1歳うさぎ組月のまとめバックナンバー

1歳うさぎ組2020年度12月のまとめ

食事

いろいろな食材が食べられるようになり、ほとんどの子が残さず食べきれるようになってきたことで、食事への意欲が増してきた。また、スプーンの持ち方を意識し下から持ったり、正しい持ち方で食べようとする子が増えてきている。上手に使えていることを認めたり、持ち方を尋ねてくる子には手を添えて応えたりしていった。楽しく食事ができることを第一にしながら、子どもたちに芽生えてきた食事中のマナーや意識も大切に伸ばしていけるようにしていった。

排泄

登園時、家庭から布パンツをはいて登園してくる子や、保育者に「しっこでる」と伝えて自分からトイレに行き排泄する子がいる反面、寒くなってきたことでトイレに行きたがらなくなる子もいた。子どもの意思を尊重し紙パンツで過ごすなど負担にならないようにしながら、タイミングをみてトイレに誘うようにしていった。

健康

食事前の手洗いは、保育者が声をかけなくても自分から向かい、袖を上げたり蛇口の開閉をしたりしていた。手がきれいに拭けていない子には、丁寧に拭くことを手を添えながら伝えていくようにしていった。鼻水が出る子は、「はなでた」と保育者に知らせ、自らティッシュを取ってくる姿があった。一緒に鼻水を拭き取りながらやり方を伝えていった。

睡眠

給食が終わると好きなぬいぐるみや絵本を持って、自分から布団に向かう子がいた。保育者が側にいることで眠れる子もいるが、なかなか寝付けない子もいたので、優しく背中をなでたり、膝枕をしたりするなどその子が求める関わりをもつことで安心して眠りにつけるようにしていった。

身体発達

誘導ロープを使って散歩が楽しめるようになり、長い距離をしっかりと歩いている。広いグラウンドで友だちや保育者と一緒に走ったり、ボールを投げたり追いかけたりして楽しんでいた。友だちがしていることに興味をもって、同じことをしようとするなど、やってみたいと思う気持ちを大切にし、接触や転倒など危険のないように見守っていった。

情緒

子ども同士の関わりが増える中で、自己主張から気持ちのぶつかり合いが起きたり、「○○ちゃんの」と物を共有することがうまくいかないことがあった。押したり叩いたりすることもあったので、一緒にあそびたい気持ちと思い通りにならない葛藤をしっかりと受け止め、お互いの気持ちを代弁しながら楽しくあそべるようにしていった。

言葉

経験したことや気付いたこと、感じたことを言葉で伝えられるようになってきた。月齢の大きい子同士では会話を楽しむ場面も見られるようになり、月齢の小さい子も保育者に思いを伝えることが多くなってきている。その都度ゆったりと聞いたり共感する言葉をかけたりし、言葉を交わす楽しさや喜びを感じられるようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度11月のまとめ

食事

苦手だった食材も食べられるようになったり、全部残さず食べきり「ピカピカだよ」と空っぽになった器を嬉しそうに保育者に見せたりする子が増えてきた。嬉しい気持ちに共感したり、意欲的に食べようとする姿をしっかりと認めていくようにした。反面、早食いになりよく噛まずに飲み込んだり、口いっぱい詰め込んで食べようとする子もおり、慌てずゆっくりよく噛んで食べることができるような声かけをしていった。

排泄

自分のタイミングでトイレに行こうとする子が増え、したくなった時に「しっこでる」と保育者に知らせてトイレで排尿できる子が多くなってきた。トイレットペーパーを手渡すと自分で拭いて後始末ができる子もいる。「うんち」と言ってトイレに向かい、排便できる子もある。着脱も自分でしようとする子が増え、しっかりと褒めたり認めたりしながら、意欲へと繋がるようにしていった。

健康

多くの子に咳や鼻水の症状があり、与薬依頼のある日が多くあった。登降園時には健康状態について様子を伝えあい、日中も検温などをして体調の変化に十分留意していった。また、食事前後には保育者同士で声をかけ合い、投薬忘れのないよう注意していった。鼻水をこまめに拭き取ったり、鼻のかみかたを丁寧に伝えていくようにした。

睡眠

好きなぬいぐるみを持って自分から布団に入る子や、ある程度あそんでから寝たい子など一人一人のタイミングで入眠できるようにしていった。特定の保育者に側にいてもらいたがる子には、なるべく気持ちを尊重しゆったりと関わりながら気持ちよく入眠できるようにしていった。室温や布団の調節をして、快適に眠れるよう配慮した。

身体発達

積極的に戸外に出て、歩く、走る、登る、跳び下りるなど体全体を使って遊ぶことを楽しんだ。階段の上り下りがスムーズにできるようになったり、坂道をバランスを崩さず走れるようになったりしてきている。保育者を真似て布団をたたみ、棚まで運ぼうとする子がいる。「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えたりしながら、身の回りのことを自分でしようとする意欲へ繋げていくようにした。

情緒

友だちとかかわってあそぶことが増える中で、互いの自己主張から気もちのぶつかり合いになる場面がある。一緒にあそびたい気持ちと思い通りにならない気持ちとの葛藤をしっかりと受け止めて、お互いの気持ちを整理しわかりやすく伝えていきながら、楽しくあそべるようにしていった。

言葉

経験したことや気付いたこと、感じたことを言葉で伝えられるようになってきた。視線を合わせてゆったりと聞いたり、共感する言葉をかけたりし、言葉を交わす楽しさや喜びを感じられるようにしていった。また友だちとのごっごあそびの中で役になりきってやりとりを楽しむ姿が多くある。保育者も一緒にあそびながら、あそびに必要な言葉を引き出していけるようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度10月のまとめ

食事

涼しくなって食欲が増し、苦手だった食材も食べようとする子や、全部残さず食べきれる子が増えてきた。また、食事前後に自分で手を合わせて挨拶をしたり、スプーンを下から持って食べようとする子も見られ始めた。楽しく食事ができることを第一にしながら、子どもたちに芽生えてきたマナーや意識も大切に伸ばしていくようにしていった。

排泄

排泄間隔が長くなり、活動の区切りや午睡後などのタイミングでトイレで排泄できる子が増えてきた。また、自分のタイミングでトイレに行きたがる子には無理して誘わず、なるべく自分から知らせてくれるのを待つようにしていった。着脱は「じぶんで!」と手伝われることを嫌がる子もいるが、はかせてもらうのを待っている子もいる。自分でしてみようという気持ちや行動がみられるような声かけや援助をしていった。

健康

寒暖差から、鼻水や咳が出る子がいた。鼻水がでると「はなでた」としらせたり、自分でティッシュを取って拭こうとする子がいた。援助が必要なところは手を添え、自分でできた喜びや、清潔に過ごす心地よさが感じられるように関わっていった。また食後の口拭きを一人でできる子も見られ始めた。必要に応じて援助しながら習慣となるように促していった。

睡眠

室内の温度に気を付けて換気をしたり、掛け布団を調節したりしながら、快適に眠れるよう配慮していった。一人一人のタイミングで安心して入眠できる環境や対応を考慮しながら、関わっていった。

身体発達

天気の良い日には新しくできた公園に行き、滑り台や丸太平均台などの固定遊具であそんだり、友だちと一緒に坂道でかけっこをしたりして体全体を使ってあそぶことを楽しんだ。階段を上ったり、ある程度の高さから跳び下りたりできるようになった子が増えたが、できるようになったことが危険な行動に繋がらないように、安全なあそび方を伝えるようにしていった。

情緒

友だちとの関わりを楽しむ中で、友だちがブロックで作った物や使っている玩具に興味を持ち、取り合いになることがあった。保育者と一緒に同じ物を作ったり、玩具の数を調節するなど、保育者が仲立ちとなり、お互いの気持ちを受け止めていった。

言葉

生き物や自然物との触れ合いを通して「カマキリさんおった」「かえるさんは?」「ドングリいっぱいだよ」と言葉にしたり、「とりさん、おさんぽいった?」と自分の考えを伝えたりする子がいた。子どもからのつぶやきを大切に受け止め、言葉を重ねながらやりとりを楽しんでいった。…

1歳うさぎ組2020年度9月のまとめ

食事

苦手だったおかずでも、保育者の声かけや友だちが食べている姿に誘われて、自分から食べてみようとする姿があった。一口食べてみておいしさに気付くと、笑顔で食べきり、「ぜんぶたべた!」と嬉しそうに保育者に知らせる子もいた。意欲的な姿をしっかりと褒め、無理強いにならないよう一人一人に合った言葉をかけながら、いろいろなものを食べてみることへの興味が深まるようにしていった。

排泄

自分から「しっこでる」「うんちしたい」と知らせてトイレに行き排泄できる子が増えてきた。月齢の大きな子どもたちは午前中布パンツで過ごす子が増え、中には一日布パンツで過ごせる子も出てきた。月齢の小さな子どもたちもトイレに誘うと自分でカゴから紙パンツを探して持ってきたり、タイミングが合うとトイレで排尿できたりするようになった。送迎時や連絡ノートで保護者と伝えあい喜びを共感していった。

健康

残暑が厳しかったが疲れから体調を崩す子もなく、元気に過ごすことができた。

暑い日に汗をたくさんかいた時には着替えやシャワーをし、後半になり朝夕と日中の寒暖差が大きくなってからは活動に合わせて衣服の調節をして、快適に過ごせるようにしていった。

睡眠

保育者が横につき、体をさするとスムーズに入眠している。中には、特定の保育者を求めたり、お気に入りの絵本や玩具で遊んでから眠る子もいる。一人一人の情緒や睡眠リズムを把握し、安心して入眠できるようにしていった。午後からよく日が当たり室温が高くなるため、状況に応じてエアコンを利用し快適に眠れる環境を作っていった。

身体発達

散歩に出かけた先で、草花や虫、木の実などの自然物に触れる機会があり、目にしたものの歌を歌いだす子がいると、つられてみんなで歌って一緒に楽しむ姿があった。

誘導ロープを使っての園周辺の散歩では、友だちと歩調を合わせて進むことが上達し、一緒に歩くことを楽しんでいる。

情緒

気の合う友だちとやりとりをしながら同じ玩具であそんだり、一緒にお買い物ごっこをしたりして楽しんでいた。0歳児に入園児があり、その影響で保育者との一対一の関わりを求める子もあったので、スキンシップを図り安心してあそべるようにしていった。情緒が不安定な時には、噛みつきなどのトラブルもあったので、一人一人の様子について保育者同士で共通認識を図っていった。

言葉

「お買い物行こ」「何が欲しいですか」など遊びの中で子ども同士が言葉のやりとりをして楽しむ画面が増えてきている。保育者も一緒にあそびに加わり、やりとりをしたり言葉を補ったりしながら、言葉が伝わる喜びや楽しさが感じられるようにしていった。また、発見したものを言葉で伝えようとする時は、その言葉を受け止めて「○○だね」と復唱して発音しやすいようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度8月のまとめ

食事

意欲的にスプーンを使って食べている。保育者が介助しようとすると嫌がる子がいたり「たべさせて」と保育者に介助を求める子がいたりした。必要に応じて手を添え、満足感が味わえるような関わりを重ねていった。また、ある程度食べ終えると食材を混ぜ合わせる子がいた。無理強いすることなく、様子に合わせて切り上げたり、介助をしたりしていった。

排泄

活動の区切りでトイレに誘うと、トイレで排泄できることが増えてきた。自分から「しっこでる」とトイレに行こうとする子や、午前中の1時間程度布パンツで過ごせるようになってきた子もいる。一人一人の排尿間隔に合わせ、またしぐさなどを見逃さないようにトイレに誘うが、嫌がるときは無理をせず、なるべく自分から知らせてくれるのを待つようにしていった。

健康

猛暑が続いたため、一人一人の体調の変化に配慮しながら、静と動のあそびのバランスをとったり、休息を入れたりしていった。また、空調を利用したりこまめに水分補給を行ったりしながら、熱中症予防に努めた。月の後半から鼻水や咳の出る子が増え、こまめに鼻を拭きとり、体調の変化がないか見守っていった。

睡眠

保育者が横につき、体をさするとスムーズに入眠できる子がほとんどだが、中にはしばらく遊んでから入眠する子もいた。眠っている子の妨げにならないよう、静かにあそべる玩具を用意したり、お気に入りのぬいぐるみと一緒に横になって過ごしたりして、自然と眠たくなれる環境を作るようにしていった。また、汗をかく子もいたので、室温調節を行いながら、快適に眠ることができるよう配慮していった。

身体発達

水がかかることに抵抗があった子も少しずつ水に慣れ、自分からホースの水をあびにいけるようになり、タライに入水したり、バケツやジョウロなどに水を汲んで掛け合ったりと、全身で水に親しみながらあそんでいた。泡や氷、色水などでもあそび、その変化に驚いたり発見したことを共有しあったりして楽しんでいた。また、水あそびを通して自分で衣服の着脱をしようとする子が増えてきた。

情緒

友だちとの関わりが増し、手をつないで歩いたり同じあそびを楽しんだりする場面が増えてきた。その反面、独占欲が強くなり、玩具を独り占めしようとしたり、友だちが使おうとすると自分のものだと主張したりする子がいた。それぞれの思いに寄り添いながらお互いの気持ちをを代弁し、安心してあそべるよう仲立ちをしていった。

言葉

友だちの名前を呼んで「一緒にあそぼ」と誘ったり、会話をしながらあそぶ姿が増えてきた。また、保育者に「これはなんだ?」と指差しをして尋ね、答えを復唱して覚えようとする子もいた。様々な場面で子どもの言葉に耳を傾け、ゆったり丁寧に答えたり言葉を補ったりしながら、言葉のやりとりを楽しみ、自分の思いが伝わる喜びが感じられるようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度6月のまとめ

食事

スプーンや手づかみで意欲的に食べる反面、好きなものだけを食べて、苦手なものは「いらん」と言って皿をよけたりこぼしたりする子もいた。自分で食べようとする姿を大切にし、苦手だという気持ちを汲み取りながら、無理強いをせず「好きなものを十分食べられた。おいしかった」という満足感がもてるようにしていった。

排泄

「しっこでる」と言葉で伝えてトイレに行く子や、友だちがトイレに行く様子を見て、自分も行きたいと訴える子が増えてきた。トイレで排尿できた時は「おしっこ出たね。スッキリしたね」と声をかけながら共に喜び、自信に繋がるようにしていった。トイレの後の手洗いも自分からしようとする姿があった。

健康

体調を崩す子もほとんどなく、元気に過ごすことができた。暑い日が多く、エアコンを使用し室内の温度調節をしたり、水分補給をこまめにしたりして、快適に過ごせるようにしていった。汗をかいた時には清潔を保つよう、「汗かいたね。着替えようね」と声をかけると、自分から服を脱ごうとする子どもも見られるようになった。

睡眠

布団に入り保育者が背中をさすると安心してスムーズに眠れる子が多くみられた。なかなか寝付けない子は、穏やかな声でゆったりとお話をすると自然と眠りにつく姿があった。エアコンや扇風機を使用して室内の温度調節をし、心地よく眠れるように環境を整えていった。

身体発達

ソフト積み木やマットで階段や坂を作り、上り下りやジャンプなど活発な動きを楽しむ姿があった。一本橋をバランスをとりながら渡ったり、段差のあるサークルを作り歩いて回ったりと意欲的にあそぶ姿も多かった。危険のないよう保育者が必ず側につき、一人一人の動きを見守り安全面に配慮していった。

情緒

母親の妊娠や出産など家庭内に変化のあった子が多く、情緒が不安定になる子が見られた。気持ちを受け止め、特定の保育者との一対一の関わりを求める子には、スキンシップを図り安心して過ごせるようにしていった。また、玩具や場所の取り合いから噛みつきや手が出るなどのトラブルもあったので、一人一人の様子について保育者間で共通認識を図っていった。

言葉

月齢の大きな子は二語文、三語文で保育者と言葉のやりとりを楽しんだり、友だちの名前を呼んで一緒に遊びたい気持ちを伝えたりする姿があった。一緒にあそぶ中で「かして」「かわって」などの言葉を添える子も多くなってきている。子どもたちの言葉にしっかりと耳を傾け、返事をしたり丁寧に言葉を返したりしながら、会話を楽しんでいった。…

1歳うさぎ組2020年度5月のまとめ

食事

自分で食べようとする姿が多く見られるようになってきて、援助を嫌がる子もいた。自分で食べたい気持ちを大切にしながら、さりげなく手を添えていった。

その反面、「食べさせて」と訴える子もおり、気持ちに寄り添いながら一口分をスプーンにすくうなど自分で食べやすいように援助し、自分で食べようとする意欲が持てるようにした。自分で手や口を拭き、「ごちそうさま」と言う姿も見られる。「たくさん食べたね」「おいしかったね」と十分に認めていった。

排泄

トイレや便座に抵抗がなくなり、保育者が誘うとみんなが便座に座れるようになった。タイミングが合い排尿できる子や、自分から言葉で知らせトイレで排尿できる子が増えてきている。できた時は共に喜び、自信に繋がるよう声をかけていった。紙パンツやズボンの着脱を自分でしようとする子もいたので、意欲を大切にし、見守ったり、出来ないときにはさりげなく援助していった。

健康

体調を崩す子もほとんどなく、元気に過ごすことができた。暑い日が多く、水分補給をこまめにしたり、遊びのバランスを考えて休息をとるようにしていった。

鼻が出ると「鼻でた」と知らせる子や自分でティッシュで拭きとろうとする子がいた。「きれいにしようね」と声をかけながらこまめに拭きとり、清潔にする心地よさを伝えていった。

睡眠

布団に入り保育者が背中をさすると安心して眠れる子が多くみられた。なかなか寝付けない子には、側で昔話などをすることで自然と眠りにつく姿があった。

汗ばむ気候になったので、室内の温度調節に気を付け、心地よく眠れるように環境を整えていった。

身体発達

台を重ねて階段を作って上り下りをしだり、ジャンプして降りたりと体を動かしてあそぶ事を繰り返し楽しむ姿があった。音楽に合わせて走ったり、カエルやトンボになって遊んだりと保育者も一緒になって体を動かし、子どもたちと楽しい気持ちを共有していった。体力がついてきて、長い距離でもしっかり歩ける子が多くなった。

情緒

友だちの使っている玩具が気になると、「かして」と言葉で伝える子もいるが、泣いたり無理やり取ろうとする子もいてトラブルになることも多かった。子どもたちの気持ちを汲み取り、保育者が代弁して伝えたり、同じものがある事を知らせたりして、安心してあそべるようにしていった。

言葉

月齢の大きな子は二語文、三語文で保育者と言葉のやりとりを楽しみながら、自分の思いを伝える姿があった。月齢の小さい子は指差しや喃語、簡単な単語で気持ちを伝えようとしていた。子どもたちの言葉に耳を傾け、思いを汲み取りながら、丁寧に言葉を添えてやりとりを重ねていくようにした。…

1歳うさぎ組2019年度2月のまとめ

食事

スプーンやフォークを上手に使って食べたり、おかわりもしたりしてよく食べる子もいる。苦手な食材があるとなかなか進まないが、保育者が声をかけ援助していくと食べられることがあった。無理強いせず少しでも食べられた時は、その姿を褒めていった。子どもたちが意欲的に食べる姿を認めながら、スプーンやフォークの持ち方、使い方を伝え、食事の時間が楽しい時間となるよう配慮していった。

排泄

タイミングを見ながらトイレに誘うと、上手に排尿できる子が増えてきたが、中には、トイレに行くことを嫌がる子もいる。「おしっこでた」と得意気に伝える子もおり、「すごいね、でたね」と十分に褒め、自信や意欲につなげていった。また、排尿・排便があったことを教えてくれる子どももいるので、教えてくれたことを認めながら、一人一人に対応していった。

健康

服やズボンが汚れると自分で脱いだり、着たりはいたりと自分でしようとしていた。意欲を認めながら、さりげなく援助し、自分でできた喜びが感じられるようにしていった。鼻水がでると「はなでた」と保育者に伝えたり、自分でふこうとしたりする姿があった。友だちの熱がでたことを知ると「お熱?」と近寄り話しかけていた。友だちのことを気づかう優しい姿を認め見守っていった。

睡眠

睡眠時間を把握しながら、布団に誘い背中をさすったり、子守唄を歌ったりして気持ちよく入眠できるようにしていった。なかなか眠れない子は、絵本を読んだり、静かな雰囲気を作ったりしながら眠れるようにしていった。

身体発達

久しぶりに降った雪に喜び、テラスで遊ぶ。進んで触ろうとしたり、冷たさを嫌がったりする子などいろいろな姿があった。丸めたり、握っているととけたりなど感触を味わう。天気の良い日は園周辺へ散歩に行った。ジャンパーを自分で着ようとしたり、靴を自分ではこうとしたりする姿も見られるようになってきた。また、保育者と順番に手をつないで歩き体力がついてきている。室内でもしっかり体を動かして遊べるようマットや大型ソフト積木を使い環境を整えた。

情緒

友だちが人形を取られ泣いていると、取られた人形と同じものを持っていき渡してあげる姿を見かけた。また、思い通りにならないと大きな声を出し泣いてアピールしたり、叩いたりする子もいた。保育者が仲立ちとなり、代弁したり「やめて」と言うんだよと言葉で言えるように促していった。

言葉

散歩中、目で見たものを言葉にして保育者に伝えようとしたり、友だちや保育者と会話のやりとりをしたりして楽しんでいる。少しずつ文章で喋ることができるようになってきているので、発語を促しながら会話を楽しんだ。…

1歳うさぎ組2019年度1月のまとめ

食事

苦手な料理でも、「おいしいよ。〇〇ちゃんも食べてるよ」と友だちの姿を知らせながら声をかけると意欲的に食べ、上手にスプーンを使って食べられるようになりトレーに食べこぼしが少なくなってきた。「上手に食べられるようになったね。」と声をかけながら子どもたちの喜びに共感していった。

排泄

トイレに誘うと積極的に便器に座り、タイミングが合えば排泄ができる子もいる。座りたくないときは「パンツだけ」と自分の気持ちを伝えるようになった。気持ちを汲み取り無理のないように誘っていった。紙パンツに便が出ると「ウンチ出た」と教える姿や、友だちが排便し沐浴に行くと「○○ちゃんもウンチ出た」と自分のことを伝える姿があった。伝えることができたときは十分に認め、意欲につながるように褒めていった。

健康

鼻水が出ると自分で拭こうと「自分で」という姿や、友だちがティッシュを棚から取ろうと手を伸ばしていたら取ってあげる姿がみられた。また、食事前に進んで手洗いに行くことが増え、できたら褒め、蛇口の調節など難しいところはさりげなく援助していった。

睡眠

食事が終わると布団に入って入眠する体制になる子や、玩具の棚の前で好きな遊びを満足いくまで楽しんで布団に入る子がいる。家庭での睡眠時間や起床時間が様々なのでその子にあった睡眠時間が取れるように配慮しながら布団に誘ったり、背中をさすったりして安心して入眠できるようにしていった。

身体発達

ブロックでイメージするものを作ろうと自分で組み立てる姿があった。難しくてできなかったときは床に伏せたり、ブロックを投げたりして周囲にうまくできないもどかしさを表していた。できたときは「できた。○○だよ。」と満足そうに保育者に伝える姿もあり、自分でしてみたいという気持ちを大切にし、できないときはさりげなく声をかけながら達成感を味わえるように見守っていった。

情緒

友だちの遊びを真似してみたい、一緒に遊びたいという思いがうまく表現できず玩具を取ってしまったり、手が出てしまったりする姿があった。保育者が仲立ちをし、「同じものを探しに行こうか」と声をかけたり、保育者が同じ遊びを一緒にしていったりして友だちとの関わりをつなげていった。また、体調不良時など甘えたい気持ちから抱っこを求めることもあったので安心できるように気持ちを汲み取りながら関わっていった。

言葉

二語文、三語文が話せる子が増え、友だちの様子や家のことなど積極的に話してくれるようになった。遊びの中でままごとでは「おいしいよ、どうぞ」やブロックで作っているときは「○○ちゃん、これが作りたい」など相手に話しかけたり思いを伝えたりしながらやりとりをしようとする姿があった。子どもたちが言葉にしたことに耳を傾け、言葉をつないだり代弁したりしながら言葉のやりとりが広がるようにしていった。…

1歳うさぎ組2019年度12月のまとめ

食事

「おいしいね」など、子どもたち同士で話しながら給食を食べる姿がある。苦手な食べ物でも、友だちが食べていたり「おいしいよ」と声をかけられると興味を持ち、食べてみようとする姿があった。保育者も「○○ちゃんがおいしいって食べてるね」「○○ちゃんも1口食べてみようか」など声掛けをし、いろいろな食材に興味が持てるように関わっていった。

排泄

紙パンツに便が出ると「うんち出た」と言って知らせたり、自分の紙パンツを持ってきて、便が出たことを知らせる子がいた。「すごいね」「きれいにしようね」など声をかけ、子どもの姿を十分に認め、きれいになった心地よさを知らせていった。また、トイレに誘うと、上手くトイレで排尿できる子もいた。「すごいね」「トイレでできたね」など子どもの喜びに共感し、自信へとつなげていった。

健康

体調を崩す子も少なく、元気に過ごす。鼻水が出ると「鼻が出た」と言って知らせに来たり、自分でティッシュをとって拭こうとする姿があった。「きれいにしようね」など声をかけきれいに拭き、きれいになった心地よさを伝えていった。

睡眠

室内遊びが増え、体力が余っているせいか寝つきが悪かったり、なかなか眠たくならない子がいた。寝ている子の妨げにならないよう、絵本を見るなど静かに遊べる環境を作り、子どもたち一人一人のペースで眠ることができるようにしていった。

身体発達

手先が器用になり、パズルやシール貼りなどの遊びをじっくりと楽しむ。何度か繰り返して遊ぶと、覚えてすらすらとパズルをはめていた。マットの上で、身体を支えて前転をして楽しんだ。手をしっかりつくことを覚えて繰り返し楽しんでいった。

情緒

“友だちと同じ玩具がほしい”“友だちの持っている玩具がいい”などのこだわりがあり、玩具を取ろうとしたり、友だちを押したりする子がいた。保育者が仲立ちとなりながら、「“貸して”だよ」「○○ちゃん、次はお友だちにかしてあげてね」など言葉にして繰り返し伝えていった。

言葉

月齢の小さい子も言葉がぐんと増え、保育者の言葉を真似たり、「○○ちゃん」と友だちの名前を呼んでは積極的に関わろうとする姿があった。また、「○○ちゃんがえーんえーん」と泣いている子のことを知らせたり、「おいしい、あーん」などと声をかけてくる姿があった。子どもの伝えようとする言葉にゆったりと耳を傾け、具体的に言葉にして受け答えしていった。…