健康
一日の寒暖差が大きくなると、咳や鼻水など風邪症状の見られる子がいたが、ほとんどの子が元気に過ごしていた。日中は汗ばむくらいの陽気の日もあり、衣服で調節できるように半袖の用意を保護者にお願いした。また、エアコンも適切に使用し、快適な環境で休息できるように心がけた。
人間関係
性別に関係なくごっこあそびを楽しむ姿が増え、少しずつ、男児と女児の関わりが広がってきた。保育者の仲介が必要な場面は多いものの、玩具の取り合いでは他の子が友だちの欲しがっている玩具や、似たような玩具を探してあげるなど他者を思いやる姿が見られた。
環境
散歩では地域の方への挨拶や言葉を交わす機会が持て、公園の固定遊具で遊ぶだけでなく、植物を摘んだり植栽の花の匂いを嗅いだりして自然に触れながら遊ぶことができた。また、保育者がごみを拾っていると「先生、ここにもあったよ」と教えてくれる子もおり、公園を綺麗にしようと意識する子もいた。バス遠足では公共の場でのマナーを知り保育者の声かけに応じ、他の来園者とも楽しく見学できた。
言葉
保育者との会話を楽しむ反面「話したい」「聞いてほしい」と言う気持ちが強くなると、友だちの話を遮ったり、大声を出したりする姿が見られる。承認欲求を満たしながら、引き続き話を聞く場面では聞く姿勢を保てるように、繰り返し伝えていきたい。
表現
絵の具とスポンジを使ったハロウィン制作では、スタンピングでおばけを表現した。子どもたちにとって、身近なキャラクターのようで、どの子も夢中になってスタンピングを行っていた。クレヨンで顔を描く際は、自分なりのイメージで自由に表現していた。成長発表会の練習では、自分の役だけでなく友だちの役にも興味を持って、楽しそうに歌ったり踊ったりする姿が見られた。
食育
食事に夢中になると手づかみ食べや、スプーンやフォークが下手持ちや上手持ちになってしまう子がいる。丁寧な声かけを行い、正しい姿勢についても個別に声かけを行った。配膳などを工夫することで、食べる意欲や完食できる喜びを感じられる子が増え、苦手なものにもチャレンジする姿が見られるようになってきた。