食事
新しい環境に少しずつ慣れ、喜んで食べたり飲んだりする姿が見られるようになった。家庭と連携して一人一人の発達に合わせて離乳食の形態を見直すなどしていった。食べることを楽しいと感じられるように、「モグモグ上手だね」「おいしいね」などと声をかけながら、一対一でゆったりと関わっていった。
排泄
紙パンツの交換時には「おしっこが出たね」「きれいにしようね」などと声をかけ、排泄したことを伝え、清潔になった気持ち良さが感じられるようにしていった。体調不良や生活リズムの乱れによる影響が便に現れやすかったので、細目に家庭と様子を伝え合った。
健康
新しい環境への不安や、生活リズムの変化による疲れなどから、体調を崩す子がいた。咳や鼻水などの症状が見られ、発熱して早退をする子もあった。細目に鼻水を拭いたり、検温を計ったりしていった。また、保育者や一緒に遊ぶ玩具が感染の媒体にならないよう手洗いや消毒を行っていった。送迎時には家庭や園での様子を密に伝え合い、体調の変化に速やかに気づくことができるようにしていった。
睡眠
入園当初は、新しい環境への不安から眠たくても布団で眠ることが難しかった。安心して眠れるように、抱っこやおんぶをしたり、子守歌を歌ったりしながらゆったりとした気持ちで関わっていった。信頼関係が深まると、抱っこですぐに入眠し、布団に降りてもぐっすりと眠る姿が見られるようになった。
身体発達
ずり這いやハイハイ、伝い歩きで活発に探索活動を楽しむ姿があったが、中にはまだお座りのまま這うことのできない子もいる。また、他クラスと連携をして、伸び伸びと安全に遊べるような環境を整えていった。気に入った玩具を手が届きそうな場所に置いたりして、一人一人が楽しみながら体を動かすことで発達が促されるように心がけていった。
情緒
新しい環境に慣れ、安心して好きな遊びを楽しんでいる。週明けや体調不良による休み明けには涙が出る子もあるが、不安な気持ちをしっかりと受け止め、一対一での関わりを深めていくことで安心する姿が見られる。
音楽を喜び、玩具やCDデッキから曲が流れると体を揺らしたり、手を上下に振ったりしながら嬉しそうに笑っている。
言葉
気になる物があると指差ししたり、喃語を発したりする姿が見られる。また、保育者の声に応えるように「ん?」「あー」などと発しているような場面も多くあった。絵本棚から絵本を手にとりページをめくって喃語を発する子もいるので絵本を楽しむ機会を増やし、言葉への関心が深まるようにしていきたい。