2歳こぐま組2022年度9月のまとめ

食事

少しずつ涼しくなってきて食欲が戻ってきたように感じる。また、絵本や紙芝居を通して野菜や食べる際のマナーなどを伝えていくことで、いろいろな食材を食べてみようとしたり、食器を持つことを意識したりする姿が見られるようになった。保育者が明るく「これはどんな味がする?」「畑になってたね」などと声をかけることで、より意欲的に食べ進めていた。

排泄

誘っても行き渋って「出ない」「行かん」などと返すこともあったが、「次に○○したいから、今行っとかない?」と声をかけると、思い直してトイレに向っていた。ほとんど失敗することはなく、保護者の方も成長を喜んでいる。

健康

トイレが終わった際や、食事の前後などには手を洗うことが習慣づいてきた。ハンドソープや水で遊ぶこともなくなり、しっかりと手指の間や手首も意識して洗う姿がある。外遊びの後は、砂やタイヤのすすなど目に見えた汚れがあれば自分から向かうのだが、そうでない場合には忘れてしまうので「バイ菌がついてるから手を洗おうね」などと声をかけて意識づけをしていった。

睡眠

散歩や園庭遊びなど、戸外で思いっきり遊ぶことができるようになり、また、食欲が戻りお腹が満ち足りることから、ぐっすりとよく眠れていた。眠る前の保育者との会話や足や背中のマッサージがお楽しみにもなっていて、嬉しそうに布団に向う姿がある。寝起きもよく、自分で布団を畳んだり、押し入れまで運んだりが日課になってきた。

身体発達

気候が良くなってきたので散歩に出かけ、広場を走ったり、盛り土や築山を登ったりと楽しみながら全身を動かして遊んでいった。転ぶこともなくなり、小さな友だちを援助してもバランスを崩さないなど、しっかりと体幹が育っている様子が伺える。事故やケガのないよう側で見守りながら、いろいろな経験ができるように遊びを計画し、環境構成を図っていった。

バッタやカナヘビなどに出会い、間近で観察することができた。触れることはできなかったが、長く細い脚や薄い羽根、カラフルな体の色や砂に潜っていく様子などに興味津々だった。

情緒

少しずつ情緒が安定してきて、食事や排泄、身の回りのことなどを以前のように自分でする姿が見られるようになった。意欲的にする姿を側で見守り、「すごいね」「頑張ってるね」などと言葉にして褒めて認めて自己肯定感が高まるようにしていった。年下の友だちの存在も受け入れはじめ、手を引いて歩いたり、できないことを手伝ってあげようとしたりする姿が見られた。子ども同士でやりとりしながら一緒に遊ぶ姿がよく見られるようになってきた。

言葉

以前は機嫌を損ねると黙り込んでしまっていたが、自分の欲求や不満を言葉で伝えてくれるようになった。保育者の話もよく理解できるようになり、仲立ちをすると相手を受け入れたり、玩具を譲ったりできるようになってきた。また、時間が理解できるようになり、「昨日」「今日」「明日」、「朝」「お昼」「帰ったら」などの経験や予定を正確に保育者に教えてくれる。

育児あれこれ