食事
スプーンで食べることを意欲的にする子が多くなり、保育者が介助しようとすると“自分で”とアピールする。なかなか上手くいかない時には、さり気なくスプーンに乗せるなどして、自分で食べたい気持ちを大切にするように心掛けた。又、夏の疲れなのか、食事に気持ちが乗らない子もいるので、個々で量やペースを調節するなど、その子に合った声掛けや対応をしていくようにした。
排泄
トイレが好きな子が多いので、トイレに誘うと「しーしー」「ちっちでるよ」など喜んで排泄しようとする姿があった。トイレが好きな反面、中で遊んでなかなか出てこようとしない子もいるので、「おしっこ出来たね」「ばいばいしようね」など、気持ちが満たされるような声掛けをし、次の着脱にもつなげていけるようにしていきたい。
健康
夏から秋に変わる季節の変わり目で、鼻水が出る子もいたがほとんど元気に過ごしていた。半袖から長袖に替わる子もおり、朝晩は寒くて日中は暑い時もあるので、家庭と連携を取りながら衣服を調節して過ごすようにした。
睡眠
戸外に出掛けてあそぶのが増え、普段より早めに寝る子もいたので、側について体をさすったり、子守唄を歌って安心して眠れるようにした。なかなか起きない子もいるので、気持ちよく目覚められるように環境を整えていった。
身体発達
散歩に出掛けることが多くなり、慣れてくると月齢の大きい子は園から誘導ロープを持って歩くことを楽しんだ。周りが気になったり、距離が長くなり疲れてくると手を離してしまう子もいるので、歌をうたって気分を上げたり、抱っこや保育者と手を繋ぐなど、一人ひとりのペースに合わせるようにした。月齢の小さい子も、広いところで少しずつ誘導ロープを持って歩き、歩く楽しさを味わえるように心掛けた。
情緒
保育者と一対一で関わりたい子が多く、抱っこを求め泣く姿もあったので、なるべく一対一の時間を設けて抱っこで落ち着いたら、気持ちを汲みとれるようゆっくりと会話を楽しみながら向き合っていった。又、友だちとの関わりも増えてきて、玩具の取り合いなどでトラブルもあるが、子ども同士で密にあそび、楽しんで過ごしている姿が見られる。
言葉
秋のうたやおどり、くだものなどから「どんぐりころころ」「きのこ」「かき」「おいも」など月齢の小さい子も、単語を覚えはっきりと伝えることが増えた。又、友だちの名前を積極的に言う子がいるので、「OOちゃんだね」と子どもの声に共感しながら会話を楽しめるようにしていった。