2歳もも組2024年度3月のまとめ

<食事>

 今月から食後に拭き終えた使用済みのウェットティッシュを自分で片づけることになった。見た目で判断して食わず嫌いをしていた子も、保育者が声をかけると一口でも口にしようとし、味付けなどによっては完食したり、おかわりしたりすることもあった。

<健康>

来年度に向けて着替えのやり方を変更した。着替えの流れや、脱いだ衣服をまとめて置くこと、自分で畳んでしまうことなども丁寧に教えていけるよう、十分なスペースや時間配分を確保し、必ず保育者が側に付くようにしていった。特に困惑する様子はなく、繰り返しの中で少しずつスムーズに出来るようになっていた。自発的に意欲をもって身のまわりのことをしようとするが、時には保育者に甘えたい気持ちもある為、その際はその気持ちをしっかりと受け止めていった。

<睡眠>

消灯すると絵本を片付けて自分の布団に横になったり、起床時に自分で布団を畳もうとしたりする習慣ができている。「お腹を上にしてごろんしようね」といった、保育者の声かけに応じて仰向けになる子もいた。保育者が側につかなくても自分のタイミングで入眠し、機嫌よく起床している子が増えてきた。体力がついてきて入眠するまでに時間がかかってしまう子も、無理のない範囲で身体を休めるように布団の配置を考えたり、側についたりしていった。

<排泄>

 布パンツの子は、トイレに行く流れを把握しており、保育者が声をかけなくても自ら進んでトイレに向かう姿が見られた。便座に座った際は必ず手を洗うことも少しずつ習慣づいてきている。オムツの子は、布パンツに移行する友だちに憧れを抱く子や、排尿間隔が伸びてきてタイミングが合うと便座で排尿できる子がいた。子どもの主体や意欲を大切にしていきながら無理のないように勧めていった。

<身体発達>

 身体を思い思いに動かすことが上手になってきて、遊びの中でもできることが増えている。巧技台やマット、梯子だけではなく、今月からは三角コーンやコーンバーなども使って、子どもの発達や興味に応じて徐々に高さに段階をつけたり設置を展開させたりしていった。友だちの動きを真似して挑戦したり、自分なりに考えてやってみたりと、運動遊びをより思いきり楽しんでいるようだった。

<情緒>

 ちゅうりっぷ組で過ごすのを楽しみにする子が多く、スムーズに入室して機嫌よく過ごしていた。泣く子は少なく、すぐに興味の引かれる遊びや気に入った玩具で遊んでいた。進級に向けて期待を持てるような話をしつつ、身の周りのことやトイレの利用の仕方などについてゆとりを持って丁寧に教えていくことで、なるべく負担のないように配慮していった。

<言葉>

 保育者の話をよく聞いており、事前に話した約束事に対しても「〇〇したら危ないんだよね」など、友だちの間でルールを確認したり、守ろうとしたりする姿が見られた。また、遊びや生活のなかで友だちとの関わりが増え、保育者が仲立ちしなくても子どもたち同士で物の貸し借りや遊びに誘うなどのやり取りがよく見られるようになった。その分、時には友だちとの衝突も見られることもあったが、保育者の仲立ちで少しずつ、相手にもしっかりとした理由や気持ちがあることを知り、自分の言葉で話すことが難しい子に対しても「どうしたの、いってごらん」と優しく話しかけ、温かい雰囲気で待つ姿があった。必要な時にすぐに仲立ちし、対応が出来るようなるべくそばで温かく見守るようにしていった。

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