【健康】
6月とは思えないほど暑く、健康面の心配があったが、大きく体調を崩す子はいなかった。外での活動時間を短くしたり、例年より水遊びを早く開始したりして、水分補給をしながら、涼しく過ごした。また、汗をかいた日にはシャワーをして快適に過ごせるようにした。暑い日が続いたが、全体的に元気に過ごせた1か月だった。
【人間関係】
少人数での集団遊びを楽しめる子が増えてきた。戸外へ出るにも“じゃんけん迷路がしたいから”広場に行こう!や“ミミズ探したいから”階段行こう!など、目的を持って遊びに行く様子が見られる。
トラブル時、まだ自分の思いが上手く言葉で表現できず、モヤモヤした気持ちを抱えている子が多い。少しずつ「やめて」「てつだって」と単語が出たり、怒ったり泣いたりしている理由を担任になら伝えられたりといった姿が出てきているので、お互いの気持ちを聞いたり、思いの橋渡しをしたりしながら、丁寧に対応していきたい。
【環境】
暑くなってきて、蚊も増えてきたことで、大好きな森や草の茂みには行かれる回数が減ってしまったが、夏ならではのどろんこあそびやボディペインティング、水遊びなどをダイナミックに楽しんだ。
「行かない」と外へ出ることを拒む子もいるので、無理に連れ出さず、戸外と室内で分かれて遊んだりして、子どもの気持ちを尊重しながら環境づくりをした。
【言葉】
4月に引き続き、保育士に自分の思いを伝えようとする姿は多いが、困った時や嫌なことがあった時に自分の意思を言葉にするのがまだ難しい場面が多く見られる。一方で、当初は自分の意思に反して頑張ってしまっていた子たちは、悔しい時にしっかり落ち込んだり、思いっきり泣いたりといったマイナス感情を出せるようになってきた。ありのままの姿を出せたことを担任が言葉にして認めつつ、いつかは言葉で気持ちを伝えられるよう、思いを受け止めながらゆっくり丁寧に関わっていきたい。
【表現】
どろんこあそびでは、水たまりに寝そべったり思いっきりジャンプしたり、ボディペインティングでは、顔にまで絵の具を塗って楽しんだりと、ダイナミックに遊ぶ姿が印象的だった。全身で思いっきり遊んだ日には、その後のクラスの雰囲気からも、たっぷり遊んだ充実感が子どもたちの様子から伝わってくる。
手先を使った製作も経験しているところで、セロハンテープを丸めて紙同士をくっつけたり、はさみで直線や簡単な曲線を切ったりと、今後何か自分で作りたいものが出てきた時に、形にしやすいよう、色々な技法を取り入れている。もちろん手先の器用さなど個人差はあるが、経験として今後も色々な製作を取り入れていきたい。