5歳ぞう組2020年度10月のまとめ

健康

運動会ごっこが終わってからも、保護者の方を招いて見ていただく期間を設けたことで、継続して運動遊びに親しんでいた。縄跳びが跳べなかった子も跳べるようになり、上達する喜びを味わっていた。また、大縄跳びも人気の遊びとなり、友だちと一緒に体を動かして遊ぶことを楽しむ姿が増えていった。

人間関係

運動会ごっこに向けて、友だちが縄跳びやフラフープなど上達する姿を見ながら、「すごい」「できたね」と一緒に喜んだり、保育者に伝えたりする姿があった。友だちと喜びを共有しながら、クラスで一体感を味わえるように関わっていった。

秋祭りごっこに向けた話し合いの中で、コーナーの担当を決める時に、自分本位に話し合いを進めようとし、友だちの思いに耳を傾けようとしない姿が見られた。必要に応じて保育者が仲立ちをしていくことで、友だちの気持ちを聞こうとする姿がすこしずつ見られるようになってきた。

環境

芋ほりでは、収穫の喜びを味わいながら、友だちと掘った芋の大きさを比べたり、形を何かに見立てたりして楽しめるようにしていった。事前に見ていた「いもいもほりほり」の絵本を思い出し、「絵本に出てきた芋と同じ形だ」と友だちと芋の形を見比べながら芋ほりを楽しんでいた。今後も季節の自然物を見たり、触れたりする機会を持っていきたい。

言葉

友だちに積極的に話しかけ、会話を楽しんでいるが、運動会ごっこの中で、勝敗にこだわるあまり、友だちに強い口調で話す姿が見られた。また、友だちが話をしようとする時に、話を遮って自分が話そうとする姿もあった。話を聞いてもらう嬉しさを味わうことや、相手に思いを伝える時は、どのような言葉や伝え方がよかったのか、一緒に考えることができるように関わっていった。

表現

行事の中で楽しかったこと、嬉しかったことを絵で表現していった。思い通りに表現できない子には、その時の様子を一緒に思い出したり、写真を見たりしてイメージできるように関わっていった。友だちの絵を真似して描く姿を認めながらも、自分で思い出したことを表現しようとする姿を認めていった。竹太鼓は興味を持って、取り組む姿があり、色々なリズムで演奏することを楽しんでいた。曲のリズムに合わせながら演奏したり、友だちと合わせて演奏する楽しさを味わったりできるようにしていきたい。

食育

サツマイモの収穫では、土の感触や匂い、芋の重さなどを五感で楽しみ、自分たちが植えたものを収穫する喜びをしっかりと味わえることができて良かった。

食事中は、友だちとの会話に夢中になり、横を向く、食器を持たないなどの姿が多く見られた。「どういう風に座ったらいいかな」など声をかけ、食事中のマナーなど自分で意識できるように声をかけていった。

育児あれこれ