健康
登園を続けていた子どもと自粛していた子どもの体力差や体調等に配慮し、個々のペースに合わせた生活や遊びの進め方を促していった。また、子どもと一緒に夏の過ごし方や病気にならない方法を考えていくとともに、適度な休息や水分補給等も促していった。
人間関係
7月から登園を始めた子どもは、新しい友だちに興味を持つ一方で、人見知りをして声をかけられなかったり、一人で遊んで活動に参加しなかったりしていた。そんな中、以前から登園していた子どもの方から声をかけ、生活の進め方を教えたり、遊びに誘ったりする姿が見られた。すると、徐々に打ち解け合っていく姿があった。
環境
7月から登園を始めた子どもは心待ちにしていた登園を喜び、新しい環境を探索しながら、自分でやりたいことを見つけていっていた。特に、男児はブロック等の玩具に、女児は折り紙や塗り絵等の教材に興味を示していた。また、以前より登園していた子どもは、友だちと考えを出し合いながら、自分たちの力で遊びの環境を整えていっていた。
言葉
活動面では、絵本の読み聞かせで文字のない絵本に興味を持ち、それぞれが絵から感じ取ったことを言葉に表して伝えあう姿が見られた。また、暑中見舞いの手紙を書くことを通して、大切な人への思いを文字で伝える方法を知った。
交友面では、7月から登園を始めた子どもは、自分の思いを言葉で伝えられなかったり、他児の言葉を受け止められなかったりすることがあった。また、言葉で表せない思いを態度で表し、他児を傷付けてしまう子どももいた。その際は保育教諭等が個々の思いを受け止めながら、ありのままの思いを言葉で伝えるよう促していった。