1歳みかん組2020年度8月のまとめ

食事

保育者が、食事の準備をしているのを見て、お腹が空いた子から手洗いをしようとする姿が見られた。手洗い後に、自分でエプロンを取って着席する流れが身に付いてきている子の姿も見られる。手掴み食べの姿が減り、スプーンを使って食材を自分で口に運ぼうとする姿が増えてきている。食べ物の見た目で嫌がることもあるが、小さくして一口食べてみると気に入っておかわりをするなどの姿も増えてきた。

排泄

友だちがオムツ替えをしたり、便座に座ったりしている姿を見て「自分も」とトイレに向かう姿が増えている。トイレでの排尿の間隔が掴めてきた子は、午睡前などにトイレに行く習慣が身に付いてきている。また、保育者がズボンを穿きやすいように置いておくことで、自分で足を通したりお尻まで上げようとする姿が見られるので、自分でやりたい気持ちを大切にしながら見守ったり自分でできた達成感に共感したりしていく。

健康

月の後半に咳や鼻水が出始める子が数名いた。体調の変化には十分に注意しながら検温や触診をこまめに行った。暑さや休み明けの疲れから体調が崩れないよう、水分補給を多めに行い、活動内容も考慮した。

睡眠

水遊びを行った日は自分から布団に横になりひとりで入眠する子も多かった。午睡前に興奮し遊びたい様子が見られる子には「もう少ししたら寝よう」と声を掛けたり、絵本の読み聞かせをして気持ちを落ち着かせながら睡眠を促したりするなどし、疲れを残さないように工夫した。

身体発達

友だちと手を繋いで歩くことが好きな子が多いので、ホールで手を繋いで円になり、“むっくりくまさん”を行った。鬼役の保育者が「食べちゃうぞ~」と言って追いかけると楽しそうに逃げ、「もう一回」と声を掛けると、再度手を繋いで円を作るなどの姿が見られた。マルチパーツを使った運動遊びでは、バランス感覚や体幹が身に付き、両足ジャンプが安定してきた子の姿も多く見られた。

情緒

長期休みをとった子は、休み明けに保護者との分離で泣く姿が多かった。また園生活に慣れると、安定して保護者に手を振るなどして別れられる子も多く、自分から遊びを見つけて楽しむことができていた。お腹が空く時間や眠たくなる時間には保育者に抱っこを求めたり、

「ねむい」といって布団を出してほしいと要求したりする姿も見られる。

言葉

自分や友だちの名前を口にしたり、保育者の名前を少しずつ認識したりする姿が見られるようになってきている。また、保育者の言っていることが分かり、楽しいことや面白いことを共有したり、思い通りにならなかった時に説得されることで納得できたりする姿も見られるようになってきた。名前呼びやパネルシアターなどを使った言葉遊びも積極的に取り入れ言葉のやり取りの楽しさを知らせ発語を促していく。

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