食事
非常に蒸し暑く、食欲減退を心配したが、一人一人の生活リズムに合わせて遊びや食事時間を設定することでしっかりと食べ進めることができていた。また、家庭と連携を図り1名が完了リズムから幼児食に移行することができた。
新入園児も意欲的に食べていて、自分で「あーん」と言いながら口を開けて次の一口を催促するかわいらしい姿が見られる。少量から、タイミングを図りながらすすめていくことで、苦手だったミルクの味にも慣れまとまった量を飲めるようになった。
排泄
月齢の大きい子たちの排尿間隔が空いてきて、決まった時間帯に排尿する子もでてきた。保育者が声をかけると、進んで側にやって来たり、わざと逃げ回ってみたりと、スキンシップを楽しみながら交換に応じている。また、脱いだ紙パンツを指差ししながら「ないない(捨ててね)」と伝える姿も見られ始めた。
健康
咳や熱症状をくり返し、早退や欠席をくり返す子が多かった。登園しても機嫌が悪かったり、睡眠リズムが乱れたりする姿があった。細目に鼻水をぬぐったり、水分補給を心掛けたりしながら、一人一人の体調に合わせて保育室でゆったりと過ごしていった。
睡眠
新入園児や、月齢の小さい子どもたちの睡眠リズムが不安定で、一日に何度も眠たくなって愚図る姿があった。他クラスの職員と連携を図りながら、一人一人の欲求を満し、眠りたいときに安心して眠れるような環境づくりをしていった。
月末には、新入園児も在園児も睡眠リズムが決まってきて、毎日同じような時間帯にぐっすりと眠る姿がみられた。
身体発達
月齢の大きい2名は歩行が確立し、大型ソフト積み木の橋の上や運動マットの坂道も歩いて渡れるようになった。また、大きい物や重たい物を両手で抱えて歩けるようにもなり、棚や人をよけることも上手にして見せる。月齢の小さい3名も盛んに歩いたり、一人立っちやつかまり立ちをしたりして活発に遊んでいた。床の玩具を片付けたり、発達に応じた遊びができるよういろいろなコーナーを設けたりして、安全に楽しく体を動かせる環境を整えていった。
情緒
新入園児は新しい環境に戸惑いながらも、保育者の顔を覚え、落ち着いて側で遊ぶことができるようになった。食事や睡眠などの欲求を泣いて伝え、満たされると安心しきった顔を見せている。
保育者が新入園児と関わっていると、やきもちを妬いて愚図ったり、新入園児を引っ張ろうとしたりする姿があった。甘えたい思いを受け止めて、一人一人としっかりとスキンシップを図ることを心掛けた。
言葉
月齢の大きい2名が、盛んに思いを言葉で伝えようとする姿が見られ始めた。「てんて(せんせい)」、「ここ、ここ」、「ちょーらい(ちょうだい)」、「こわい」などと、様々な遊びの場面で言葉を吸収し、使おうとしている。手遊びや絵本にもより興味を持ち、熱心に耳を傾けたり、気に入った言葉を真似て発したりしながら楽しんでいた。「もっかい(もう一回)」の欲求に応えて、お気に入りの歌や絵本を繰り返し楽しんでいった。