食事
月末には全員が乳児食となり、みんなで同じメニューが食べられるようになった。保育者が「スプーン持って食べてみようか?」と言えば、スプーンを持ち、「手で器を持ってゴクゴクしてみようか?」と言えば両手で持って汁物を飲んでみようとする姿が多く見られるようになってきた。あまり食が進まない様に見えても、最後には全部食べてしまう子も増えてきた。暑さと体調を考慮して、食事の時間や入室のタイミングなどを配慮して、食事が楽しめるようにした。
排泄
「うんち出た」「くちゃいくちゃい」と排便後に教えてくれる子もおり、全体的にトイレに行くことを嫌がらずにおむつ替えができている。便座に座り午睡明け等に排尿出来る子も増えてきた。
健康
月の後半から鼻水の症状が増え始め、一時は鼻水の出ない子の方が少ない状態になった。
運動量も増えてきているので、疲れの様子や機嫌を見て遊び方を考えていく。
睡眠
歩行がしっかりしてきて運動量も増えたからか、食事を終えると自然と布団に横になる子が増えて入眠時間が大体同じになってきた。一方、登園時間に差があり、起床が遅い子は、他の子に比べて1時間程入眠に差がでるようになったが、4月当初に比べ、全体的に睡眠時間が伸び、午睡時間いっぱいまで安心して眠る子も増えた。
身体発達
ボールを投げたり、走ったりが安定してきている。鉄棒にぶら下がってみたいと思う子や、
ジャンプなども出来る子が増えてきた。指先を使う遊びでは新聞紙をちぎったり、シールなどを使って「つまむ」「押さえる」「指先に力を入れる」などの動きも取り入れた。
情緒
コロナの影響で登園児が少ない期間が長かったが、毎日登園していた子は久しぶりに登園した子を見ても影響されず安定していたので、まだ園生活に慣れない子とのスキンシップを図るなど、個別に対応することができた。保護者の方も徐々に保育時間を伸ばすなど、ご協力もあり、長期欠席の子も園生活に比較的早く戻ることができ、笑顔が見られた。
言葉
「わあ!おいしい!」「これ、ママ買ってくれたの」など、自分の気持ちを言葉で伝えることが上手になってきた子が増えた。単語は話すが、2語文にはまだならないと思っていた子も、気持ちがあふれた時に突然話し始める姿に、驚きと楽しさ、成長を感じた。絵本や歌などを通して、沢山の言葉への興味を広げていくように配慮した。