1歳うさぎ組2022年度6月のまとめ

食事

月齢の小さい子たちも、スプーンやフォークを使って食べようとする姿が見られるようになった。まだまだ早く食べたい気持ちの焦りから、手づかみをしたり、たくさん頬張ったりすることもあるが、「スプーン使えるかな?」「ちょっとずつモグモグしようか?」などと声をかけて意識を促すと、使ってみたり、一さじ分を味わって食べたりしていた。

排泄

月齢の大きい子の排泄が自立し、自分から進んでトイレに向う姿がある。友だちと一緒だとつい嬉しくて、トイレットペーパーを無駄遣いしたり、手洗い場で水遊びをしたりもするが、まずは尿意が分かったことや排泄ができたことを褒め、その後にマナーや水の大切さを伝えていった。

月齢の小さい子も午睡起きなどに誘ってみるが、違和感があって座れなかったり、排泄に意識が向かなかったりしているので、無理強いはせず、絵本や友だちの様子を見ることで興味が持てるようにしていきたい。

健康

朝から気温の高い日が続き、登園したばかりの子どもたちの口数が少なかったり、床に寝そべったりする姿が目立った。水分補給やシャワーなどで、熱中症やあせもの予防をしたり、気分転換を図ったりしていった。また、室温や湿度を見ながらエアコンも利用し、快適な環境で過ごせるようにしていった。

着替えを行う機会を利用して「ズボン脱げるかな?」などと声をかけ、身の回りのことを自分でやってみようとする意欲を引き出していった。

睡眠

夜間も気温が高く寝苦しかったり、暑さで疲れやすかったりしたためか、給食中に眠ってしまう姿が見られた。給食室と連携を図り食べ始めの時間帯を早めるなどしながら、味わって最後までしっかりと食べて、満ち足りた気持ちでぐっすりと眠れるよう促していった。

身体発達

保育者と一緒にフラフープに入って歩調を合わせて電車ごっこをしたり、そのまま後ろ歩きができたりと順調な発達が見られた。保育者と手を繋いで歩くことにも慣れ、路面でつまずいたり、歩くのが嫌で抱っこをねだったりすることもなくなってきた。ボール遊びやダンスも取り入れながら、楽しみながら体を動かせるようにしていった。

情緒

月齢の小さい二人が、なんとなく側に寄って行って微笑み合ったり、同じポーズをとったりして心を通わせ合っている様子が見られた。「○○ちゃん来たよ。嬉しいね」「一緒に遊ぼう、だって」などとお互いの思いを代弁しながら仲立ちとなり、友だちと一緒に遊ぶ楽しさを感じられるようにしていった。

言葉

一番小さい月齢の子からも、なんとなくいくつかの単語が聞かれるようになってきた。以前は全く興味を示さなかった絵本や紙芝居を見たり聞いたりするようになり、「これはなあに?」「○○はどれ?」などとクイズを出すと、嬉しそうに答えてくれるようになった。本棚の絵本を入れ替えると、一冊一冊じっくりと開いて見たり、保育者に“読んで”とせがんだりしていた。優しい口調やリズミカルなテンポの話を選んで、より言葉への興味関心が深まるようにしていきたい。

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