健康
熱がでて休む子はほとんどいなかったが、後半から手足口病が発症し、0歳児全員に感染してしまった。朝夕の気温が低くなったことで、鼻水がでる子が多くいた。またその影響からかよだれもでる子もいて、鼻水がでている時やよだれがたれた時はこまめに拭き取るようにし清潔を心がけるようにした。一人一人の体調を見守り、水分補給をしたり部屋の気温や服装にも気をつけたりし、快適に過ごせるようにしていった。
人間関係
友だちの持っている物を取ろうとしたり、友だちが近づくと手で引っかいたり、押したりする場面がみられた。「一緒に遊ぼうね」「後で貸してもらおうね」など、気持ちを代弁しながら、仲立ちするようにしていった。また、泣いている子がいると頭をなでるなど、優しく接する姿も見られた。
環境
9月にはいっても気温が高い日が多かったため、水あそびや戸外にでかける機会がほとんどなかったが、後半は少し気温が低くなり、砂場や散歩に出かけていった。歩行ができる子が増え、マンション横で歩いたり、保育者と手を繋いで順番に歩いたりして楽しんでいった。室内でも段差のあるマットやソフト積み木などを用意し、歩くことが楽しめるよう環境を整えるようにしていった。
言葉
喃語や一語文が増え、保育者に思いや欲求を伝えようとする姿が見られた。「○○だったの」「○○したかったね」など気持ちをくみ取り、言葉で表現する喜びやうれしさが味わえるようにしていった。また、絵本が好きで、保育者の所に持ってきて一緒に読むことで、発語を促すようにしていった。
表現 音楽が流れると身体を動かしたり、絵本を読むと、絵本の内容と同じことをしようと真似をしたりと、色々な表情が見られるようになった。特に、絵本で曲になるものや、ももんちゃんシリーズが好きで、なだなでのシーンで絵本になでなでしたり、「しー」のシーンは指を口にもっていき、「しー」と言ったりしていた。
食育
どの食事形態の子も手づかみやスプーンやフォークを使って意欲的に喜んで食べたり飲んだりする姿があった。ただ、後半は手足口病を発症し、口にできた子は痛がって食べにくそうにしていたため、無理強いせず状況に応じて対応していくようにした。また少しずつ噛まず一度に口に入れたり、噛まずに飲み込んでしまったりする子には、「もぐもぐだね、かみかみだね」など声をかけながら、咀嚼を促すようにしていった。
9月に入所した子(11か月)は、離乳食を嫌がり、口から出そうとする仕草が見られたが、口に入った物はもぐもぐして食べていた。保育者ももぐもぐやかみかみする口を誇張して見せることで、食べることを促すようにしていった。