2歳こぐま組2015年度11月のまとめ

食事

スプーンが上手に持てるようになってきた子どもは、家での食事の様子を聞き、箸に移行していった。箸で食べることを喜び、「先生見て」「箸、こうやって持つよ」など意欲的な姿が見られた。しっかりとほめながら、無理のないようすすめていった。まだスプーンで食べている子どもも「○○も箸で食べたいな」と感心を持っていたので箸に移行しやすい持ち方で食べられるよう手を添え、繰り返し伝えていく。

排泄

トイレに行きたくなると「おしっこが出る」「おしっこがもれそう」など保育者に知らせてトイレに行く子どもが増えてきた。トイレに誘うと嫌がっていた子どもも、時々自分から「おしっこ行く」と言ってトイレに行く姿が見られた。しっかりとほめながら意欲につなげていった。中には、寒くなり排尿の間隔が短くなる子どもや、遊びに夢中になりトイレに行きたがらず漏らしてしまう子どももいたので、一人ひとりの排尿の間隔を把握しながら、活動の節目に誘うようにしていった。

健康

暖かい日も多かったが、寒暖差の変化で、鼻水や熱が出て体調を崩す子どもが多かった。鼻水が出ている子どもには、自分で拭くように声をかけ、拭き残しは、保育者がさり気なく拭くようにしていった。衣服の調整がしやすいように厚手の服をもってきてもらったり、散歩に行く時は上着を着せたりするようにした。

睡眠

布パンツで寝る子どもが増えているが、寒くなり、排尿が間に合わず漏らしてしまうこともあった。排尿の間隔が短い子どもは早目に起こしトイレに誘っていった。また厚手の上掛けを持ってきてもらい、入眠する時はエアコンで室温を調節するなどし、快適に眠れるようにしていった。

身体発達

天気の良い日は朝から「散歩に行きたい」と保育者に伝え、散歩を楽しみにする子どもが多く散歩に出掛ける機会を増やした。土手を登り降りしたり、土手から伸びている根っこを引っ張って遊んだりし、活発に遊んでいた。室内ではパズルで遊ぶ子どもが増えてきた。上手にできるようになると「難しいのがいい」とピースの数が多いパズルを好んでするようになるなど、手先を使った遊びもじっくりと集中して遊べるようになってきた。

情緒

友だちと一緒に遊ぶことが増え、特定の友だちとよく遊ぶようになってきた。仲良く遊んでいるが、時々、お互いに自分の思いが譲れず、言い合いになりトラブルになることもあった。その都度、保育者がお互いの思いを汲み取り、代弁しながら仲立ちしていった。

言葉

日常の出来事を保育者や友だちに伝えたり、散歩の時に出会った人にすすんで挨拶をしたりするようになってきた。ままごと遊びの中で「○○下さい」「ちょっと待って下さいね」など子ども同士のやりとりが盛んになり、おやつや食事の時「○○のおかわり下さい」と丁寧な言葉で言える子どもも増えてきた。保育者も生活や遊びの中で、丁寧な言葉で伝えるようにしていった。

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