2歳もも組2025年度4月のまとめ

<食事>

 おやつや給食の前に手遊び歌や興味のある絵本を見ることで切り替えができ、自分から着席しようとする姿が見られる。スプーンを持って食べ始めるが、まだ手づかみ食べになっている子も多いため、保育者が側について食事を見守り、スプーンですくったり、お椀を持って飲んだりできるよう声をかけていった。また、足を椅子に乗せたり、周りの友だちが気になり横を向いて食べたりして食べこぼしやスプーンの落下が多いので、正しい姿勢で食べられるよう伝えていった。

<健康>

 発熱や鼻水、咳などの風邪症状で欠席する子が多かったので、送迎時や連絡ノートで家庭での様子を確認したり、こまめに検温したりして体調の変化に配慮していった。
 食事前や園庭からの入室時に手を洗わない姿が見られるため、手洗いの歌を歌ったり、保育者も一緒に洗ったりすることで習慣付くようにしていった。

<排泄>

 紙パンツ交換を嫌がる子はおらず、意欲的に便座に座ってみようとする姿も見られた。タイミングが合うと排尿出来、「おしっこ出た」と嬉しそうに知らせる子が数名いた。トイレに興味を示し、便器を触ろうとしたり、何度も水を流したりする姿も見られるため、遊ぶ場所ではないことを繰り返し伝えていった。

<睡眠>

 午睡時間になると、自分の布団に寝転んでいる。絵本やぬいぐるみを布団に持参している子もいるが、窒息や怪我の危険もあるため、午睡時は片付けるよう声をかけている。保育者がトントンしたり、体をさすったりすると入眠することができる子が多く、保育者が側につくことで安心して自然に入眠する子もいる。

<身体発達>

 園庭で友だちや保育者と追いかけっこをしたり、フラフープで電車ごっこをしたりして体を動かして遊んでいた。室内では、クリップ型やボタンの玩具を用意すると、手指を使った遊びを楽しんでいた。広いスペースを確保し、友だちや保育者と体操やダンスを楽しむ事で室内でも体を十分に使って遊べるようにしていった。

<情緒>

 新しい保育室や担任になり、環境の変化に戸惑ったり、不安から涙が出たりする子がいた。登園時は子どもの気持ちに寄り添い、抱っこで受け入れをして安心できるように関わっていった。一緒に遊んだり、声をかけたりしていくことで徐々に保育者に慣れ、笑顔を見せる姿が見られるようになってきた。

<言葉>

 個人差はまだあるが、友だちや保育者と簡単な言葉のやりとりを楽しむ姿が見られた。咄嗟に言葉で伝えることがまだ難しくトラブルになる場面も多いので、保育者が子どもの思いを察して代弁し、仲立ちすることで思いが伝わる喜びを味わえるようにしていった。

育児あれこれ