4歳りんご組2025年度5月のまとめ

【健康】

ウイルス性胃腸炎が園内で流行し、クラス内にも1名感染者が出た。また、発熱による早退者が出る等、急に高熱が出る子が数名いた。急な体調の変化に気をつけながら、少しでも気になる様子があれば検温するなど、丁寧に対応していく。
どろんこあそびが始まったことで、シャワーをする機会が出てきた。自分で体を拭く、着替えをするなど、少しずつ身の回りのできることは自分でやり、快適な園生活につながるようにしていきたい。

【人間関係】

やりたい遊びがなかなか見つからず、まだ“遊び”よりも“人”で選んで過ごす子が多いように思う。一方で、やりたい遊びがある子は、遊びを妨げられたり自分のペースで遊べなかったりすると、怒ったり泣いたりして、嫌だった気持ちを表現している。こうした思いのぶつかり合い、けんか、トラブルは、引き続きお互いの気持ちを聞いたり、思いの橋渡しをしたりしながら、丁寧に対応してく。また、友だちの行動を気にしすぎてしまい、保育者に報告に来ることも多いので、お茶がこぼれてしまったらどうしたらいいのか、片づけをしないで遊んでいる子にはどうしてほしいのかなど、自分で考えて行動できるようにしていきたい。

【環境】

森を存分に活用し、たくさん散歩へ出かけた。斜面スペースでは登っては滑り降りてを繰り返し、丸太が倒れているところでは一本橋渡りを楽しみ、おさるの木にぶら下がるなど、道順や目的地を変えながらたっぷりと自然に触れて遊んだ。「行かない」と外へ出ることを拒む子もいるので、無理に連れ出さず、戸外と室内と分かれて遊んだりして、子どもの気持ちを尊重しながら環境づくりをした。

【言葉】

4月に引き続き、保育士に自分の思いを伝えようとする姿は多いが、困った時や嫌なことがあった時に自分の意思を言葉にするのがまだ難しい場面が多く見られる。まだ叫んだり怒ったりすることで表現している子には、保育士が代わりに言葉にすることで伝え方を学び、いつか言葉で相手に伝えられるようにしていきたい。

【表現】

新しい環境への緊張感が和らいできて、いい意味でふざけられるようになってきたり、“こうしたい”を少しずつ伝えられるようになってきたり、少しずつその子本来の姿を出せるようになってきた。引き続き、子ども一人一人の気持ちを受け止めながら、スキンシップ遊びなどを通して、満たされ、安心して楽しく過ごせるように関わっていきたい。空き箱への興味も出てきており、少しずつ廃材工作の楽しさを味わえるよう、作り方や遊び方、用具の使い方なども伝えていきたい。

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