1歳うさぎ組月のまとめバックナンバー

1歳うさぎ組2023年度6月のまとめ

食事

月齢の小さい子たちも、スプーンやフォークを使って食べてみようとする姿が見られるようになった。手づかみをしたり、たくさん頬張ったりすることもあるが、「スプーン使えるかな?」「ちょっとずつモグモグしようか?」などと声をかけて意識を促すようにしていった。好き嫌いが出てきたため、「おいしいよ」「あまいかな?」など声をかけながら無理なく食べられるようにしていった。

排泄

月齢の大きい子は、「トイレ座ってみる?」と保育者に誘われるとトイレに向う姿が見られた。パンツに出ていることの方がまだ多いが、尿意が分かったことや排泄ができたことを褒め、自信に繋がるようにしていった。
月齢の小さい子も紙パンツに排尿すると出たことを股を触って保育者に伝えられるようになった。「すごいね」「パンツかえようね」などと声をかけすっきりした爽快感を味わえるようにしていった。

健康

暑い日が続き、細目に水分補給を行ったり、室温や湿度を見ながらエアコンも利用したりしながら、快適な環境で過ごせるようにしていった。胃腸炎やヘルパンギーナ、夏風邪が流行ったため、一人一人の体調を把握しながら家庭との連携を登降園の際にこまめに行っていくようにしていった。

睡眠

まとまった時間、寝られるようになってきた。体調が優れず、咳や鼻水で途中起きてしまうことがあり、枕元を高くして呼吸が楽になるよう工夫していった。
また、気温や湿度が高い日は、エアコンを使用し、ぐっすりと眠ることができるように配慮した。

身体発達

フラフープとマットを使ってトンネルを作ったり、ソフト積み木を使ったりして体を動かすようにした。ハイハイや低い姿勢でトンネルをくぐったり、ソフト積み木を重ねて階段のように登ったりして活発に動いて遊ぶ姿が見られた。
保育者と手を繋いで歩くことにも慣れ、路面でつまずいたり、歩くのが嫌で抱っこを求めたりすることもなくなってきた。
ボール遊びやダンスも取り入れながら、楽しんで体を動かせるようにしていった。

情緒

友だちに興味があり、名前を呼んだり、「○○ちゃん来たよ。嬉しいね」「一緒に遊ぼう、だって」などと保育者が声を掛けたりしてお互いの思いを代弁しながら仲立ちとなり、友だちと一緒に遊ぶ楽しさを感じられるようにしていった。

言葉

一番小さい月齢の子からも、喃語で何かを話していることが増えてきた。以前は全く興味を示さなかった絵本や紙芝居を見たり聞いたりするようになり、「これはなあに?」「○○はどれ?」などとクイズを出すと、嬉しそうに答えてくれるようになり、「○○だった」と反応してくれる子もいたため保育者も丁寧に関わっていくようにしていった。

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1歳うさぎ組2023年度5月のまとめ

食事

体調が優れない日が多くあったが、食欲が落ちることはなく食べていた。少しずつ野菜の好き嫌いが出てき始め、おかずや汁の具などを残すことが多くなってきた。小さく刻んだり、「もぐもぐ、おいしいだね」などと声をかけたりしながら、食べ進んでいけるようにしていった。

排泄

排尿をすると自分のパンツを触り、出たことを保育者に伝えて、自発的にパンツを替える姿が見られるようになってきた。時間を見ながら、「といれいってみよう」「ちっちでた?」など声をかけながら少しずつトイレトレーニングを行っていきたい。

健康

咳や鼻水・鼻詰まりなどの症状が続き、熱による欠席や早退が非常に多くあった。細目に鼻水を拭ったり、室温・湿度の管理や衣類の調節に努めたりしながら、少しでも快適に過ごせるように見守っていった。園での様子や家庭での様子を細目に伝えしっかりと連携を取っていくようにした。

睡眠

咳や鼻詰まりの症状から息苦しくなるため、眠りが浅かったり、時間が短かったりしている子が多くいた。また、一人一人のリズムで入眠できるように努め、呼吸がしやすいように頭元を高くしたり、横向きで寝る姿勢を促したりしていった。

身体発達

凸凹マットの上も難なく歩行できるようになり、バランス感覚がとても発達してきている。また、友だちや保育者とかけっこをする姿も増えてきてしっかりと体を動かして遊べている。保育者や友だちを見て、ダンスや手遊びを真似してみる姿も見られるようになってきた。

情緒

散歩先で草花に触れたり、カエルやザリガニを見たりして喜ぶ姿があった。咲いている花を見て「かわいい」「きれい」と表現していた。
連休の後など涙する子が多く、しっかりと気持ちを受け止め、子どもが落ち着いて、安心して遊べるように一人一人と関わっていくようにしていった。

言葉

食べ物や色などへの興味・関心が芽生え、「りんご」「にんじん」「あか」「あお」などと保育者に伝え喜ぶ姿が見られるようになった子がいる一方で、なかなか単語らしい単語が聞かれない子もいた。友だちや保育者に興味を示し「せんせい」「○○ちゃん」など保育者が言った言葉をオウム返しで言っていたため、ゆっくりと聞き取りやすいように伝え、上手く言えた時にはしっかりと褒めていくようにした。…

1歳うさぎ組2023年度4月のまとめ

食事

食事に意欲的で、保育者が用意を始めると手洗い場や椅子の方へ自分から向かう姿が見られる。後半には全員が完了食になり、一人一人に合わせて刻んだり、食べやすい大きさにしたりしている。手づかみやスプーン・フォークなどを使って食べている。少しずつ苦手な野菜などが増えてきているが、「おいしい」と言いながら食べる子もいる。また、保育者が「おいしいよ」「もぐもぐだね」など声をかけることで食べてみようとする姿が見られた。

排泄

月齢の大きい子は、保育者が「トイレに行こう」と誘い便座に座ると、排尿したりタイミングが合うと排便もしたりできていた。月齢の小さい子たちは、「おしっこ出たね。交換しようか?」と声をかけると、安心して保育者の肩につかまり交換していた。また、自分で足を上げて抜いたり、入れようとしたりする姿も見られた。

健康

新しい環境への不安や、疲れなどから、体調を崩す子がいた。鼻水や咳、目やになどが出ていたり、普段より熱が高めの子が多く見られたので、細目に検温したり、鼻水を拭くなど清潔に保てるようにしていった。また、寒暖差が激しい日もあり、服装や空調で温度調節を行い過ごしやすい環境を作っていった。

睡眠

自ら布団に入り、タオルケットを口元に当てて一人で入眠する子や保育者とスキンシップをとり安心する子、抱っこで入眠するこがいたが、寝てしまうと布団に降りたり、一定時間寝たりできるようになってきた。下向きを好んだり、口元にタオルを置いて安心したりする子など様々な子がいたため、危険のないようSIDSのチェックを徹底して行うようにした。

身体発達

どの子も歩行ができるがまだ歩きが不安定で転倒も多いが、活発に遊ぶ姿があったため、しっかりと遊びを見守っていった。靴を履いての歩行も保育者と手を繋いで自分のペースで歩けていた。すべり台の階段は一段ずつつかまりながら登ったり、四つん這いでゆっくり登ったりする姿や、坂道を足の裏を使ってのぼる姿が多く見られた。

情緒

新しい環境に慣れ、安心して好きな遊びを楽しんでいる。保育者の側で安心して遊ぶ子、一人遊びを楽しむ子といろいろだが、どの子も落ち着いて過ごすことができていた。
手遊びや絵本を喜び、曲に合わせて手振りをしたり、拍手をしたりして喜ぶ姿があった。

言葉

月齢の大きい子は、保育者の言葉を繰り返して言ったり、2語文で話したり、歌を歌ったりする姿が見られた。月齢の低い子は、自分の思いを喃語や首を動かす、泣いて訴えるなどして表現している。子どもの発言に応え、発語を促せるようにしていきたい。…

1歳うさぎ組2022年度3月のまとめ

食事

どの子も意欲的に食べ進め、おかわりをする日も多くあった。以前は野菜や硬い物に苦戦をする姿が見られた子も、「美味しいね」と話しながらよく噛んで味わって食べていた。汁やおかずなど、メニューによって自分でスプーンやフォーク、箸と食べやすい食具に自分で判断して持ち替えて食べる姿も見られた。

排泄

排泄が自立した子は、自分のペースでトイレに向い、排尿間隔もしっかりと空いて失敗することがまったくなかった。トレーニング中の子も、トイレでおしっこをすることの方が多くなってきた。“嬉しい”“気持ちいい”という思いに共感し、一緒に喜び、自信に繋がるようにしていった。

健康

身の回りのことを自分でしようという意欲が高まり、ズボンや紙パンツ、靴や靴下の脱ぎ履きがひとりでできるようになった子がいた。周囲のことが気になって、手元に意識が向かず時間がかかることもあったので、集中して取り組めるようなタイミングや環境構成を図っていった。できた時には一緒に喜び、しっかりと褒めて次への意欲へと繋げていった。

睡眠

個人面談でのアドバイスを実践され、就寝までの流れがスムーズになり、早い時間帯に就寝できるようになった子がいた。成長し体力もついてきたため、これまでよりも午睡時間が短くても大丈夫になり、とても機嫌よく目覚めていた。

温かい日が多くなり、冬布団では寝汗をかく心配があったので、家庭に協力を依頼して薄手のブランケット等も用意していただいた。快適な環境で入眠できるよう、日によって選んで使用していった。

身体発達

指先がどんどん器用になって、手先を使った遊びをじっくりと楽しむようになり、60ピースもあるパズルを繰り返し楽しむようになった。力加減も上手になり、前に置いてあったピースを押し動かしてしまうこともなくなった。片付ける時には、10枚近くピースを重ねながら拾い集める姿も見られた。

運動面も発達し、走ったり、ジャンプしたりも安定してできるようになった。公園でのかけっこや築山の上り下りなどをとても喜んでいた。保育室内でも全身運動ができるように、ダンスをするなどして楽しんでいった。

情緒

2名とも4月から転園することを察してなのか、後半になると登園時に涙が出たり、遊びの最中に呆然としていたりすることがあった。不安な気持ちに寄り添って、安心できるまで抱っこをしたり、好きな遊びに誘って気持ちを盛り上げたりしていった。

友だちとの関わりはとても喜び、保育者の仲立ちがなくてもやりとりができるようになった。壁の穴や玩具の中に「おばけがいる」などと言いながら、ごっこ遊びを楽しむ姿が見られた。

言葉

流ちょうに話ができるようになり、保育者の声かけに「だって○○でしょ?」と返したり、見たこと気づいたことを言葉で教えてくれたりするようになった。満開の桜の木を見上げて「桜が笑ってるね」と表現したり、公園で見つけた虫を「さっきお部屋にいた虫がいたよ」と言ったりして和ませてくれていた。ますますお話が好きになり、絵本や紙芝居を「もっと読んで」とせがむ姿が見られた。…

1歳うさぎ組2022年度2月のまとめ

食事

こぐま組の友だちと一緒に箸で食事をすることになった子がいた。家庭ですでに使用しているということもあり、とても上手に扱い、揃え直したり、野菜や春雨なども器用に挟んだりできる。また、メニューによってスプーンに持ち替えるなどの判断を自分でしながら意欲的に食べていた。食べこぼしが非常に少なくなり、おやつの際のエプロンの使用を止めた子もいた。

排泄

トイレトレーニングが非常に順調で、布パンツで一日失敗なく過ごせる子、声をかけると喜んでトイレに向かう子の姿が見られた。「まだ出ない」「おしっこ出そう」と自分で排尿のタイミングを察して教えてくれたり、紙パンツに排尿してしまっていても”トイレでしたい”気持ちから便座に座ってみたりしていた。意欲的な姿を大切にして、一人一人のタイミングでトイレに向かい、成功体験が増えるように対応していった。

健康

家庭と連携して環境構成を図っていった。ズボンや紙パンツをはく際、これまでの台では高さが低いことがわかり、膝が直角に曲がるくらい高さの台や椅子、保育者の膝に腰掛けることで、脚をスムーズに穴に通すことができるようになった。一人で簡単にできることが自信に繋がり、どんな場所でも一人でやってみようとするようになった。上着をかけたり外したりも自分でしようとするようになってきたので、かけ紐をゆとりのある物やゴムに付け替えていただくなど依頼した。

睡眠

朝早い登園にもかかわらず、就寝時間が遅くなる傾向にあり、午睡時間が長引いてしまう子があった。眠りたいだけ眠らせてあげたいとも思ったが、その分生活リズムが後ろ倒しになってしまい悪循環だと考え、午前中の活動内容を重視していった。存分に体を動かしたり、集中して指先を使う遊びに取り組んだりすることで、程よい疲れと満足感からスムーズに入眠し、すっきりと目覚めることができていた。眠る前の過ごし方を一緒に考えるなど、家庭との連携も図っていった。

身体発達

指先が器用に動かせるようになり、製作遊びがより楽しめるようになった。雛人形作りでは、折り紙をちぎる・糊をつける・紙コップに貼るなどの作業を全部一人で行え、かわいい内裏雛が並んだ。糊を加減してすくうことや、衣服を汚さずに作業することもでき、いろいろな面での成長がうかがえた。

情緒

情緒はとても安定していて、毎日機嫌よく登園し、笑顔で帰宅する姿があった。友だちとの関わりもとても喜んでいて、一緒にごっこ遊びをしたり、かけっこをしたりしてはしゃぐ姿を多く見ることができた。りす組の友だちのことをかわいがり、「○○ちゃん、おいで、一緒に遊ぼう」と声をかけてくれる優しい姿もよく見られた。

言葉

語彙が非常に豊富になり、節分の豆まきや休日に家族で出かけたことなどをとても上手に教えてくれていた。「〇〇ちゃん、一緒にお買い物しようよ」などとごっこ遊びに誘ったり、役になりきって会話を楽しみながら遊んだりできるようになってきた。どうしても欲しい玩具や譲れない場所などがあると、ついつい言葉よりも体で押すなどして表現することもあったので、側で見守り、必要に応じてお互いの思いを代弁するなどして仲立ちとなっていった。…

1歳うさぎ組2022年度1月のまとめ

食事

年末年始休みの間に体調を崩し、その後も欠席が続いた子があった。その間の食事内容が影響して、口にする物に偏りが出たり、手づかみ食べをしたりしていた。「マヨネーズ味でおいしいよ」「手が汚れちゃからスプーンでたべようか?」などと、いろいろな食材を食べたり、スプーンやフォークを使ったりしたくなるような優しく声かけをしていった。また、給食室と連携を図って、意欲的に食べる姿を見てもらったり、おかわりを用意してもらったりしていった。

排泄

家庭でも積極的にトイレトレーニングを行っていただけることで、「トイレ行きたい」と教えてくれるようになった子がいる。排泄に成功すると「〇〇ちゃん、おしっこ(うんち)出たよ」と嬉しそうに話す姿があった。「すごいね!」「気持ちがいいねぇ!」と褒めたり、爽快感を代弁したりして次への意欲へと繋げていった。また、保護者の方と共に成長を喜んでいった。

健康

月齢の小さい子も、遊びや食事の後に衣服の汚れを気にかけ、着替えたいと保育者に教えてくれるようになった。一日汚さず過ごすことも多くなり、「すごいね」と声をかけるととても誇らしそうにしている。

防寒着になり、着脱をすることに手間取る姿があったので、意欲を大切に、時間に余裕をもって遊びを計画していった。また、援助を求めてきた時には、代わりに全てしてしまうのではなく、やり方を伝えたり、手を添えて一緒にしたりして、自分でできた喜びを味わえるようにしていった。

睡眠

先月に引き続き咳や鼻水の症状が続いたり、突発性発疹を患って長期欠席をしたりする子もあったので、十分に睡眠時間を確保して体力の回復を図っていった。適度な運動や、食事の前後には読み聞かせなどの穏やかに過ごす時間を設けて、程良い身体の疲れとリラックスした心で布団に向かい、ぐっすりと眠ることができていた。

身体発達

交互に足を出して階段を上り下りしたり、深い積雪に足を取られながらもなんとかバランスを保って歩いたりと、大きな発達を見せてくれた。また、マス目の中にシールを収まるように貼ったり、福豆や鬼の面を作ったりとより細かく指先を使う遊びも集中して楽しむ姿が見られた。しっかりと体を動かしたり、集中して手先を使ったりと、緩急をつけた遊びを用意し、楽しみながら発達が促されるようにしていった。

情緒

それぞれの子が、年末年始の休日の疲れや体調不良等から、比較的情緒が不安定な日が多いように感じたが、抱っこや一対一で遊ぶことで心が満たされると自分から友だちとの関りを持とうとする姿が見られた。安心して好きな遊びに取り組んだり、友だちとのやりとりを楽しんだりできるように側で見守っていった。

言葉

どの子もますます聴くこと、話すことが楽しくなり、長いお話や歌絵本を好んでリクエストしていた。耳心地の良い声や歌いやすいテンポを意識しながら、「読んで」「もっかい(もう一回)」に応え、言葉への興味・関心の深まりを促進し、しっかりと吸収できるようにしていった。また、話そうとする意欲を大切に、丁寧に応答し、言葉で思いが伝わる喜びを味わえるようにしていった。…

1歳うさぎ組2022年度12月のまとめ

食事

ジャガイモやラディッシュの収穫体験をしたことで、野菜への興味・関心が得られたように感じた。加えて言葉が発達してきたこともあり、「どのおかずに入ってるかなぁ?」「どんな味ががするの?」などとやりとりを楽しみながら食べ進めることができた。絵本の中に登場した際にも「この前掘ったね」「小さくて可愛かったね」などと、愛着を持てるようにふり返りをしていった。

排泄

月齢の小さい子たちのトイレトレーニングが順調で、二人とも誘うと喜んでトイレに向かっている。遊びの妨げにならないようタイミングを見計らって声をかけるようにしていった。排尿間隔が空いてきたので午睡起きに排尿していないことが多く、トイレで成功することが増えてきた。

健康

月齢の小さい子たちが、食事の前後の手洗いや口拭きを自分から進んで行うようになった。袖をまくることを忘れていたり、水の勢いが強すぎたりすることもあったので、側で見守り優しく声をかけて伝えていった。

月齢の大きい子は、遊びや食事の後に服の汚れを確認して、自分で着替えるようになった。気づいたことを褒め、一緒に新しい服を選びながら、清潔な衣服を着ることを嬉しく思えるようにしていった。

睡眠

天候が優れず、外遊びをする機会があまりなかったが、咳や鼻水の症状が続いて夜間の睡眠の質が悪かったり、薬を服用していたりすることでぐっすりとまとまった時間よく眠っていた。体調の悪い日には、ゆっくりと体を休めることができるよう環境構成を図っていったが、午睡が長時間になると就寝時間に影響があるため、早めに入眠できるよう生活リズムを前倒しにしたり、1時間半程度で自然と目覚められるよう調光を行ったりしていった。

身体発達

環境を整えて保育室内で雪遊びを行った。どの子も興味津々で、カップですくったり、直接手で触れたりして感触を楽しんでいた。月齢の大きい子は、食紅を使ってかき氷屋さんをすると、色を重ねてかけることで自分の好きなピンク色を作ろうと挑戦する姿が見られた。

歌絵本に合わせて、いろいろな動物の特徴を捉えた動きができるようになった。登場する順番も覚え、待ちきれずに次の動物のポーズを構える可愛らしい姿が見られる。

情緒

少しずつ言葉が増えて自分の思いを表現できたり、相手の思いを知ったりできるようになってきたことで、押したり、噛みついたりといった行為が見られなくなってきた。しかし、遊びに夢中になると邪魔をされると思い怒ることもあったので、側で見守りながら環境を整えたり、仲立ちとなったりしていった。

言葉

月齢の小さい子も二語文が話せるようになった。「パパ、来た」「あっち、行って」などと、嬉しい気持ちや困っている気持ちを言葉で伝えようとしている。一人でごっこ遊びを楽しむ姿も見られ、お母さん役になりきって赤ちゃんに見立てたぬいぐるみに話しかけている。ゆったりと会話を重ねながら、言葉で思いが伝わる嬉しさをっ感じられるようにしていった。…

1歳うさぎ組2022年度11月のまとめ

食事

食材や味付けによっては気が進まないこともあったが、しっかりと遊んだ後の空腹から完食をしていた。食器を手で支えて持ち、スプーンを使って残ったご馳走を集めて口に運ぶなど、最後まで大事に食べようとする姿も見られた。「上手に集まれができるね」「ピカピカになったね!」などと、しっかりと褒めて次への意欲に繋げていった。

排泄

月齢の大きい子は完全に紙パンツが取れ、散歩や午睡時も布パンツで過ごせるようになった。月齢の小さい子たちが少しずつ尿意や便意を訴えるようになってきた。紙パンツに排泄していない時はもちろん、すでに排泄してしまっているときにも”トイレに行きたい”という思いを大切にして、便座に座る姿を見守っていった。友だちを見て覚えたのか、トイレットペーパーで拭う仕草もしている。

健康

月齢の小さい子も自分で靴下や靴を履けるようになった。靴を揃えて靴箱にしまったり、脱いだジャンパーをジャンパー掛けに掛けたりと身の回りの始末も自分で進んでするようになってきた。手洗いや口拭きは、まだ仕上げが必要な時もあるが、自ら進んで行うようになった。混雑しそうな時には簡単な振り返りや質問タイムを設けて、ゆったりと楽しみながら順番に向かえるようにしていった。

睡眠

給食が終わると順々に布団に入ってあっという間にねむったり、眠たくなるまでしばらくの間保育者とのスキンシップを楽しんだりといろいろな姿があったが、どの子も自分の生活リズムに合った時間に入眠し、目を覚ましていた。また、途中で寝苦しそうにしたり、泣いて目覚めたりすることもなく、良質な睡眠がとれているようだった。

身体発達

天候に恵まれたため散歩に出かける機会も多く、月齢の小さい子たちも手を繋いで歩くことがとても上手になった。まだまだ路面に躓いたり、坂道でなかなか前に足が出なかったりすることもあるが、自分でバランスを保ったり、しっかりと踏ん張って進もうとしていた。運動公園では、盛土をよじ登ったり、お尻で滑り降りたりと全身を使いながら夢中になって遊んでいた。

情緒

外出時、保育者が手を握っていないと好きなところへ走っていこうとしていた子が、見通しを持って落ち着いて歩くことができるようになった。保育者の手指を自分から握り、目的地に「着いたよ」と声をかけるまで離さずにいる。

友だちとの関りが嬉しくて仕方がない一方で、強い自我が抑えきれず友だちや保育者に噛みついてしまう子があった。思いを汲みとり、お互いの思いを代弁しながら仲立ちとなっていった。

言葉

読み聞かせでは長い話を喜び、何冊も「読んで」と言ってせがむ姿が見られた。一対一での関りでは、お気に入りの絵本を手に保育者の膝に座り、気になる物の名前を指差しして尋ねたり、それに答えたりするやりとりを重ねることを繰り返していた。それらを重ねるうちに、どんどん言葉を吸収していっていた。自分から話そうとする姿を大切に、今どんなことに興味を持ち、何を伝えようとしているかを考察しながら、発した言葉や思いを理解して応えていった。…

1歳うさぎ組2022年度10月のまとめ

食事

好き嫌いが出始めたり、保育者に甘えて「いらない」と言ってみたりする姿があったが、穏やかな気候とよく遊ぶことから食欲旺盛で、結局は完食することがほとんどだった。「〇〇も入ってるよ。食べてみたらおいしいよ」「すごいね!」などと興味をそそられるような声かけをしたり、意欲的な姿をしっかりと褒めたりして次へと繋げていった。

排泄

月齢の大きい子は午睡時も布パンツで過ごすようになった。排尿間隔がしっかりと空き、夢中で遊んでいても尿意に気づいて「おしっこ出そう」と保育者に教えてくれて、体調が優れない日以外は失敗することがない。月齢の小さい子たちも誘うと喜んで便座に座り、タイミングが合うと排尿できる。特に午睡起きは成功することが多い。一緒に喜び、次への意欲に繋げていった。

健康

靴下や靴を履こうとする姿が見られるようになった。本人が納得できるまで根気良く付き合い、援助を求めて来た時には、優しく手を添えて一緒にしながらコツや力加減を伝えていった。

鼻水・鼻詰まりの症状が多く見られたので、食事や午睡の際の様子を詳しく伝えて早めの受診を進めていった。また、与薬依頼が複数名重なってあったので、失念や誤りのないよう声かけやダブルチェックを行っていった。

睡眠

鼻水・鼻詰まりの症状がひどく夜間に熟睡できないため早く眠たくなるが、息苦しさから何度も寝返りをうったり、鼻水が下りて咳が出たりする子があった。午睡時の様子を詳しく伝え、容体が悪化しないよう早めの受診をお願いしていった。また、昼になると気温が上昇し寝苦しさがますので、遮光カーテンや空調をりようしながら快適に眠れるようにしていった。

身体発達

築山の階段を一人で登れるようになったり、斜面を転ばずに下れるようになったりと、足腰が頑丈になり体幹が育ってきていると感じる。階段のない滑り台によじ登り、台の上で体勢を整えて滑り降りることも危なげなくできるようになった。指先を使った細かい遊びもできるようになり、粘土で蛇を作ったり、ドングリを貼り付けてタワーを作ったりして楽しんだ。

情緒

友だちへの興味・関心が深い分、同じことをしてみたくて玩具や場所を取り合う姿が見られた。「同じ物があそこにあるよ」「順番にやろうか?」などと思いをくみ取り代弁しながら仲立ちとなっていった。それぞれの好きな遊びが保証されて欲求が満たされるよう、保育者間で連携をして環境構成を図っていった。

言葉

月齢の小さい子たちも長い話が楽しめるようになり、保育者が絵本や紙芝居を用意する姿をみると慌てたように玩具を片付け、側に集まってきていた。「どんぐりころちゃん」「さつまのおいも」など、季節に合った歌や絵本を用意し、楽しみながら言葉に親しめるようにしていった。また、色や数への興味・関心も深まってきて、紙芝居の場面数を数えたり、同じ色の玩具を指差して「赤、いっしょ」などと話す姿があった。一人一人の言葉を拾い、丁寧に返していった。…

1歳うさぎ組2022年度9月のまとめ

食事

上旬は夏同様の暑さや湿度で食欲が減退していたが、中旬以降は少しずつ涼しく過ごしやすい気候になり、食欲が戻ってきたように感じた。言葉への興味・関心が深まってきたことから、食べ物が登場する絵本やスプーンやフォークを使って意欲的に食べるお話しの紙芝居などを楽しみながら、食への興味・関心も深まるようにしていった。

排泄

友だちがトイレに座っている姿を興味津々に見つめたり、誘うと喜んで便座に座ってみたりする姿があった。タイミングが合うと成功する子もあったので、「すごいね」「気持ちがいいね」などとしっかりと褒めたり、一緒に喜んだりして次への意欲に繋げていった。

健康

食事の前後の手洗いを自ら進んでしようとする姿が見られた。力が上手く入れられずハンドソープを押し出せなかったり、ペーパータオルが引き出せなかったりすることもあったので、側で見守りながら必要に応じて援助を行っていった。

登降園時や散歩の際に、自分で靴や靴下を脱ぎ履きしようとする姿も見られた。納得いくまで取り組めるよう余裕を持った時間配分を行い、ゆったりとした気持ちで意欲的な姿を応援していった。

睡眠

お腹が満たされると、自分から布団に向かいすぐに心地良さそうに寝息を立てていた。ぐっすりとよく眠り、機嫌よく目覚めてきては、布団を畳もうとしたり、押し入れに運ぼうとしたりしようとする意欲的な姿が見られた。中には、なかなか寝付けなかったり、夢を見て泣いて起きたりしてくる子もあったので、子守唄を歌いながらやさしく背中をなでたり、抱擁して不安を取り除いたりして安心できるようにしていった。

身体発達

散歩に出かけることが多くなった。以前はまだ歩行が不安定で散歩車に乗っていた子どもたちも、順番に保育者と手を繋いで公道で歩く機会を作っていった。はじめは手を離そうとしたり、気になる物の方へ引き寄せられたりしていたが、回数を重ねるうちに“楽しいこと(ところ)が待っている”という見通しが立ち、自分から保育者の指先を握り、みんなとペースを合わせて歩こうとするようになった。

情緒

友だちと関わって遊ぶことが嬉しく、保育者の仲立ちがなくても「○○ちゃん」と声をかけたり、自分が使っている物と同じ玩具を手渡したりして遊びに誘う姿が見られた。しかし、言葉で思いを伝えることができないもどかしさから、友だちを体で押したり、噛もうとしたりする姿も見られた。「○○したかったんだね」「○○ちゃん、代わって、だね」などと、思いを汲み取ったり、代弁したりしながら仲立ちとなっていった。

言葉

絵本や紙芝居を喜び、「もっかい読んで!」「次は?」などと何話も楽しむ姿があった。物の名前や色、数などへの興味・関心が見られ、なぞなぞに答えたり、「1,2,・・・」と指差ししながら数えてみようとしていた。テンポやはっきりとした発音を心がけたり、ゆっくりと指差ししながら一緒に数えたりしてより興味・関心が深まるようにしていった。…