食事
一番月齢の小さい子が完了食に移行し、コップで牛乳やお茶を飲んだり、スプーンやフォークを使って食べてみようとしたりと、とても意欲的だった。その姿に刺激を受けて他の子どもたちも意欲的になり、器を持って食べる子の姿も見られた。中には、大きな塊を頬張ってよく噛まずに飲み込んでしまう子もいたので、程良いサイズにカットしたり、「モグモグ、モグモグ、だね」などと声をかけて噛むことを意識できるようにしていった。
排泄
トイレで排泄することへの興味・関心が深まり、指差しして”行ってみたい”とアピールしたり、こぐま組やうさぎ組の友だちの後を追ったりしていた。意欲的な姿を大切にして、便座に座ったり、トイレ前で自分で紙パンツやズボンをはいたりする機会を積極的に設けていった。排便したことを「出た」と教えてくれる子もいる。「教えてくれてありがとう」「きれいにしようね」などと声をかけて伝えられた喜びや清潔になる嬉しさを感じられるようにしていった。
健康
近年ない豪雪で大人は大変だったが、子どもたちは大喜びで雪遊びを楽しんでた。中には冷たさに驚き涙が出る子もあったが、保育室内で手をお湯で温めながら触れたり、変化していく様子をみたりしながら、冬ならではの遊びを味わえるようにしていった。
咳や鼻水の症状が蔓延し、順々に発熱して早退や欠席があった。中には、家庭内感染で新型コロナウィルスにり患した子もあったので、園や家庭での体調を細かく伝え合い、いつもと変わった様子があれば早めの受診をお願いしていった。また、保育室内や玩具の消毒・換気にはより一層の注意を払い、細目に検温や手洗いを実施するなどしていった。
睡眠
午前睡もする子、午睡時間が短い子と、一人一人の睡眠リズムができてきた。それぞれの生活リズムでの睡眠や遊びの時間が保証されるように、可動式棚を活用して環境構成を図っていった。
身体発達
一番月齢の小さい子の歩行が確立し、よろけたり、尻もちをついたりすることもほとんどなくなった。機嫌よく喃語を発しながら、伸び伸びと探索活動を楽しんでいる。月齢の大きい子たちは、こぐま組・うさぎ組の友だちと追いかけっこをするなど、ますます活発に遊ぶ姿が見られる。両足ジャンプができるようになった子もいる。
情緒
友だちと一緒が良かったり、保育者と一対一が良かったりと一日の中でも心が揺れる子があった。その時々の情緒に寄り添い、安心して過ごせるように関わっていった。全体的に、友だちと一緒に遊ぶことを喜ぶ姿を多く見るようになり、とても嬉しく思った。お互いの思いを代弁しながら仲立ちとなっていった。
言葉
「〇〇ちゃん」と、友だちの名前を呼んで一緒に遊びたい気持ちを伝えたり、保育者の声かけに「うん」「いやだ」などと言葉で意思表示をしたりするようになった。二語文で話せるようになった子、歌を歌えるようになった子もいて、言葉での表現を喜ぶ姿を多く見るようになった。対話を重ねたり、一緒に歌ったりして、思いが伝わる嬉しさを味わえるようにしていった。