0歳りす組2022年度11月のまとめ

食事

完了食の子どもたちは、もどかしくなって手づかみ食べをすることもあったが、一生懸命にスプーンやフォークを使って食べようとしていた。「上手にすくえるね」「フォークを刺した方が取りやすいかな?」などと、意欲的な姿を褒めたり、アドバイスをしたりしていった。中には、一度に沢山口に詰め込んで、よく噛まずに飲み込んでしまう子もあったので、「沢山あるから、焦らなくていいよ」「モグモグ、モグモグってよく噛んでね」などと声をかけ、ゆっくりと味わって食べるよう促していった。

排泄

排泄したことがわかって股を抑えたり、「出た」と言ったりして教えてくれるようになった子がいた。「教えてくれてありがとう」「きれいにしようね」などと声をかけながら、気づいて伝えられたことを褒めたり、清潔になる喜びを感じられるようにしたりしていった。排尿間隔が空いてきて、トイレで排尿できるようになってきた子もいた。タイミングを見て誘い、成功体験を増やしていった。

健康

例年よりも気温が高く天候にも恵まれたため、外遊びをしっかりと楽しむことができた。体力がつき、生活リズムが乱れたり、体調を崩したりすることがほとんどなかった。また、上着を着る機会が増えたことで、自分で袖を通そうとしたり、ファスナーを下ろそうとしたりするなど、簡単な身の回りのことを進んでする姿が見られた。

睡眠

体調が良く、よく遊び、よく食べ、ぐっすりとまとまった時間眠る姿が見られた。一人一人の生活リズムが定まっていて、毎日同じ時間に入眠し、機嫌よく目覚めていた。中には、まだ眠り足りないとぐずる子もあったが、抱っこをすると落ち着いて、おやつに向かうことができた。

身体発達

運動公園を訪れると張り切って盛土によじ登り、お尻で滑り降りて楽しむ姿が見られた。くり返し遊ぶうちに自信とバランス感覚がつき、斜面に立てかけた板の上を高這いしたり、歩いたりしながら一人で登れるようになった。

砂遊びも様になり、上手にスコップを使って砂をすくったり、穴を掘ったりしている。お椀やカップを使ってままごとをする姿も見られる。

情緒

友だちへの興味・関心が深まり、同じ遊びをして喜ぶ姿をよく見かけるようになったが、玩具や場所の取り合いに発展することもあるので、「同じものがここにもあるよ」「○○ちゃんと一緒がいいんだって」などと声をかけながら、側で見守ったり仲立ちしたりしていった。

言葉

絵本への興味・関心が深まり、気に入った本を手に“読んで”と保育者の膝に座ってきていた。一人一人の欲求に丁寧に応え、やりとりをしながら繰り返し楽しむうちに、動物や物の名前を覚えて話せるようになってきた。また、保育者の話す言葉をよく理解して行動したり、表情や頷きで自分の気持ちを答えたりしていた。単語やジェスチャーで伝えようとする意欲を大切に受けとめて応え、思いが伝わる嬉しさを味わえるようにしていった。

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