1歳さくらんぼ組2021年度1月のまとめ

【食事】

野菜は苦手な子が多いが、白米、汁物、肉・魚類が好きで、おかわりの量を増やしてもらっている。「おいしい!」と笑顔を浮かべながら、全部なくなるほどよく食べている。食具の持ち方も、上手になってきているが、まだまだ手掴みで食べる姿も見られる。フォークや食器の持ち方を見せたり、手を添えたりしながら、自分で食べようとする意欲を大切にしていく。

【排泄】

寒さから、トイレにいきたくない気持ちも出てきている。子どもの思いを受け止めながらも、意欲が見られる時には、タイミングを見て誘ってみる。尿意や便意をそぶりや言葉で知らせることもあり、個別に声をかけ、排泄に成功した時には、「出たね、すごいね!」などと声をかけ、その姿を認めたり、出来て嬉しい気持ちに共感したりして、次の自信へ繫がるよう関わっていく。

【健康】

長期の休み明けなので、朝の受け入れを大切にして、保護者との連絡を密にする。気温を考慮しながら、室内でも身体を楽しく動かし、遊べる工夫をしていく。体調面では、鼻水が出たり、微熱から欠席したりする子もいたが、元気に体を動かし、少し遠い散歩でもしっかりとした足取りで、たくましさ、成長を感じられた。新型コロナウィルス感染症予防のため、こまめな換気や、手洗い、水分補給の徹底や、室内環境の消毒に努めていく。

【睡眠】

食事が終ると布団に入って入眠する体制になる子や、玩具の棚の前で、好きな遊びを満足のいくまで楽しんで布団に入る子がいる。家庭での睡眠時間や起床時間が様々なので、その子に合った休息時間がとれる様、配慮しながら布団に誘ったり、背中をさすったりして、安心して入眠できるようにしていった。

【環境】

1月は寒い日が多く、雪や氷、霜柱などのこの時季ならではの自然事象に触れる機会が多かった。恐る恐る触れながらも、目は好奇心で輝いている。冷たさに慣れてくると、自ら素手でバケツの中に入れて、持ち歩きながら時折指で触ったり、友だちと足で砕いて笑ったりしながら遊んでいる。制作は、指先を使う遊びが十分楽しめるよう、シール、クレヨン、絵の具などを用意する。だるまや鬼のお面、豆入れなどを作り、出来た自分の作品が室内に飾られていると、「○○ちゃんの!」と満足そうに眺めている。自分で出来たことが楽しくなるように、室内環境を整えていく。

【言葉】

「かして」「だめよ」「いいよ」「ありがとう」など、簡単な言葉を伴った動作が少しずつ身に付いている。月齢の大きい子は、以前経験したことや、自分の思いを多語文で伝えられる子が増えている。月齢の小さい子は、1~2語文での簡単なやりとりを楽しむ姿が見られた。子どもたち一人一人の言葉に耳を傾けたり、丁寧に応答したりして、言葉でのやりとりの楽しさが味わえるようにしていく。ゆっくり、聞き取りやすい言葉で話しかけたり、表情や身振り、スキンシップを交えたりしながら、思いが通う実感がもてるようにする。

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