【食事】
全体的に食事エプロンを自分でつけようとする姿勢が見られるようになってきた。できないと「やって」と保育者に助けてほしい意思を伝えることができているため、引き続き子どもたちの言葉を待っていきたい。献立によってはおかわりが足りないほど全体的によく食べるものもあり、納豆丼やひじきの炒め煮など野菜嫌いな子が完食できたものもあった。また、献立名にも興味を示し始めていて、「カチュンバル風サラダ」は発語を楽しむ姿も見られた。
【排泄】
クラスの半数の子が日中は布パンツで過ごしている。布パンツの子は、保育者に誘われて排尿することが多かったが、少しずつ「おしっこ」と自分のタイミングでトイレに行く姿も見られるようになってきている。紙おむつの子も自ら抵抗なくトイレに座ったり、トイレでの排尿が成功したりと少しずつだが個々に変化が見られている。引き続き、個々のペースに合わせ負担のないようすすめていく。
【健康】
下旬に発熱での早退、欠席が数名いた。咳、鼻水の症状が続いている子も多いが、体調不良で欠席する人数は少なく、全体的に元気に過ごしている。日中と夕方で気温に差があるため、戸外では時間帯によって上着の調節をしながら過ごした。日によって冷え込むことも出てきたので、一人ひとりの様子をよく見ながら、体調を崩すことのないよう、すぐに体調の変化に気付けるようにしていきたい。
【睡眠】
日によっては、眠らずに絵本を見ながら静かに過ごしている子がいたり、なかなか寝付けずに入眠が遅くなる子もいたりするが、全体的にとてもよく寝ている。布パンツの子は布団に入る前にトイレに行っているが、おもらしが見られることも度々ある。その際、おもらしをしても失敗と捉えず、“着替えれば大丈夫”という雰囲気作りを心掛けている。寒くなってきたこともあり、なかなか起きられない子が増えてきたが、無理に起こさず、様子を見ながら個々に声掛けをしている。
【環境】
落葉、虫、すすき、背の高い草むら、冷たい風など、この時期ならではの自然を存分に感じながら、戸外活動をのびのびと楽しんでいる。トトロの森、遊歩道、環二の橋、人道橋、消防署など、行ったことのある場所が増え、子どもたちも名称と場所が一致してきたため、散歩コースを子どもたちと相談して決め、目的地はもちろん、その道中も楽しみに出かけている。背の高い草むらの中を駆け抜けたり、落葉の山に埋もれたり、くっつき虫が服にたくさんついてチクチクする感覚を味わったりと、園周辺で毎日のように秋を満喫できた。
【言葉】
「鼻水出た」「できない」等の自分の意思表示に加え、「ティッシュちょうだい」「やって」等の保育者への要求も、少しずつ言葉で伝えられる場面が増えてきた。子どもたちが困っていそうな場面でも、保育者がすぐに手を貸してしまわず、子どもからの意思表示(言葉)をじっくり待ったり、どうしてほしいのか気持ちを言葉で伝えられるよう促したり、引き続き、個々の発達に合わせながら声を掛けていきたい。また、友だちの発したちょっとした単語やメロディを面白いと感じると、どんどん真似してクラス全体に広がったことが多々あり、言葉や歌が楽しい時間のきっかけになることも増えた。