食事
トマトなどの夏野菜を好んでおかわりする子どもがいた。メニューによるが、初めは一口も食べず嫌がっていた子が、保育教諭等の働きかけで少しずつ口にする姿があった。子ども一人ひとりの食欲や好みに合わせ、無理なく進めていくことで、完食しおかわりをする子が増えた。
睡眠
週明けでリズムが崩れていたり、暑さで疲れが出てくると、いつもより長い時間たっぷりと眠り、起こしても起きない姿があった。一人一人の体調に合わせて休息が取れるようにリズムを作っていった。
排泄
おむつを履いていてもトイレで排尿できる子が増え、生活リズムと共にトイレのリズムが自然にでき便座に座る様子が見られた。トレーニング中の子は、無理させず本人の意向を聞き、進めていった。布パンツで過ごすことで気持ち良さを感じ、自信をつけていく嬉しそうな姿が見られた。
健康
突発性発疹や軽い結膜炎が出た他は、登園児に関しては大きく体調を崩す子は見られなかった。シャワーを行い、汗を流して皮膚を清潔にし、かゆみが見られたときはワセリンを塗るようにした。シャワー後に部屋を冷やしすぎないよう気を配り、部屋の温度に注意して冷房を適切に使った。水分補給と休息をこまめに行い、個々の体力や様子を注意深く観察していくことで大きな病気やケガにつながるようなことなく過ごすことができた。
身体発達
「自分で」と言い、意欲的に着替えをする姿が見られた。靴を履く時にも「(左右)合ってる?」と確認しながら自ら履く姿があり、生活リズムを覚え、身の回りのことができるようになってきた。
手遊びや動物の動きの真似など、保育教諭等の模倣をして身体を動かして遊ぶことができるようになった。また、本物の虫と図鑑を見比べたり、生き物の様子を集中して観察したりしていた。
情緒面
緊急事態宣言下で休みの家庭が多く、少人数でゆったりとした生活リズムの中で過ごすことができたせいか、全体を通して落ち着いて活動する様子が見られた。友だちと関わることが増え、思いが通らないときなどは保育教諭等が気持ちを受け止め仲立ちとなることで、気持ちの切り替えを行う姿が見られた。
言語
ごっこ遊びなどを通して友だちと関わることで、積極的に言葉でやりとりする姿が見られた。また、休みの日の様子を保育教諭等に「~に行ったんだよ」などと伝える様子が見られた。図鑑を見ながら「これはなんだろうね」などと話す様子があり、保育教諭等や友だちとの会話を楽しむ様子が見られた。