健康
気温が高く、戸外に出られず室内で過ごすことが多かったが、水分補給する時間をこまめに作り、室内だから喉が渇かず水分を摂らないという状況を作らないように気をつけた。前半は全体的に健康に過ごしていたが、後半になり更に気温が高くなった時、その後風が冷たく秋を感じるようになった時に、鼻水が出たり咳が出たりと体調を崩し始める子が出てきた。また、暑さで突然鼻血が出る子もいたため、ゆっくり過ごす時間を多く設けた。
人間関係
室内で過ごすことが多かったことで、クラスの友だちと一緒に遊んだり会話する時間が増え、友だちとの仲が深まったように思う。感情が高ぶると、友だちに対する言葉がきつくなってしまうこともあるが、保育者が介入しなくても相手と話し合い折り合いをつけることができるようになって来ているので、なるべく見守るようにしていきたい。
環境
保育室内の玩具を子どもの興味に合わせて少しずつ入れ替え、環境設定を変えたことで、今まではあまり遊ばなかった遊びを友だちと楽しむようになり、好きな遊びに集中して取り組めるようになった。また、カブト虫やアリの巣を子どもが見やすい低い場所に置くことで、様々な目線で興味を持って観察していた。カブト虫は保育士と一緒に餌をあげたり、霧吹きで土を湿らせる等の世話をすることで、更に興味を持ち、愛情深く世話する姿が見られた。
言葉
ひらがなに興味を示し、読み書きする子が増えてきた。当番はひらがなで書いてある献立を友だちの前で発表するようになり、喜んで取り組んでいる。読むのに自信がない子も、友だちと一緒に読むことで少しずつ自信をもって読み上げるようになっている。また、すらすらと読める子が増えてきたので、かるた遊びを行う際も保育者が一緒に参加しなくても子どもたち同士で楽しんでいる。
表現
アリの巣作りの観察を行ったので、こんなアリの巣があったら良いなと想像したアリの巣を画用紙いっぱいに描くと、一つのアリの巣の中に様々な物語があり、子どもたちの想像力の豊かさに驚いた。また、夏の思い出を描くと、園での水遊びや家族と一緒に楽しく過ごしたことを思い出して色鮮やかに表現していた。
歌うことが好きな子が多く、歌詞を書いて貼っておくと、すぐに覚えてピアノに合わせて歌って楽しんでいる。うたの時間が楽しみで「もっと歌いたい!」という声がたくさん聴こえてくる。