2歳もも組2020年度2月のまとめ

食事

エプロンをしなくても、服を汚すことが少なくなり、食事の仕方の成長を感じる。スプーンの使い方もしっかり持てるようになり、お皿の中の小さな食材も最後まで自分で集めて食べられる姿まで見られるようになっている。数名、お箸への挑戦も始まり、難しい時にはスプーンも併用して、安全に無理のないように進めている。野菜は全体的に苦手ではあるが、見た目や調理の仕方によって、「たべてみる」」「おいしい」など、自分から挑戦している子もいて、保育者と一緒に喜び嬉しい時間を共有することが出来た。食への興味がより湧くような声掛けや、介助を今後も工夫して行っていきたい。

睡眠

自分の布団を見つけると、飛び込む様に布団に入っていく姿が見られるなど、スムーズな午睡時間となっている。かけ布団を少し折ってかぶる子や、くるまるようにかける子など、自分で好きなかけかたをして、布団へ入るとすっと目を閉じ、午睡時間への気持ちの切り替えがしっかりとできている。気温が少しずつ上昇し、寝起きもすっと起きられるようになり、午睡からも季節の移り変わりを感じられた。気温、湿度に注意をしながら、快適な午睡時間になるように心掛けていきたい。

排泄

トイレに行くことを嫌がることなく、布パンツで過ごしている子は自分からトイレへいきたいことを知らせてくれ、安定した排尿となっている。排便をトイレですることはまだまだ難しいが、数名トイレで排便でき、本人も、驚きと嬉しさで喜ぶ姿が見られ、周囲のみんなで喜び、良きお手本となっている。散歩時にも布パンツで過ごせる子も増えてきて、トイレトレーニングが進んでいるが、家庭での様子を聞きながら、個々で丁寧に対応をして、少しずつ進めていくようにしていきたい。

健康

寒暖差があり、鼻水が出ている子は多いが、「はなでた」「ティッシュ」など、保育者にすぐに教えてくれ、清潔に過ごそうとする姿が見られる。また、自分で鼻をかんでみる子もいて、成長が感じられた。ティッシュの後処理など、感染症対策の為、ゴミ箱へすぐに捨てるように、声掛けを行っていった。手洗いも習慣づき、小まめに行えていて、うっかり忘れてしまった子に、「○○ちゃん、て、あらってないよ」と優しく教えてくれる姿まで見られるようになっている。衣服の調節や、気温、湿度に十分注意しながら感染症対策をしっかりと行っていきたい。

人間関係

おままごとでは、配役を決めて遊ぶなど、関係が深まって遊ぶ姿がみられ、集団が大きくなって遊ぶ姿が見られるようになっている。その際、座る場所の位置や、遊び方の違いなどで、トラブルとなり、どんどん口調も強くなっていき、保育者が介入することも多くなっている。成長の過程ではあるが、どうしたら楽しく友だちと遊べるかなど、助言を行いながら、関係が深まり、遊びが広がっていけるようにしていきたい。また、見守ることも大切にして、自分達で話すことの大切さも少しずつ味わえるようにもしていきたい。

環境

友だちと手を繋いで歩くことが上手になり、また気温も温かくなり、散歩へ出かけられることが多くなった。木々をみながら季節の移り変わりを感じることもでき、また、他クラスと一緒に出掛けることで、大きいクラスの子には優しく援助され、小さいクラスの子には守ってあげるなど、幼児クラスに向けての気持ちの準備ができるよい経験となっていた。また、身近な園庭で、花を眺めることや保育者の水やりを一緒に手伝ってくれること、すぐ真上に飛んでいるヘリコプターに「ばいばい」と大きな声で見送るなど、園庭でも楽しめることが沢山あった。今後も周囲の様子に興味関心が持てるように色々と工夫や声掛けをしていきたい。

言語

「あっちにおおきいきが、あったよ」「じゃんぱーできない、てつだって」などその場の状況や、気持ちを言葉で教えてくれて、保育者にしっかりと伝わる。ごっこ遊びで、小石を並べて「いらっしゃいませー。じゅーすやさんですよ」など言葉で遊びを楽しむ姿が見られるようにもなっている。困った時にも涙ぐむだけでなく、言葉で伝えてきてくれて、解決することも早くなっている。遊びの中で、「ぐあいわるいの。ねてください。あしがいたいんですか」など可愛らしい言葉も沢山聞かれ、雰囲気も明るくなり、微笑ましく見守っている。今後も保育者が分かりやすく、丁寧な言葉で話しをしていき、より気持ちが伝わりやすくなるようにしていきたい。

表現

踊りを踊ると、体全体で嬉しそうに表現し、歌を歌うと立ってどんどん前にくるなど、みんなで一緒に表現する楽しさを味わっている。粘土遊びでは初めの頃、丸める、伸ばすくらいだったものが、「ハンバーグ」など少しずつ何かに見立てながら楽しむ姿が見られるようになっている。ひな祭り制作では、はさみを使用して緊張しながらも集中した時間を過ごせ、出来上がったお雛様を眺めて制作した充実感を味わっていた。着物の色を自分で選びイメージも膨らませていたので、今後も様々な素材で自由に表現する楽しさがより、味わえるようにしていきたい。

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