健やかに伸び伸びと育つ
高月齢児は先月から鼻水や咳が続いている。気温が低くなってきたので、散歩時は上着を着たり、保育室の気温や湿度を調節したりした。戸外では寒さに負けずに元気に歩行を楽しんでいた。
食事面では、食具を使って食事をしようとする姿が増えた。まだ上手く使えないので、手を添えて持ち方を伝えることや食具に一口分乗せるなど一人ひとりに合わせて援助を行った。「おいしいね」など声掛けをして楽しい雰囲気で食事を楽しめるようにした。
低月齢児は子どもの状態に合わせてミルクや睡眠のタイミングを合わせた。小さな物音で目が覚めてしまうので高月齢児と活動を分けて静かに過ごせるようにした。
身近な人と気持ちが通じ合う
高月齢児は友達に対して興味が強くなってきて一緒に遊ぶ姿が増えた。しかし、遊んでいる時に玩具の取り合いのトラブルも出てきている。保育者が仲立ちをして一緒に遊んだり、同じ玩具を用意したりしている。また、新入園児に興味を持ち、顔を覗いてみたり、手を伸ばして触ろうとしたり玩具を渡すなど関わってみようとしていた。
低月齢児は保育者が話しかけると笑い、「あーあー」など声を出していた。友達が近くに来ると、興味があるようで手を伸ばして触ろうとしていた。
身近なものと関わり感性が育つ
高月齢児は本棚から自分の好きな絵本を持ってきて保育者に読んでもらうことを喜んでいた。繰り返しの言葉を話すことや絵本の動きを真似して体を動かすことを楽しんでいる。手遊びをすると、歌に合わせて「トントン」と言いながら保育者の動きを見ながら一緒に手遊びを行っている。
低月齢児はベッドに付いているメリーゴーランドを見て笑い、手足をよく動かしていた。また、玩具にも少しずつ興味を持ち、吊り下がっている玩具に手を伸ばして揺らしてみたり、保育者が玩具で遊んであげると笑って反応したりした。