言葉
・遊んでいる時に友だちに対して強い口調になってしまったり「まってて」といい、遊びに入りたい友だちをいつまでも待たせてしまったりする姿が見られたため「優しく言おうね」「遊びに入れてあげようね」など、保育者が仲立ちをして解決することが多かった。
・自分の話をしたい気持ちが強く、他の友だちや保育者が話をしていると一方的に話を始めてしまう子が多かったため、相手が話をしている時は最後まで待ってから自分の話をするように伝えた。
環境
・新しい環境や新しい担任に大きな戸惑いは見られず、比較的早くに環境に慣れていた。
・汚れ物を入れるところやカゴなどが変わり、最初は戸惑いが見られたが、保育者と一緒に一つ一つ確認することで支度に慣れ、忘れてしまっても自分で思い出して動いている。
・給食の時は気づいた子がティッシュを用意し、食事の準備をしていた。
表現
・手先を使った制作を行った。チューリップを折る際にしっかりと折り目をつけるために「手でアイロンしようね~」と声を掛けると、丁寧に何度も折り紙を撫でて折り目をつけていた。こいのぼり制作では、じゃばら折りを折ると、「うまくできない」と言いながらも保育者と一緒にゆっくり折ることで、全員がこいのぼりを完成させることができ、苦手と思っていた子も最後までやり遂げることで完成を喜んでいた。
健康
・寒暖差が酷く、咳や鼻水が長引いている子が多かった。特に鼻水が出ている時に気づいて自分で拭く子が少なく、鼻を吸ってしまっていたため「耳が痛くなっちゃうよ」「鼻をかんでごらん」などの声掛けをして気づけるようにした。
・手洗いで石鹸をつけずにそのまま水で洗っている子が多いため、手洗いの大切さを分かりやすく伝えた。
人間関係
・子どもたちの関わりよりも保育者との関わりが多く、子どもたち同士で関わると「〇〇ちゃんがおこっちゃった」「おもちゃかしてくれない」などのトラブルが多かった。保育者はもちろん、子どもたちが互いの遊びの輪を広げ、共通の話題で盛り上がれるように仲立ちをして関わった。