食事
中期食Ⅱから後期食に移行した子があった。モグモグとよく噛んで、味わって食べている。体調によっては顔や体に湿疹が見られる場合もあったので、症状を見落とさないよう食後の健康観察をしっかりと行っていった。
排泄
うさぎ組やこぐま組の友だちがトイレに向かう姿を見て、自分も行きたいとアピールをする子がいた。便座に座ると下腹部に力を入れたり、タイミングが合うと排尿したりしていた。「おしっこ出たね」「すごいね!」などと気持ちよさや喜びに共感したり、成功したことをしっかりと褒めたりして次への意欲へと繋げていった。
健康
日々や朝夕の寒暖差が非常に大きく、体調を崩しやすかった。咳や鼻水の症状を詳しく伝えて早めの受診をお願いしていった。また、夜間の睡眠時間の割にいつも眠そうにしていたり、午睡時にいびきや寝ぐずりがあったり気にかかる子があった。保護者に相談したところ、すぐに耳鼻科を受診され扁桃腺の肥大がわかった。一人一人の生活リズムや健康状態を把握し、保育者間で共通認識していくことの大切さを改めて感じた。
睡眠
一人一人の睡眠リズムが定まってきて、毎日同じような時間に入眠するようになった。体力がついて、友だちがみんな寝てしまっても“まだ遊びたい”とアピールする子もあったが、ひとしきり遊んで納得すると穏やかに入眠していた。
鼻水・鼻詰まりや扁桃腺の肥大によるいびきなど、睡眠の障害となる症状が見られることもあったので、気道を確保しやすい体勢や室温湿度の管理を行いながら快適に眠れるように配慮していった。
身体発達
うさぎ組やこぐま組の友だちが楽しそうに遊ぶ姿に誘われて、一緒に運動遊びをするようになり、築山の上り下りやダンスなど運動遊びを楽しむ姿が多く見られた。保育者の「ジャンプ!」のかけ声に、両足ジャンプをしようと体を上下に弾ませる姿もあった。発達の遅れが気になっていた子も一人歩きができるようになり、それに伴い身の回りのことを意欲的にやってみようとする姿が見られるようになった。
情緒
どの子もとても安定していて、登園から降園まで機嫌よく過ごしていた。友だちとの関りを喜び、同じ遊びを側でして楽しさを共有している様子が伝わってきた。時には独占欲から友だちを押したり、叩いたりしようとする姿も見られたので「貸してほしいな」「一緒がいいんだって」などと、思いを代弁しながら仲立ちとなっていった。
言葉
少しずつ目に見た物や友だちの名前を言葉で伝えられるようになってきた。保育者の言葉にじっと耳を傾けて、オウム返しをしようとする姿も多く見られた。また、絵本や紙芝居を喜び、少し長い物語も最後までじっと見聞きして楽しむ姿が見られた。食べ物や動物、季節を感じられる話など、子どもたちが興味・関心を持てる作品を選出していった。