健康
長期欠席が続いた子どもについては、園の生活リズムに慣れないことから、夕方になると眠くなる子が数人いた。
寝てしまう子には、保育室の隅に布団を敷き、30分程体を休められるよう対応していった。
また、保護者の方から午睡をしてほしいとの声が数人あったため、子どもの気持ちや様子を見て、午睡への誘い掛けを行っていった。
人間関係
半月経つと登園時、涙が出る子や不安そうに保育室へ入ってきていた子も慣れ始め、笑顔が見られる日が多くなってきた。
遊びでは、少しずつ気の合う子を見つけ、その中で遊びを共有したり、集団での遊びに広がっていったりする姿が見られるようになってきた。子どもの名前を呼び返事をしてもらったり、自己紹介をしたりする機会を作ったことで、友だちの名前を知る、自分の名前を伝えることができよかった。
環境
登園時、朝の支度や流れを伝え続けていった。慣れると、自分でする子が増えてきた。保育者に尋ねながらする子、やり方がわからない子がいるため、一人一人の対応を心掛けていった。
また、クラスのみんなで確認できるよう話をする機会をつくり、確認していった。伝え方を話だけではなく、イラストを使って掲示するなど、工夫していきたい。
言葉
友だち関係もまだ慣れていないことから、なかなか自分の気持ちが伝えられず、泣いて訴えたり、保育者に助けを求めたりする姿がある。保育教諭等にも言葉で伝えるのが難しい子もいたため、いやだった気持ちに寄り添って共感した言葉掛けを掛け、安心し思いを伝えられるような関係づくりに配慮していった。
表現
ピアノを使って、リトミックや季節の歌を取り入れ遊んでいった。「たなばたさま」では行事に向け歌を歌っていったが、繰り返し歌いたいという声もあり、楽しんでいる様子がうかがえた。
「ちょうちょ」「かえるのうた」を弾くと、リズムに合わせて跳ねる子、ちょうちょになりきった動きをする子、友だちの動きを真似して楽しむ子、自由に表現することを楽しんでいた。今後も新しい曲を取り入れていきたい。