1歳うさぎ組2016年度5月のまとめ

食事

保育者が食事の準備をしていると、自ら椅子に座る子が多く、食事に対して意欲的な様子が伺える。食事では好きな物は進んで食べるが、嫌いな物は口にしなかったり、吐き出してしまう子がいる。細かくしたり、少しでも食べてみようと思えるような声かけをしたりと、無理のないように進めていった。また、月齢の小さい子は給食前や食事中に眠たくなる子もあった。寝てから食べるなど、一人ひとりの生活リズムに合わせていった。

排泄

トイレに子どもたちの興味のあるキャラクターが見えるようにすると、指差しをしてトイレに興味を持つ子がいた。自ら、便器の近くに行こうとする子もいれば、中には入られずキャラクターの絵を見るだけの子もいた。また、保育者が排泄に誘う声掛けをすると、自らズボンやパンツを脱ぐしぐさをしていた。まだ、一人ではできないので、保育者が手を添え少しでも自分でできる喜びが味わえるようにしていった。

健康

中には、体調を崩す子もいたが4月に比べて咳や鼻水の出る子は減っていった。また、気温の変化が激しく日中暑い日には排尿が少ない子もいた。水分補給を促し、健康に気をつけていった。また、食事が終わると自分のオシボリで口を拭こうとしたり、エプロンを外そうとしたりする子もいた。さりげなく、保育者が手伝い、自分でして見ようという意欲を大切にしていった。

睡眠

新しい環境にも少しずつ慣れ、泣くことなく入眠できる子が増えてきた。保育者が抱っこをしたり、側につき背中をさすったりすると安心して眠る。中には、母親を思い出し涙が出る子もいたが、安心できる声掛けとその子にあった入眠の方法を保育者同士や保護者とも連携して考え対応していった。気温が高くなり午睡時に汗をかく子がいるので、タオルケットを持ってきてもらったり、室内の温度を調節したり快適に眠られるよう配慮していった。

身体発達

戸外遊びで園庭に出ると、あちこち歩き回ったり、かけっこをしたりして楽しんでいた。室内では、ハイハイから少しずつ歩けるようになった子もいるので、歩行を促せるような活動を取り入れ、歩く楽しさが味わえるように配慮した。室内遊びでは、手作り玩具を利用し、段差を作るとハイハイで上り下りを楽しむ子がいた。また、ダンボールを両手で押したり、ダンボールの出入りを一人で楽しんだりしていた。全身を使って楽しめるような環境構成にしていった。

情緒

2歳児の遊びに興味をもち、真似する子もいた。友だちの持っている玩具が気になり、押したりたたいたりすることもあったので、保育者が仲立ちとなりながら、気持ちを代弁し遊びに加わっていった。

言葉

リズム遊びに興味を持つ子がいた。フレーズの一部分を保育者の声にあわせて歌っていた。まだ言葉にはならないが、自分の思いを指差しやジェスチャーで伝えようとする子もいた。子どもたちの言葉にじっくりと耳を傾け、言葉を重ね、やりとりを楽しんでいった。

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