困っていることや自分の欲求を言葉で伝えようとしている。絵本や紙芝居で知っている物が出てくると、盛んに話そうとする姿があるので、一緒に読み、楽しみながら応答的に関わる時間をもっと増やしていきたい。

表現

散歩先や園庭で花や葉を見つけると、「きれい」「かわいいねー」と言いながら観察したり、そっと手に取って「や(わ)らかい」「カサカサ、いう」などと感触を楽しんだりする姿があった。また、砂遊びに用いて、ケーキのフルーツやカレーライスの具に見立てる子もあった。一人一人の気づきや発想に共感し、「ほんとだね」「おいしそうだね」などと丁寧に関わっていった。

食育

散歩の際、サツマイモや柿などを実際に見る機会を設けていった。子どもたちが自分で気づき「おいも!」「かき、いっぱい!」「おいしそう」と伝え喜ぶ姿が見られた。そして、給食の際には「おいも、はいってる」「かき、あった」などと思い返すことで食欲が増していた。

「カレーライスの歌」や「野菜のパーティー」など、歌絵本やパネルシアターを楽しむことで食材に興味を持ち、味わって食べ進められるようにしていった。

育児あれこれ