1歳うさぎ組月のまとめバックナンバー

1歳うさぎ組2021年度4月のまとめ

食事

自分からスプーンを使ったり、手づかみをしたりしながら意欲的に食べている。スプーンを使って食べようとしている時に、さりげなく手を添え、一緒にすくって口に運んだりすると上手に食べられたことが嬉しくて、笑顔を見せる子もいた。
「おいしいね」「上手に食べられるね」など声をかけ、楽しい雰囲気で食事ができるようにしていった。

排泄

紙パンツ交換時には、「きれいにしようね」「おしっこ出ているね」など、清潔になる気持ち良さが感じられるように声をかけていった。進級児はトイレに誘い、便座に座ることに慣れていけるようにしていった。

健康

新しい環境への不安や、生活リズムの変化からくる疲れなどで体調を崩し、発熱や嘔吐で欠席する子がいた。鼻水や咳が続く子が多く、こまめに鼻を拭きとったり、検温をしたりして体調の変化に留意していった。また、送迎時に体調について家庭と密に連絡を取り合い、体調の変化に迅速に対応できるようにしていった。

睡眠

新入園児は、午睡の時間になると不安で涙が出たり、小さな物音に敏感ですぐに目が覚めたりしていた。進級児は、布団に横になり、体をさすると安心して入眠することができていた。一人ひとりのリズムに合わせ、心地よく眠れるよう環境を整えていった。

身体発達

伝い歩きをする子、歩行ができる子など様々な姿がある。室内では、一人ひとりが自由に探索活動が楽しめるよう、使っていない玩具は片づけ、広いスペースを確保し、安全に遊べるようにしていった。
歩行ができる子は、散歩に出かけた際、保育者と手をつないで歩いたり、公園で芝生の上を走ったり歩いたりして、しっかりと体を動かして遊ぶ姿があった。

情緒

新入園児は不安で涙が出る子もいる一方で、すぐに環境に慣れて好きな遊びを見つけて遊ぶことができる子もいた。進級児の中には、新しい保育者に人見知りをする子もいた。不安な気持ちや甘えたい気持ちをしっかり受け止め、一対一でかかわるようにしたり、そばで一緒に遊んだりしながら、安心して過ごせるようにしていった。

言葉

自分の思いをしぐさや表情で伝えようとしたり、泣いて表現する子など様々な姿がある。また、「開けて」「できた」「ブッブー」など簡単な単語を話す子もいる。子どもたちの思いを汲み取り、言葉にしながらかかわるようにしていった。指差ししながら伝えようとする姿もあるので、保育者が具体的な言葉にしながらやりとりを楽しめるようにした。…

1歳うさぎ組2020年度3月のまとめ

食事

「うまっ!」「みて、ぜんぶたべたよ」など友だちとの会話や一緒に食べる事を楽しみながら意欲的に食事を進めていた。中には保育者に甘えたい気持ちから、側に呼んだり食べさせてもらいたがる子もいた。楽しく食事ができるようそれぞれの思いを受け止め、一対一での対話も大切にしながら援助していった。

排泄

日中、布パンツで過ごせる子が増え、紙パンツの子もトイレで排泄できることが多くなった。トイレットペーパーを使い、水を流し、手を洗うという流れも習慣づいてきて、自らできるようになってきている。パンツを脱がず、膝までおろして排泄できる子もいる。一人一人の姿に合わせた声かけや対応をしていった。

健康

鼻水や咳、アレルギーなどの症状のある子が多くいた。こまめに鼻を拭き取り清潔を保つようにしたり、水分補給や検温を行ったりしながら体調を見守っていった。また、日中の気温差が大きい日や乾燥した日も多く、衣服や室温、湿度の調節を行い、快適に過ごせるようにしていった。

睡眠

午前中、存分に体を動かして遊んだり、パズルやブロック、ひも通しなどで集中して遊んだりした後、しっかりと食事をとることでぐっすりと午睡していた。中にはしばらく遊んでから布団に入る子や特定の保育者が側につくことを求める子もあった。保育者同士連携して、一人一人が気持ちよく入眠できるように対応していった。

身体発達

「散歩にいこうか」の声かけに自分でジャンパーを着たり靴下や靴を履いたりと意欲的に自分で身の回りのことをしようとする姿があった。
誘導ロープでの歩行も安定し、坂道や砂利道を含む往復一時間程度の道のりを元気に歩いた。周りの景色に目を向け草花や虫を見つけたり、地域の方々との触れ合いを楽しんだりする姿もあった。

情緒

好きな玩具や場所ができることで独占欲や執着心が芽生えたり、はっきりと自己主張することで気持ちのぶつかり合いが起きたりすることが多くあったように思う。玩具や場所の取り合いになったり、特定の友だちだけ受け入れたりする姿もあった。お互いの気持ちを代弁し仲立ちをしながら一緒に遊んだり、時には一人でじっくりと遊べる環境を整えたりしていった。
四月から転園する子の中には、情緒が不安定になる子もみられた。気持ちを受け止めスキンシップをしっかりとるなど、安心して過ごせるようにしていった。

言葉

「はじめてのおつかい」や「めっきらもっきらどおんどん」など長めの物語が気に入り、何度も繰り返し見て喜ぶ姿があった。ハラハラする展開に引き込まれたり、絵本の中の言葉を真似して言ってみたりして楽しんでいた。
自分の気持ちを言葉で伝えられるようになったことで会話を楽しむ一方、言い合いになることもあった。双方の言葉を補ったり言い方を知らせたりしながら仲立ちをしていった。…

1歳うさぎ組2020年度2月のまとめ

食事

皆、苦手な食材も食べられるようになり、「ぜんぶたべたよ」と保育者にお皿を見せたり、「おかわりください」と言っておかわりしたりと意欲的に食事に向かう姿があった。食欲がありよく食べる反面、よく噛まずに早食いになってしまう子もあり、慌てずにゆっくりと食べられるよう「よく噛んで食べようね」など声をかけていった。

排泄

排尿間隔が長くなってきた子が多く、トイレで排泄できることが増えてきた。自分のタイミングでトイレにいく子も増えてきているため、保育者からトイレに行くことを促すことは控え、一人一人の意思を尊重していくようにしていった。また、トイレットペーパーの使い方など、排泄後の始末の仕方をわかりやすく伝えていった。

健康

食事前の手洗いが定着してきて、保育者の声掛けがなくても自ら手洗いをしにいく姿があった。石鹼をたくさん使おうとする子には適量を伝えていくようにしていった。鼻水が出ると「はなでた」と保育者に伝えたり、自分でティッシュペーパーを取って拭き取ろうとする子がいた。必要に応じて手を添えて一緒に拭きながら鼻のかみかたを伝えていくようにした。

睡眠

自分から布団に向かい落ち着いて眠る子や、しばらく玩具であそんでから布団に向かう子がいた。特定の保育者が側につくことを求める子もあり、保育者同士連携をして一人一人が気持ちよく入眠できるよう対応していった。

身体発達

お気に入りの体操の曲をかけると、集まってきて一緒に体を動かして楽しむ姿があった。保育者の動きをよく見て模倣したり、曲に合わせて一緒に歌いながら踊る子もいた。ボールを投げたり、蹴ったりすることも上達し、保育者と一緒に繰り返し楽しんだ。ボタンかけに興味をもつ子が増え、ボタンのついた玩具で留めはずしを楽しめるようにしていった。

情緒

お気に入りの玩具や場所ができることで独占欲が生まれ、取り合いになることがあった。お互いの気持ちを代弁し仲立ちをしながら一緒にあそべるようにしだり、時には一人でじっくりとあそべるように配慮したりしていった。

言葉

子ども同士で会話を楽しむ姿がよく見られるようになってきた。保育者に対して自分の要望をしっかりと言葉で伝えたり、経験したことや感想を話したりもできるようになってきている。また、絵本の読み聞かせの中でセリフを一緒に言ったり、動物や乗り物の名称を覚えて言ったりしていた。子どもの言葉にしっかりと耳を傾け、丁寧に応えていくことで、言葉で表現する喜びが感じられるようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度1月のまとめ

食事

半数の子どもが正しいスプーンの持ち方で食事ができるようになってきたが、まだ時々手づかみ食べになる子もいる。「スプーンで食べてみようか」「スプーンを使うとすくいやすいよ」など意識づける声かけをしていった。エプロンをつけることを嫌がる子も見られるようになってきたので、子どもの意思を尊重し食事をしていくことで、エプロンをつけなくても服を汚すことなく食べられる子が増えてきた。

排泄

自分から「しっこでる」「うんちでる」と言ってトイレで排泄できる子が増え、意欲的にトイレに向かっている。排尿間隔がしっかりと空き、活動の区切りでトイレに誘うと必ず排尿できる子もいる。月齢の大きい子の中には寒さから億劫がる子もいるが、無理強いはせず、ゆったりとした気持ちで関わっていくようにしていった。

健康

鼻水の出る子はいたが、大きく体調を崩したり、感染症にかかったりする子はなく、この時期にしてはみな元気に過ごせたと思う。少しでも鼻水がでると「はなでた」と保育者に知らせ、こまめに拭き取る子もいた。天候の良い日には戸外に出かけしっかりと体を動かし、よく食べ、よく眠ることで、体力が向上し、また手洗いを励行していったことが感染予防につながったように感じた。

睡眠

食後すぐに布団に横になるこもいるが、玩具であそんだり絵本を広げたりして特定の保育者の手が空くまで待つ子もいた。甘えたい気持ちをしっかりと受け止め、一人一人丁寧に関わっていった。すっきりと目覚め、自らトイレに向かったり玩具をだしてあそび始めたりと睡眠リズムが安定してきている子がいる反面、なかなか目覚められない子もいる。カーテンや窓を開け、明るくしたり換気をしたりして気持ちよく目覚められるようにしていった。

身体発達

天候の良い日には戸外に出かけ、雪遊びや散歩を楽しんだ。バランスをとりながら雪山に登り滑り降りたり、公園に出かけ広場や坂道でかっけこをしたりと全身を使ってあそぶことを楽しんでいた。接触や事故のないよう、保育者も一緒にあそんだり、いつでも対応できるように連携をしてあそびを見守ったりしていった。

情緒

自己主張をしあうことで喧嘩になる場面も多いが、お互いの気持ちを受け止め代弁していくことで、少しずつ譲ったり待ったりできるようになってきている。その姿をしっかりと認め、「ありがとう」と言葉で伝えることで情緒の安定を図ったり、時には一人でじっくりとあそべる場を作ったりしていった。

言葉

子ども同士で言葉のやりとりをしてごっこあそびをしたり、保育者と会話をしたりすることを楽しんでいた。また絵本の内容を覚えて友だちに読み聞かせをする子もいた。名前のわからないものを「これなに」と保育者に尋ねる事も増え、その都度丁寧に答えていくことで言葉で表現する喜びが感じられるように関わっていった。…

1歳うさぎ組2020年度12月のまとめ

食事

いろいろな食材が食べられるようになり、ほとんどの子が残さず食べきれるようになってきたことで、食事への意欲が増してきた。また、スプーンの持ち方を意識し下から持ったり、正しい持ち方で食べようとする子が増えてきている。上手に使えていることを認めたり、持ち方を尋ねてくる子には手を添えて応えたりしていった。楽しく食事ができることを第一にしながら、子どもたちに芽生えてきた食事中のマナーや意識も大切に伸ばしていけるようにしていった。

排泄

登園時、家庭から布パンツをはいて登園してくる子や、保育者に「しっこでる」と伝えて自分からトイレに行き排泄する子がいる反面、寒くなってきたことでトイレに行きたがらなくなる子もいた。子どもの意思を尊重し紙パンツで過ごすなど負担にならないようにしながら、タイミングをみてトイレに誘うようにしていった。

健康

食事前の手洗いは、保育者が声をかけなくても自分から向かい、袖を上げたり蛇口の開閉をしたりしていた。手がきれいに拭けていない子には、丁寧に拭くことを手を添えながら伝えていくようにしていった。鼻水が出る子は、「はなでた」と保育者に知らせ、自らティッシュを取ってくる姿があった。一緒に鼻水を拭き取りながらやり方を伝えていった。

睡眠

給食が終わると好きなぬいぐるみや絵本を持って、自分から布団に向かう子がいた。保育者が側にいることで眠れる子もいるが、なかなか寝付けない子もいたので、優しく背中をなでたり、膝枕をしたりするなどその子が求める関わりをもつことで安心して眠りにつけるようにしていった。

身体発達

誘導ロープを使って散歩が楽しめるようになり、長い距離をしっかりと歩いている。広いグラウンドで友だちや保育者と一緒に走ったり、ボールを投げたり追いかけたりして楽しんでいた。友だちがしていることに興味をもって、同じことをしようとするなど、やってみたいと思う気持ちを大切にし、接触や転倒など危険のないように見守っていった。

情緒

子ども同士の関わりが増える中で、自己主張から気持ちのぶつかり合いが起きたり、「○○ちゃんの」と物を共有することがうまくいかないことがあった。押したり叩いたりすることもあったので、一緒にあそびたい気持ちと思い通りにならない葛藤をしっかりと受け止め、お互いの気持ちを代弁しながら楽しくあそべるようにしていった。

言葉

経験したことや気付いたこと、感じたことを言葉で伝えられるようになってきた。月齢の大きい子同士では会話を楽しむ場面も見られるようになり、月齢の小さい子も保育者に思いを伝えることが多くなってきている。その都度ゆったりと聞いたり共感する言葉をかけたりし、言葉を交わす楽しさや喜びを感じられるようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度11月のまとめ

食事

苦手だった食材も食べられるようになったり、全部残さず食べきり「ピカピカだよ」と空っぽになった器を嬉しそうに保育者に見せたりする子が増えてきた。嬉しい気持ちに共感したり、意欲的に食べようとする姿をしっかりと認めていくようにした。反面、早食いになりよく噛まずに飲み込んだり、口いっぱい詰め込んで食べようとする子もおり、慌てずゆっくりよく噛んで食べることができるような声かけをしていった。

排泄

自分のタイミングでトイレに行こうとする子が増え、したくなった時に「しっこでる」と保育者に知らせてトイレで排尿できる子が多くなってきた。トイレットペーパーを手渡すと自分で拭いて後始末ができる子もいる。「うんち」と言ってトイレに向かい、排便できる子もある。着脱も自分でしようとする子が増え、しっかりと褒めたり認めたりしながら、意欲へと繋がるようにしていった。

健康

多くの子に咳や鼻水の症状があり、与薬依頼のある日が多くあった。登降園時には健康状態について様子を伝えあい、日中も検温などをして体調の変化に十分留意していった。また、食事前後には保育者同士で声をかけ合い、投薬忘れのないよう注意していった。鼻水をこまめに拭き取ったり、鼻のかみかたを丁寧に伝えていくようにした。

睡眠

好きなぬいぐるみを持って自分から布団に入る子や、ある程度あそんでから寝たい子など一人一人のタイミングで入眠できるようにしていった。特定の保育者に側にいてもらいたがる子には、なるべく気持ちを尊重しゆったりと関わりながら気持ちよく入眠できるようにしていった。室温や布団の調節をして、快適に眠れるよう配慮した。

身体発達

積極的に戸外に出て、歩く、走る、登る、跳び下りるなど体全体を使って遊ぶことを楽しんだ。階段の上り下りがスムーズにできるようになったり、坂道をバランスを崩さず走れるようになったりしてきている。保育者を真似て布団をたたみ、棚まで運ぼうとする子がいる。「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えたりしながら、身の回りのことを自分でしようとする意欲へ繋げていくようにした。

情緒

友だちとかかわってあそぶことが増える中で、互いの自己主張から気もちのぶつかり合いになる場面がある。一緒にあそびたい気持ちと思い通りにならない気持ちとの葛藤をしっかりと受け止めて、お互いの気持ちを整理しわかりやすく伝えていきながら、楽しくあそべるようにしていった。

言葉

経験したことや気付いたこと、感じたことを言葉で伝えられるようになってきた。視線を合わせてゆったりと聞いたり、共感する言葉をかけたりし、言葉を交わす楽しさや喜びを感じられるようにしていった。また友だちとのごっごあそびの中で役になりきってやりとりを楽しむ姿が多くある。保育者も一緒にあそびながら、あそびに必要な言葉を引き出していけるようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度10月のまとめ

食事

涼しくなって食欲が増し、苦手だった食材も食べようとする子や、全部残さず食べきれる子が増えてきた。また、食事前後に自分で手を合わせて挨拶をしたり、スプーンを下から持って食べようとする子も見られ始めた。楽しく食事ができることを第一にしながら、子どもたちに芽生えてきたマナーや意識も大切に伸ばしていくようにしていった。

排泄

排泄間隔が長くなり、活動の区切りや午睡後などのタイミングでトイレで排泄できる子が増えてきた。また、自分のタイミングでトイレに行きたがる子には無理して誘わず、なるべく自分から知らせてくれるのを待つようにしていった。着脱は「じぶんで!」と手伝われることを嫌がる子もいるが、はかせてもらうのを待っている子もいる。自分でしてみようという気持ちや行動がみられるような声かけや援助をしていった。

健康

寒暖差から、鼻水や咳が出る子がいた。鼻水がでると「はなでた」としらせたり、自分でティッシュを取って拭こうとする子がいた。援助が必要なところは手を添え、自分でできた喜びや、清潔に過ごす心地よさが感じられるように関わっていった。また食後の口拭きを一人でできる子も見られ始めた。必要に応じて援助しながら習慣となるように促していった。

睡眠

室内の温度に気を付けて換気をしたり、掛け布団を調節したりしながら、快適に眠れるよう配慮していった。一人一人のタイミングで安心して入眠できる環境や対応を考慮しながら、関わっていった。

身体発達

天気の良い日には新しくできた公園に行き、滑り台や丸太平均台などの固定遊具であそんだり、友だちと一緒に坂道でかけっこをしたりして体全体を使ってあそぶことを楽しんだ。階段を上ったり、ある程度の高さから跳び下りたりできるようになった子が増えたが、できるようになったことが危険な行動に繋がらないように、安全なあそび方を伝えるようにしていった。

情緒

友だちとの関わりを楽しむ中で、友だちがブロックで作った物や使っている玩具に興味を持ち、取り合いになることがあった。保育者と一緒に同じ物を作ったり、玩具の数を調節するなど、保育者が仲立ちとなり、お互いの気持ちを受け止めていった。

言葉

生き物や自然物との触れ合いを通して「カマキリさんおった」「かえるさんは?」「ドングリいっぱいだよ」と言葉にしたり、「とりさん、おさんぽいった?」と自分の考えを伝えたりする子がいた。子どもからのつぶやきを大切に受け止め、言葉を重ねながらやりとりを楽しんでいった。…

1歳うさぎ組2020年度9月のまとめ

食事

苦手だったおかずでも、保育者の声かけや友だちが食べている姿に誘われて、自分から食べてみようとする姿があった。一口食べてみておいしさに気付くと、笑顔で食べきり、「ぜんぶたべた!」と嬉しそうに保育者に知らせる子もいた。意欲的な姿をしっかりと褒め、無理強いにならないよう一人一人に合った言葉をかけながら、いろいろなものを食べてみることへの興味が深まるようにしていった。

排泄

自分から「しっこでる」「うんちしたい」と知らせてトイレに行き排泄できる子が増えてきた。月齢の大きな子どもたちは午前中布パンツで過ごす子が増え、中には一日布パンツで過ごせる子も出てきた。月齢の小さな子どもたちもトイレに誘うと自分でカゴから紙パンツを探して持ってきたり、タイミングが合うとトイレで排尿できたりするようになった。送迎時や連絡ノートで保護者と伝えあい喜びを共感していった。

健康

残暑が厳しかったが疲れから体調を崩す子もなく、元気に過ごすことができた。

暑い日に汗をたくさんかいた時には着替えやシャワーをし、後半になり朝夕と日中の寒暖差が大きくなってからは活動に合わせて衣服の調節をして、快適に過ごせるようにしていった。

睡眠

保育者が横につき、体をさするとスムーズに入眠している。中には、特定の保育者を求めたり、お気に入りの絵本や玩具で遊んでから眠る子もいる。一人一人の情緒や睡眠リズムを把握し、安心して入眠できるようにしていった。午後からよく日が当たり室温が高くなるため、状況に応じてエアコンを利用し快適に眠れる環境を作っていった。

身体発達

散歩に出かけた先で、草花や虫、木の実などの自然物に触れる機会があり、目にしたものの歌を歌いだす子がいると、つられてみんなで歌って一緒に楽しむ姿があった。

誘導ロープを使っての園周辺の散歩では、友だちと歩調を合わせて進むことが上達し、一緒に歩くことを楽しんでいる。

情緒

気の合う友だちとやりとりをしながら同じ玩具であそんだり、一緒にお買い物ごっこをしたりして楽しんでいた。0歳児に入園児があり、その影響で保育者との一対一の関わりを求める子もあったので、スキンシップを図り安心してあそべるようにしていった。情緒が不安定な時には、噛みつきなどのトラブルもあったので、一人一人の様子について保育者同士で共通認識を図っていった。

言葉

「お買い物行こ」「何が欲しいですか」など遊びの中で子ども同士が言葉のやりとりをして楽しむ画面が増えてきている。保育者も一緒にあそびに加わり、やりとりをしたり言葉を補ったりしながら、言葉が伝わる喜びや楽しさが感じられるようにしていった。また、発見したものを言葉で伝えようとする時は、その言葉を受け止めて「○○だね」と復唱して発音しやすいようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度8月のまとめ

食事

意欲的にスプーンを使って食べている。保育者が介助しようとすると嫌がる子がいたり「たべさせて」と保育者に介助を求める子がいたりした。必要に応じて手を添え、満足感が味わえるような関わりを重ねていった。また、ある程度食べ終えると食材を混ぜ合わせる子がいた。無理強いすることなく、様子に合わせて切り上げたり、介助をしたりしていった。

排泄

活動の区切りでトイレに誘うと、トイレで排泄できることが増えてきた。自分から「しっこでる」とトイレに行こうとする子や、午前中の1時間程度布パンツで過ごせるようになってきた子もいる。一人一人の排尿間隔に合わせ、またしぐさなどを見逃さないようにトイレに誘うが、嫌がるときは無理をせず、なるべく自分から知らせてくれるのを待つようにしていった。

健康

猛暑が続いたため、一人一人の体調の変化に配慮しながら、静と動のあそびのバランスをとったり、休息を入れたりしていった。また、空調を利用したりこまめに水分補給を行ったりしながら、熱中症予防に努めた。月の後半から鼻水や咳の出る子が増え、こまめに鼻を拭きとり、体調の変化がないか見守っていった。

睡眠

保育者が横につき、体をさするとスムーズに入眠できる子がほとんどだが、中にはしばらく遊んでから入眠する子もいた。眠っている子の妨げにならないよう、静かにあそべる玩具を用意したり、お気に入りのぬいぐるみと一緒に横になって過ごしたりして、自然と眠たくなれる環境を作るようにしていった。また、汗をかく子もいたので、室温調節を行いながら、快適に眠ることができるよう配慮していった。

身体発達

水がかかることに抵抗があった子も少しずつ水に慣れ、自分からホースの水をあびにいけるようになり、タライに入水したり、バケツやジョウロなどに水を汲んで掛け合ったりと、全身で水に親しみながらあそんでいた。泡や氷、色水などでもあそび、その変化に驚いたり発見したことを共有しあったりして楽しんでいた。また、水あそびを通して自分で衣服の着脱をしようとする子が増えてきた。

情緒

友だちとの関わりが増し、手をつないで歩いたり同じあそびを楽しんだりする場面が増えてきた。その反面、独占欲が強くなり、玩具を独り占めしようとしたり、友だちが使おうとすると自分のものだと主張したりする子がいた。それぞれの思いに寄り添いながらお互いの気持ちをを代弁し、安心してあそべるよう仲立ちをしていった。

言葉

友だちの名前を呼んで「一緒にあそぼ」と誘ったり、会話をしながらあそぶ姿が増えてきた。また、保育者に「これはなんだ?」と指差しをして尋ね、答えを復唱して覚えようとする子もいた。様々な場面で子どもの言葉に耳を傾け、ゆったり丁寧に答えたり言葉を補ったりしながら、言葉のやりとりを楽しみ、自分の思いが伝わる喜びが感じられるようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度6月のまとめ

食事

スプーンや手づかみで意欲的に食べる反面、好きなものだけを食べて、苦手なものは「いらん」と言って皿をよけたりこぼしたりする子もいた。自分で食べようとする姿を大切にし、苦手だという気持ちを汲み取りながら、無理強いをせず「好きなものを十分食べられた。おいしかった」という満足感がもてるようにしていった。

排泄

「しっこでる」と言葉で伝えてトイレに行く子や、友だちがトイレに行く様子を見て、自分も行きたいと訴える子が増えてきた。トイレで排尿できた時は「おしっこ出たね。スッキリしたね」と声をかけながら共に喜び、自信に繋がるようにしていった。トイレの後の手洗いも自分からしようとする姿があった。

健康

体調を崩す子もほとんどなく、元気に過ごすことができた。暑い日が多く、エアコンを使用し室内の温度調節をしたり、水分補給をこまめにしたりして、快適に過ごせるようにしていった。汗をかいた時には清潔を保つよう、「汗かいたね。着替えようね」と声をかけると、自分から服を脱ごうとする子どもも見られるようになった。

睡眠

布団に入り保育者が背中をさすると安心してスムーズに眠れる子が多くみられた。なかなか寝付けない子は、穏やかな声でゆったりとお話をすると自然と眠りにつく姿があった。エアコンや扇風機を使用して室内の温度調節をし、心地よく眠れるように環境を整えていった。

身体発達

ソフト積み木やマットで階段や坂を作り、上り下りやジャンプなど活発な動きを楽しむ姿があった。一本橋をバランスをとりながら渡ったり、段差のあるサークルを作り歩いて回ったりと意欲的にあそぶ姿も多かった。危険のないよう保育者が必ず側につき、一人一人の動きを見守り安全面に配慮していった。

情緒

母親の妊娠や出産など家庭内に変化のあった子が多く、情緒が不安定になる子が見られた。気持ちを受け止め、特定の保育者との一対一の関わりを求める子には、スキンシップを図り安心して過ごせるようにしていった。また、玩具や場所の取り合いから噛みつきや手が出るなどのトラブルもあったので、一人一人の様子について保育者間で共通認識を図っていった。

言葉

月齢の大きな子は二語文、三語文で保育者と言葉のやりとりを楽しんだり、友だちの名前を呼んで一緒に遊びたい気持ちを伝えたりする姿があった。一緒にあそぶ中で「かして」「かわって」などの言葉を添える子も多くなってきている。子どもたちの言葉にしっかりと耳を傾け、返事をしたり丁寧に言葉を返したりしながら、会話を楽しんでいった。…