健康
新しい環境での疲れや気温差などから熱が出たり、鼻水や咳が続いたりして体調を崩す子が多かった。一人一人の体調の変化に気をつけながら、家庭と連携をはかるようにしていった。気温差も大きかったので、部屋の温度や子どもの服装にも気をつけ、快適に過ごせるようにしていった。
人間関係
新入園児は涙が出る姿が多かった。ゆったりとした生活リズムの中で新しい環境に無理なく慣れていけるように関わっていった。在園児も親しみのある保育者が見えなくなると不安になって涙が出たり、後追いしたりする姿も見られた。１対１での関わりを大切にして一緒に遊んだり、抱っこしたりしながら安心して過ごせるようにしていった。保育者の語りかけに喃語で応えたり、触れ合い遊びを楽しんだりして、保育者とのやりとりに喜びを感じている子の姿が見られていた。
環境
動きが活発になり、ずり這い、伝い歩き、一人歩き、ハイハイなどで気になる場所へ移動し、探索を楽しんでいた。部屋にカラーマットを用意すると段差や斜面を上り下りしたり、マットの上で手足を動かしたりして体を動かして楽しむ姿が見られていた。一人一人の好きな体勢で体を動かして遊べるよう環境を整え、安全に配慮しながら動きを見守っていった。
言葉
保育者とのやりとりの中で、喃語や一語文が聞かれるようになってきた。子どもの声に耳を傾け、丁寧に言葉を添えながら言葉で表現する喜びが味わえるように関わっていった。月齢の高い子は喃語や指差しでさまざまな欲求などを伝えようとする姿が見られていた。
表現
音楽が流れると、体を揺らしたり、手をたたいたりして喜ぶ姿が見られていた。保育者も一緒に歌ったり踊ったりすることで楽しい気持ちに共感していった。月齢の小さい子は、嬉しい気持ちを手足を動かし表現していた。「○○だね、嬉しいね」など気持ちを代弁するようにしていった。
食育
離乳食の子は、手で食材を掴んだり、大きな口を開けたりして食事に意欲的だった。また月齢の大きい子も食べる事を喜び、自分で手づかみをして何でもよく食べていた。コップで飲めるようになった子もおり、「すごいね、上手にもてたね」など、自信に繋がるような声かけをしていった。月齢の小さい子は、ミルクの時間の前になると泣いて訴えることも多くあった。安心できる言葉かけで気持ちを受け止め、ゆったりとした雰囲気の中で授乳できるようにしていった。
