健やかに伸び伸びと育つ
指差しや仕草で気持ちを示すことが多くなって、簡単な単語や喃語も多く発して伝えようとする姿が見られる。「〇〇?」言葉にして代弁してみると、横に首を振ったり、頷いたりしてやり取りする姿が見られるようになる。手づかみ食べをしている時に、スプーンが持てるように差し出すと、少しずつスプーンを握って使ってみようとする姿が見られた。
身近な人と気持ちが通じ合う
高月齢児は、「て!」と、自ら他児に手を差し出して、友だちと手を繋いで歩きたい気持ちを示し、誘う姿が見られるようになる。他児もその誘いに応じていたので、安全に歩ける公園内の遊歩道を一緒に歩いた。お互いに視線が合うと嬉しい、楽しい気持ちを笑顔で共有していた。手を繋いで歩いても、握り続けることが難しく自然と手が離れてしまうが、お互いに誘い合って再び手を繋ごうとしていた。
身近なものと関わり感性が育つ
周辺を散歩し、柑橘類の大きな実や草花、鳥や犬等を見つけると指差しをして保育者や他児に伝えたり、よく見ていた。雪が降った数日後に、雪かきをしている雪を見つけて「ゆき!」と喜びの声が聞かれた。触って見て、冷たさを味わった。また、保育士が大きな塊の雪を持ち上げると、水がたくさん流れ落ちその様子を興味深く見ていた。