0歳りす組月のまとめバックナンバー

0歳りす組2021年度1月のまとめ

食事

全体的によく食べていたが、豆乳や酢の物を使ったメニューが苦手になってきているように感じる。「にんじんさんが入ってるよ」「風邪ひきバイ菌をやっつけようね」などと好きな野菜や絵本にまつわる声かけをして、楽しみながら食べ進められるようにしていった。

どの子も上手にスプーンやフォークを使って食べられるようになった。片手で器を支えてすくうことも覚えて食べこぼしがほとんどなくなったため、一日着替えをしない子も出てきた。

排泄

紙パンツが汚れると「ちっち」「出た」などと言って、保育者に伝えに来る姿があった。「すごいね!」「出たのがわかったの?」などとしっかりと褒め、自信に繋げていった。「教えてくれてありがとう」「きれいにしようね」と言葉をかけると得意げな表情を見せたり、大きくうなずいたりしていた。

トイレに興味を持ちはじめ、声をかけると座ってみる子が増えてきた。中には便意を訴えて座り、下腹部に力を入れた拍子に排尿した子もいた。排泄はトイレでするものというイメージが根付いてきたことを共に喜んでいった。

健康

大型連休中に生活リズムが乱れたことから体調を崩す子があった。玩具の消毒や手洗いの励行を行っていたが、友だちとの関わりの中で飛沫感染が防ぎきれず、咳や鼻水が流行し、月末になると発熱による早退や欠席が複数名あった。園や家庭での様子を詳しく伝え合い、早めの受診をお願いするなど努めていった。

晴れた日には散歩を楽しんだ。気象条件が整わず雪や氷に触れる機会はなかったが、真冬とは思えない暖かさを感じながら戸外で遊ぶことができて喜んでいた。

睡眠

一人一人のリズムが確立してきた。毎日同じ時間帯になると布団に向かい、保育者が優しく背中をさするとあっという間に眠り、まとまった時間ぐっすりと眠っていた。寝起きも非常に良く、まだ寝ている友だちに「おーきーてー」と声をかけるかわいらしい姿が見られた。

身体発達

斜面や段差を登ることに意欲的で、すべり台や運動マットの山を用意するとくり返し楽しむ姿があった。体幹が養われてきて、ボールを投げたり蹴ったりする際にバランスを崩すこともなくなってきた。中には、1、2㎝だが両足ジャンプができるようになった子もいる。今後も、一人一人の発達が促されるよう、楽しみながらいろいろな運動遊びができるよう環境構成を図っていきたい。

情緒

大型連休中から母親への執着が強くなり、ずっと抱っこを求めて他の家族では泣きやまないという子があった。園でも別れが辛かったり、遊んでいても突然恋しくなったりして「ママ、いい」と大声で泣く姿が見られた。淋しさや恋しさを受け止め、安心して過ごせるよう優しく抱きしめていった。

言葉

友だちとの関わりを喜び、名前を呼んで一緒に遊びたい思いを伝えようとする姿が多く見られた。その都度思いを代弁しながら仲立ちとなっていった。月齢の大きい子どもたち同士では、一語文や二語文でやりとりをする姿が見られた。

どの子もお話が大好きで、気に入った絵本をくり返し「読む」と言ってせがんだり、紙芝居に観入ったりする姿があった。一人一人の要求に丁寧に応じると共に、楽しい思いに共感していった。…

0歳りす組2021年度12月のまとめ

食事

食べず嫌いや苦手意識が出始め、和え物やサラダになると野菜を残す子がいた。無理強いはせず、「ゴマの味がしておいしいよ」「ツナも入ってるよ」などと興味を持って食べ進められるように声をかけていった。

スプーンやフォークを使うことに慣れ、こぼさず汁やおかずをすくって口に運ぶことができるようになった。声をかけると皿に手を添えたり、両手でお椀を持って汁を飲み干したりしている。意欲的な姿をしっかりと褒めていった。

排泄

排尿したことがわかり、紙パンツをずらそうとしたり、「ちー」と言いに来たりして保育者に伝える姿が見られるようになってきた。「出たのがわかったね!」「教えてくれてありがとう」などと“わかった”“伝わった”嬉しさを重ねられるようにしていった。また、午睡後に排尿していない子も多くあったので、トイレに誘い便座に座ってみるなど興味が持てるようにしていった。園での成功はまだないが、家庭で排便ができた子がいる。

健康

ままごと用のスカートがスムーズに履けるようになり、嬉しそうに何重にも重ね履きして遊ぶ姿があった。紙パンツ交換の際には、積極的に自分でズボンを履こうとしていた。ズボンの裾を引っ張ってつま先を出し、お尻の下まで上げることができる子も増えた。さりげなく腰ゴムを引き上げ、一人で履けたという達成感を味わえるようにしていった。また、手洗いの際には、自分から袖口を引き上げようとするなど、見通しを持って行動する姿が見られるようになってきた。

睡眠

体力がつき、よく遊びしっかりと食事を味わってから眠るようになった。嬉しそうに布団に横になると、自分で布団を掛けたり、お腹をトントンと叩いたりしている。保育者が優しく背中をさするとあっという間に眠り、まとまった時間ぐっすりと眠っていた。

身体発達

全員が歩けるようになり、子ども同士で手を繋いで歩く微笑ましい姿も見られた。また、でこぼこ道や橋などの遊具を用意すると、一人で渡れるようになるまで懸命に挑戦する姿もある。転倒や事故のないよう、また楽しみながら体を動かせるように環境構成に十分配慮し、一緒に遊びながら見守っていった。

情緒

友だちへの興味関心が深まり、保育者が名前を呼ぶと”あそこに居るよ”と指差しして教えてくれる姿があった。中には園児全員の名前を覚えた子もいて、親しみを込めて「〇〇ちゃん」と呼び喜んでいる。遊びの中でも、困っている友だちの側に歩み寄って頭を撫でたり、玩具を手渡して慰めようとしたりと関わりを求め、それを受け入れようとする姿が見られる。側で見守り、必要に応じて代弁しながら仲立ちをしていった。

言葉

見たこと、気づいたことを言葉で伝えようとする姿がとても増えた。物の名前は勿論、「手、洗う」「○○ちゃん、痛い、えんえん」などと欲求や友だちの様子を二語文・三語文で保育者に教えてくれている。「そうだね。きれいにしようね」「かわいそうだね。よしよし、だね」などと丁寧に応答したり、子どもたちの好きな絵本やパネルシアターを欲求に応じてくり返し読んだりすることで、言葉で伝わる喜びを感じたり、楽しみながら言葉を覚えたりできるようにしていった。…

0歳りす組2021年度11月のまとめ

食事

好きな物からしっかりと咀嚼しながら食べ進めていたが、時々焦ったように頬張りすぎたり、よく噛まずに飲み込もうとしたりする姿もあったので、手を添えて小さく刻んだり、「モグモグ、よく噛もうね」などと声をかけたりしていった。残り少なくなりすくいにくくなると“集まれして”と言うようにスプーンを差し出す姿もあった。

排泄

「ウンチ、出た」と言葉で伝えたり、保育者の側に来て股を抑えたりして伝える姿が見られるようになってきた。しかし、中には遊びを中断したくない思いから、“出ていない”と首を横に振ったり、友だちを指差しして誤魔化そうとしたりする子もあった。無理強いにならないよう「ウンチが出たね」「きれいにしてからまた遊ぼうね」などと優しく声をかけて誘っていった。トイレに興味を持ち、便器に座ってみる子が出始めた。まだ排泄はしていないが、股をのぞき込んだり、お腹に力を入れようとしたりしている。タイミングを見て誘っていきたい。

健康

急激な気温差からか、熱・食欲不振・下痢症状などの症状の出た子もあったが、いずれも他児には罹患することなく快方に向かった。手指、玩具は勿論、唾液や飛沫が付着しやすい棚や床も細目にアルコール消毒を行っていった。

長ズボンになり足を通すことが難しくなったが、自分で履こうとする意欲的な姿が多く見られた。手で足を持って穴に誘導したり、つま先を出そうと裾を引き上げたりしている。ズボンを整えて置いたり、裾やお尻の部分にほんの少し手を添えたりするだけで履くことができ、とても満足そうである。

睡眠

もう少し遊びたい気持ちや、友だちとじゃれ合っているうちにと、布団に来てもなかなか寝付けない子もいたが、友だちが気持ちよさそうに寝息を立てたり、子守唄を聴いたりするうちに眠りに落ちていた。どの子もまとまった時間ぐっすりと眠ることができていた。

身体発達

室内でも十分に体を動かして遊べるよう環境構成を図っていった。積み木の橋や凸凹道、トンネルなどで、狭いところを歩く・高いところから降りる・高低差を上り下りしながら進む・這うなど、全身を使って楽しむ姿が見られた。ケンケンパをしようとリズミカルに体を上下に揺らし喜ぶ姿も見られた。

情緒

体調が悪い時は不安定な子もあったが、全体的にとても落ち着いていた。慣れない保育者や園訪問の客人に驚いて固まったり、涙が出たりする子もあったが、保育者が側にいることで安心して、伸び伸びと遊んだり意欲的に食べたりする姿を見せていた。

言葉

言葉への興味関心から保育者の話すことにじっと耳を澄ませている。絵本やパネルシアターなどもとても喜び、くり返し何度でも楽しんでいる。その分言葉の発達も著しく、「ワンワン」「ニャンニャン」は勿論「抱っこ」「手(洗う)」などと欲求を言葉で伝えるようになってきた。どの子もいろいろな単語を話し、それが相手に伝わることをとても喜んでいる。より意欲が湧くよう、ゆったりとした気持ちで応答的に関わることに努めていった。…

0歳りす組2021年度10月のまとめ

食事

1名が完了リズムから完了食へと移行したことにより、全員が同じ給食やおやつを食べられるようになった。
どの子もスプーンやフォークを積極的に使い、好きな物から夢中になって食べ進めている。保育者の援助を嫌がる子もいるが、「集まれしようか?」「ピカピカになるよ」などと声をかけながら口元に運ぶと、「あーん」と言いながら大きく口を開けて受け入れている。一人一人のペースで楽しく食事ができるように、明るく優しい声かけを心掛けていった。

排泄

ウンチが出ると股に手を当てたり、「でたかな?」と声をかけると「うん」と答えたりと、排泄したことがわかり、保育者に伝えようとする姿が見られるようになってきた。排尿感覚も空いてきて午睡後に紙パンツが濡れていない子もある。タイミングを見てトイレに誘っていきたい。

健康

全員に鼻水の症状が見られ、ほぼ一月治らなかった子もいた。園での様子を丁寧に伝え、症状の悪化や咳など他の症状が出始めた場合には受診をお願いするなどして感染症予防に努めていった。
食後に食器を片付けようとしたり、おしぼりで口や手を拭こうとしたりと、身の回りのことをやってみようとする姿が見られ始めた。意欲的な姿をしっかりと褒めながらさりげなく手を添えていった。

睡眠

しっかり遊び、しっかりと食べ、自ら布団に向かうとあっという間に心地良さそうな寝息を立てていた。中には一人寝ができるようになった子もいる。まとまった時間ぐっすりと眠ることができるので、機嫌よくおやつを食べ、迎えの時間まで元気いっぱい遊ぶことができた。

身体発達

天候に恵まれ戸外で遊ぶ機会が多くあった。靴にも慣れ、危なげなく歩く姿があった。広場で年上の友だちの後を追って走り回る子、誘導ロープを握って張り切って歩く子、玩具を使いこなして存分に砂遊びを楽しむ子と、それぞれが興味・関心が深い遊びを通して成長する姿があった。伸び伸びと遊ぶ姿を見守りながら、怪我の恐れのないよう環境構成を図っていった。

情緒

体調不良や愛情確認をしたい気持ちから、わがままを言って甘えたり、保育者を独り占めしたがったりすることがあった。思いを受け止めて十分にスキンシップを図ったり、落ち着いた場所で好きな遊びに誘ったりしていくことで、笑顔になり、友だちとも関わり合いながら遊んでいた。玩具のやりとりでトラブルになりそうな場面でも「貸して、だって」「今度は交換しようか?」などと代弁すると、お互いに納得をしてやりとりができていた。

言葉

友だちの名前を覚え、保育者が「○○ちゃんは?」と尋ねると指差しして教えてくれる姿があった。また、名前を上手に発音できるようになり、「○○ちゃん」と呼びかけて一緒に遊びたい気持ちを表現していた。「一緒に遊ぼう、だって」「嬉しいね」などと思いを代弁しながら仲立ちとなっていった。
保育者との会話や絵本に出てくる言葉を吸収しようと、一生懸命に耳を傾ける姿に丁寧に応えていった。…

0歳りす組2021年度9月のまとめ

食事

1名が後期食から完了リズムへと移行したことにより、5名が同じ時間帯におやつや給食を食べる姿が見られるようになった。
まだまだ手づかみで食べることが多いが、スプーンやフォークを使うことに意
欲的で、汁をこぼさず口元に運ぶこともできるようになってきた。どの子もよく食べ、おかわりをする姿も多く見られた。「おいしいね」「上手に食べれるね」などと思いに共感しながら、楽しく食べ進められるようにしていった。

排泄

「パンツ換えようか?」と声をかけえると、自分でカゴから紙パンツを取り出して、保育者の元に笑顔でやってくる姿があった。お尻を洗いに誘った際には、進んでトイレに向かったり、足を上げて洗い流しやすくしたりしていた。清潔にすることを気持ちよく、嬉しいことと感じてくれているようだ。

健康

まだまだ日中の気温や湿度が高く、半そでで登園していたが、素材によっては熱がこもったり、身動きがしにくかったりしたので適宜、着替えを行っていった。
朝夕の涼しさや、連休中の外出などで体調が崩れ始め、ほとんどの子が多量の鼻水が出るようになり、中には高熱が出た子もあった。細目にぬぐい清潔を保つと共に、園や家庭での様子を細かく伝え合い、症状の悪化にいち早く気づくことのできるよう努めていった。

睡眠

体力がつき、午前睡や夕寝をする子がいなくなった。食事が終わると順々に眠りにつき、機嫌良く目覚めている。“おきて―”と友だちを誘う姿も見られ、それを受けて目覚めた子もご機嫌ですぐに一緒に遊び始めている。
室温が上昇し蒸し暑くなるため、空調を利用しながら良質の睡眠がとれるようにしていった。

身体発達

また1名が歩けるようになり、月末には運動マットの山を転ばずに上り下りできるほど歩行が安定してきた。靴を履いて歩くことも上手で、アパート横の広場で探索活動を楽しんでいる。また、7~8センチ程度の段差を手放しで上り下りすることもできるようになった子もいる。気持ちはジャンプをしているようで、かがんで気持ちをためて足を踏み出す姿が見られる。

情緒

友だちとの関わり合いを喜び、名前に興味を持ちはじめた。「これは?」と尋ね、保育者が「○○ちゃんだよ」と答えると「○○」と呼ぼうとしたり、保育者が友だちの名前を呼ぶとその子を指差したりしている。2~3人でままごとを楽しむ姿も見られ始めた。お互いの口にスプーンでごちそうを運んだり、それを食べる真似をしたりしてやりとりを喜んでいる。しかし、思いが通じず取り合いになったり、噛みつこうとしたりする姿もあったので側で見守り仲立ちとなっていった。

言葉

著しく発達していく子がある。二語文で思いや状況を保育者に伝える姿がある。また、他の子どもたちも話せる単語が増えてきて、繰り返し絵本を楽しみながら物や動物の名前を発している。
「アンパンマン」や「やさいのうた」の手遊びを喜び、繰り返し楽しんでいる。保育者が歌い始めると自然に側に集まり、「とんとんとん」と一緒に歌いながら体を揺らしたり、手振りを真似たりして楽しんでいる。…

0歳りす組2021年度8月のまとめ

食事

1名が中期食Ⅱから後期食へ、2名が完了リズムから幼児食へと移行した。
後期食の子は、とても上手につまんだり、口に運んだりができるようになった。幼児食の4名も意欲的に食事に向かい、手づかみやスプーンを使って一人で食べようとしている。時間がかかっても最後まで一人で食べ進めている姿を焦らずゆったりと見守りながら、具材が取りやすいよう器の場所を入れ替えたり、器の中で集めたりするなどさりげなく援助をし、自分で食べる美味しさを味わえるようにしていった。

排泄

うんちが出たことがわかり、お尻を洗いに行こうと沐浴室に向かったり、股を手で押さえて保育者に伝えたりする姿が見られる。「うんちが出たね」「教えてくれてありがとう」などと声をかけ、伝えられた嬉しさが感じられるようにして、次への意欲に繋がるようにしていった。また、「きれいになったよ」「スッキリして、気持ちがいいね」などと話しかけながら優しく洗い流し、清潔になる心地良さが感じられるように図っていった。

健康

比較的体調が安定していたので、しっかりと水遊びを楽しむことができた。よく食べ、よく遊び、よく眠るリズムが整ってきたことで体力がついてきたと思われる。生活の見通しも持てるようになり、食事の前に手洗い場に向かったり、着替えの際に自分のプールバックを取って来たりする姿が見られる。衣服の脱着では、袖に手を添えると自分で腕を抜いたり、手を通そうとしたりする姿がある。

睡眠

よく遊び、よく食べ、心もお腹も満たされると自分から布団に向かい、お腹や背中をさすると、あっという間に眠りに落ちている。時折、甘えて抱っこを求めてきた時には、優しく抱き上げ、子守唄を歌うなどしながら安心して眠れるようにしていった。

身体発達

また1名が歩けるようになり、1名も盛んに一人立っちをしたり、数歩ずつ歩いたりできるようになった。より活発に移動をして遊ぶ姿を側で見守り、安全に伸び伸びと楽しめるよう、細目に玩具を片付けたり、棚を移動して広いスペースを作ったりしていった。どの子も水遊びを喜び、ペットボトルシャワーやバケツを使って、自分で水を汲んでは体に掛けて感触を味わっている。

情緒

友だちとの関わり合いを喜ぶ姿が多く見られるようになってきた。「ばぁ!」と声をかけて遊びに誘ったり、大きな笑い声をあげながら追いかけっこしたりと、お互いを受け入れ合っている様子が伺える。時には、保育者を独り占めしたくて押そうとしたり、泣いてアピールをしたりすることもあったので、思いを受け止め、一対一で関る時間を持つなどして情緒の安定を図っていった。

言葉

お気に入りの絵本を手にすると保育者の膝に座って一緒に読むことを楽しんでいる。最後までじっっと耳を澄ませて聴いたり、動物や食べ物の名前などをオウム返ししたりしながら言葉への興味・関心を深めている。ゆったりとした環境で、何度も繰り返す“もう一回”のリクエストに丁寧に応えていった。
また、“話したい”という思いを汲み取り、「そうだね、○○だね」「これはなにかな?」などと言葉でのやりとりを楽しみながら発語を促していった。…

0歳りす組2021年度7月のまとめ

食事

非常に蒸し暑く、食欲減退を心配したが、一人一人の生活リズムに合わせて遊びや食事時間を設定することでしっかりと食べ進めることができていた。また、家庭と連携を図り1名が完了リズムから幼児食に移行することができた。
新入園児も意欲的に食べていて、自分で「あーん」と言いながら口を開けて次の一口を催促するかわいらしい姿が見られる。少量から、タイミングを図りながらすすめていくことで、苦手だったミルクの味にも慣れまとまった量を飲めるようになった。

排泄

月齢の大きい子たちの排尿間隔が空いてきて、決まった時間帯に排尿する子もでてきた。保育者が声をかけると、進んで側にやって来たり、わざと逃げ回ってみたりと、スキンシップを楽しみながら交換に応じている。また、脱いだ紙パンツを指差ししながら「ないない(捨ててね)」と伝える姿も見られ始めた。

健康

咳や熱症状をくり返し、早退や欠席をくり返す子が多かった。登園しても機嫌が悪かったり、睡眠リズムが乱れたりする姿があった。細目に鼻水をぬぐったり、水分補給を心掛けたりしながら、一人一人の体調に合わせて保育室でゆったりと過ごしていった。

睡眠

新入園児や、月齢の小さい子どもたちの睡眠リズムが不安定で、一日に何度も眠たくなって愚図る姿があった。他クラスの職員と連携を図りながら、一人一人の欲求を満し、眠りたいときに安心して眠れるような環境づくりをしていった。
月末には、新入園児も在園児も睡眠リズムが決まってきて、毎日同じような時間帯にぐっすりと眠る姿がみられた。

身体発達

月齢の大きい2名は歩行が確立し、大型ソフト積み木の橋の上や運動マットの坂道も歩いて渡れるようになった。また、大きい物や重たい物を両手で抱えて歩けるようにもなり、棚や人をよけることも上手にして見せる。月齢の小さい3名も盛んに歩いたり、一人立っちやつかまり立ちをしたりして活発に遊んでいた。床の玩具を片付けたり、発達に応じた遊びができるよういろいろなコーナーを設けたりして、安全に楽しく体を動かせる環境を整えていった。

情緒

新入園児は新しい環境に戸惑いながらも、保育者の顔を覚え、落ち着いて側で遊ぶことができるようになった。食事や睡眠などの欲求を泣いて伝え、満たされると安心しきった顔を見せている。
保育者が新入園児と関わっていると、やきもちを妬いて愚図ったり、新入園児を引っ張ろうとしたりする姿があった。甘えたい思いを受け止めて、一人一人としっかりとスキンシップを図ることを心掛けた。

言葉

月齢の大きい2名が、盛んに思いを言葉で伝えようとする姿が見られ始めた。「てんて(せんせい)」、「ここ、ここ」、「ちょーらい(ちょうだい)」、「こわい」などと、様々な遊びの場面で言葉を吸収し、使おうとしている。手遊びや絵本にもより興味を持ち、熱心に耳を傾けたり、気に入った言葉を真似て発したりしながら楽しんでいた。「もっかい(もう一回)」の欲求に応えて、お気に入りの歌や絵本を繰り返し楽しんでいった。…

0歳りす組2021年度6月のまとめ

食事

体調によっては食べる量が大きく変わる子もあったが、どの子も意欲的に食卓に向かって喜んで食べていた。家庭と密に連携を図り、後期食だった2名も完了リズムに移行することができた。手づかみ食べができなかった子も、上手に指先で食材をつまんで口元に運べるようになり、誇らしそうにする姿があった。一人一人のペースを大切にして、ゆったりと味わって食べられるようにしていった。

排泄

まだまだ排尿・排便のリズムはまちまちだが、食事の前や午睡後などには声をかけると察して紙パンツの交換に向かう姿がある。「ウンチが出たね。お尻を洗おうか」と話すと沐浴室を指差す姿も見られる。紙パンツを交換する意味やきれいになる気持ち良さを感じ取っているようだ。ズボンを脱着する際に、自分で足を抜いたり、穴に通そうとしたりする姿も見られ始めた。

健康

日々の寒暖差や高い湿度が影響してかとても体調が崩れやすかった。熱が下がったと登園するも、すぐにまたぶり返して早退や欠席してしまう子も多かった。朝の受け入れや降園の際には、家庭の様子や日中の様子を丁寧に伝え合い、こまめに鼻水を拭いて清潔を保ったり、空調を利用したりして快適に過ごせるようにしていった。

睡眠

体調によって、午前睡をしたり、小刻みに目覚めてしまったりすることがあった。一人一人の体調に合わせてしっかりと体を休めることができるように対応していった。体調の良い日の睡眠リズムは安定していて、優しく背中をさすったり、子守唄を歌ったりするとすぐに入眠し、まとまった時間ぐっすりと眠っていた。

身体発達

すっかり歩行が安定した、しきりに一人歩きをしようとする、一人立っちをする、つかまり立ちができるようになった、と4名それぞれに成長が見られた。「すごいね」「上手だね」などと声をかけると、嬉しそうに繰り返し挑戦していた。安全に遊べるよう環境を整えると共に、意欲的な姿を認め、できたことを一緒に喜んで次への意欲へと繋げていった。

情緒

担任やクラスの友だちと一緒にいることに心地良さを感じているようで、以前は他クラスの輪に交じっていることが多かった子も、“あっちがいい”とりすぐみの輪に入ってくるようになった。他クラスが戸外遊びに出掛ける際などにも、担任や友だちが保育室で遊んでいると落ち着いて見送る姿がある。見通しを持って生活していると感じる。

言葉

おやつやご飯を見ると「まんま」と言ったり、“これは何?”と指差しをして物の名前を尋ねたりする姿が見られた。絵本への興味も深まり、保育者に何度も何度も“読んで”と繰り返しねだる姿も多く見られた。単語や喃語に込められた思いを汲み取り、「ご飯食べようね」「これは○○だよ」などと丁寧に答えたり、欲求に応じて繰り返し絵本を楽しんだりしながら、芽生え始めた言葉への興味・関心を大切にしていった。…

0歳りす組2021年度5月のまとめ

食事

どの子も意欲的に食卓に向かう姿があった。保育者との対話を楽しみながら、大きな口を開けて頬張ると、よく噛み味わって食べていた。幼児食に移行した子もあり、1・2歳児と一緒に嬉しそうにおやつや給食をたべていた。
睡眠リズムや離乳が難しいことから完了リズムへの移行を保留にした子もあったが、子どもの食への意欲や体調、生活リズムに十分に配慮しながら、無理なく進めていきたい。

排泄

排便すると気持ちが悪いことを泣いて伝えたり、おしりを洗っていると気持ちよさそうな表情を浮かべたりと、紙パンツが汚れる違和感やきれいになった爽快感を感じとっているようだった。「パンツをきれいにしようね」と声をかけると、保育者に体を預けながら、片足ずつ上げて、ズボンや紙パンツを脱着しようとする仕草も見られた。

健康

月の半ばまでは体調不良が目立ち、全員が揃うことがなかった。また、登園していても咳や鼻水、目ヤニなどの症状があった。細目に鼻水をぬぐったり、一人一人に合ったリズムで遊んだり眠ったりできるように配慮をしながら過ごしていった。送迎時には、家庭や園での様子を丁寧に伝え合っていった。

睡眠

一人一人の睡眠リズムができてきて、満足いくまで遊ぶと保育者に甘えてくる姿があった。ほとんどの子が、優しくお腹をさすることで安心し、布団の上で気持ちよさそうに目を細めながら入眠するようになった。また、まとまった時間眠り、起きてくると機嫌よくすぐに遊びはじめるなど、質の良い睡眠で満ち足りている様子が覗えた。

身体発達

一人一人の発達が著しく、保育者にハイハイや一人立っちをして見せ、自慢げに笑う姿が見られた。「すごいね」「楽しいね」などと声をかけ、嬉しい気持ちに共感し、自由に探索したり、目線が変わったりする楽しさを伝えていった。一人歩きができるようになった子もあり、ますます遊びが活発になってきたので、安全に過ごせるように環境構成を図っていった。

情緒

体調不良から多くなる日もあったが、全体的に安定していた。登園時に涙が出ることもほとんどなくなり、すぐに気になる玩具を手に取って遊び始める姿があった。保育者との信頼関係が深まると共に、友だちにヤキモチを妬いたり、わがままをいって試したりする姿が見られるようになってきた。一対一での関わりを大切にしながら愛情を伝え、安心感が得られるようにしていった。

言葉

月齢の大きい子どもたちは、保育者の話す言葉の意味を理解しはじめ、「ごはんができたよ」「おやつだよ」などと声をかけると食卓に向かったり、「まんま」、「ワンワン」などと知っている物を言葉で伝えようとしたりする姿があった。月齢の小さい子どもたちも「ばぁっ」と声をかけ合いながらコミュニケーションを図る姿が見られた。一人一人との対話を大切にしたり、絵本や手遊びなどを楽しんだりしながら言葉への興味・関心が深まるようにしていった。…

0歳りす組2021年度4月のまとめ

食事

新しい環境に少しずつ慣れ、喜んで食べたり飲んだりする姿が見られるようになった。月齢に捕らわれず、家庭と連携して一人一人の発達に合わせて離乳食の形態を見直すなどしていった。
食べることを楽しいと感じられるように、「モグモグ上手だね」「おいしいね」などと声をかけながら、一対一でゆったりと関わっていった。

排泄

紙パンツの交換時には「おしっこが出たね」「きれいにしようね」などと声をかけ、排泄したことを伝え、清潔になった気持ち良さが感じられるようにしていった。中には沐浴室を怖がり涙が出る子もいた。「大丈夫だよ」「シャワーが気持ちいいね」などと優しく声をかけ、安心できるようにしていった。
体調不良や生活リズムの乱れによる影響が便に現れやすかったので、細目に家庭と様子を伝え合った。

健康

新しい環境への不安や、生活リズムの変化による疲れなどから、体調を崩す子が非常に多くあった。咳や鼻水・目ヤニなどの症状が重複して見られ、発熱して早退をする子もあった。細目に鼻を拭ったり、検温をしたりしていった。また、保育者や一緒に遊ぶ玩具が感染の媒体にならないよう、手洗いや消毒を行っていった。送迎時には家庭や園での様子を密に伝え合い、体調の変化に速やかに気づくことができるようにしていった。

睡眠

入園当初は、新しい環境への不安から眠たくても布団で眠ることが難しかった。安心して眠れるように、抱っこやおんぶをしたり、子守歌を歌ったりしながらゆったりとした気持ちで関わっていった。信頼関係が深まると、抱っこですぐに入眠し、布団に降りてもぐっすりと眠る姿が見られるようになった。中には、自分で布団に入り、背中を優しくさすると気持ちよさそうに寝息を立てはじめる子どももできた。

身体発達

伝い歩きやハイハイで活発に探索活動を楽しむ姿があったが、中にはまだお座りのまま這うことのできない子もいた。1・2歳児と一緒に過ごすことの多い朝夕の時間帯には、事故のないよう十分気をつけていった。また、他クラスと連携をして、伸び伸びと安全に遊べるような環境を整えていった。保育者と手を繋いで歩いてみたり、気に入った玩具を手が届きそうな場所に置いたりして、一人一人が楽しみながら体を動かすことで発達が促されるようにしていった。

情緒

新しい環境に慣れ、安心して好きな遊びを楽しんでいる。週明けや体調不良による休み明けには涙が出る子もあるが、不安な気持ちをしっかりと受け止め、一対一での関わりを深めていくことで安心する姿が見られる。
音楽を喜び、玩具やCDデッキから曲が流れると体を揺らしたり手拍子をしたりしながら嬉しそうに笑っている。

言葉

気になる物があると指差ししたり、喃語を発したりする姿が見られる。また、保育者の声に答えるように「ん?」「あー」などと発し、会話をしているような場面も多くあった。食べ物を見て「まんま」と一語文が話せる子もいる。絵本を楽しむ機会を増やし、言葉への関心が深まるようにしていきたい。…