食事
11月頃より箸を使い始め、箸で意欲的に食べる子どもが多かった。中には握って持つ子どもや、スプーンを使いたがる子どもも多かったため、手を添え正しい持ち方を伝え、嫌がる子どもには、様子を見ながらスプーンも用意し、使えるようにしていった。持ち方も上手になり、進級が近づいてくると自分から箸で食べるようになってきた。また好き嫌いの多かった子どももいたが、苦手な物も進んで食べようとする姿が少しずつ増えてきた。
排泄
家庭と連携を図りながら、一人一人の様子を見ながらトイレトレーニングを進めていった。尿意や便意がわかるようになり、自分からトイレにいくようになった。排尿後や排便後には自分で拭こうとするようになった。排泄後の手洗いもするようになり、少しずつ習慣になってきた。
健康
年度末に溶連菌感染症が流行り体調を崩した子どもがいたが、ほとんどの子どもが元気よく過ごせた。鼻水が出る子どもには、自分で拭くように声を掛けていった。2月から歯磨きを始めた。喜んで歯磨きをしたり、うがいをしていたが、歯ブラシをくわえたまま遊んだり、水を出しっぱなしにしたりする子どももいたため、その都度声を掛けながら見守っていった。
睡眠
布団に入るとほとんどの子どもが一人で入眠するようになった。室温に配慮し快適に眠れるようにしていった。午睡中、尿意を感じ目覚める子どもにはさり気なく声をかけ、トイレに行くように促していった。
身体発達
天気の良い日は努めて散歩に出掛け歩いたり、走ったりすることを喜んでいた。室内でも巧技台を使い、はしご渡りをしたり、とび箱からジャンプをすることを楽しんだりし、積極的に身体を動かし遊ぶことを楽しんでいた。また手先を使う遊びも好むようになり、パズル、プレートブロック、粘土など長い時間集中してじっくりと遊べるようになった。
情緒
友だちとの関わりが増えてきたが、自己主張もするようになり、トラブルも増えてきた。保育者が仲立ちすると「ごめんね」と謝ったり、友だちに譲ったりすることも増えてきた。優しい姿をしっかりと認めていった。また進級が近づくことを楽しみにする姿が増え「自分で」と意欲的に頑張る姿に成長を感じることができた。
言葉
かるた遊びを通して文字に興味を持つことが増えたり、ごっこ遊びで保育者や友だちとのやりとりを楽しんだりできるようになった。ゆったりとした雰囲気の中、子ども達の話を聞き、丁寧に言葉を返しながらやりとりする楽しさを共有していった。