食事
蓮根を見て「これ、なに?」「おやさい?」「たべると、おおきくなる?」という声がきこえてきた。お弁当の手遊び歌の中に出てくる“穴の開いたレンコンさん”だよと話すと、イメージが湧いてきた様子で、パクリと食べ「おいしい」と言っていた。旬ならではの物は食べる前に「これは○○と言う名前の食材や果物」だと話をするようにした。
絵本や紙芝居・手遊び歌や、ままごと遊びを通して、食材や食事のメニューなどに興味を持てるようにした。
睡眠
生活のリズムやその日の様子により、午睡の入眠する時間と目覚める時間はそれぞれ違いがあるが、一人一人しっかりと休息はとれていた。
食事が終わり午睡の準備をすると自分の布団を探し、見つけると嬉しそうな表情を見せ、ゴロリと横になる。保育者が傍でトントンやマッサージをすると、安心して入眠する。
睡眠が浅くなるとドアの音などの生活音で目覚めてしまう子がいた。保育者が傍にいると再眠することが増えてきた。
排泄
一人一人のタイミングや活動の前後で「パンツをかえよう」と声をかけ、紙パンツの交換をおこない、“きもちいい”“さっぱりした”という感覚を感じられるようにした。
トイレに行ってみたいという時には、保育者と一緒にトイレに入り、便座に座ってみた。寒くなり排尿の間隔が短くなってきたので、子どもの気持ちも受け止めつつ、無理なくおこなうようにした。
健康
朝夕と日中の寒暖差により、鼻水や咳など体調を崩す子もいた。家庭と連絡を密に取り合った。寒くなってきたので、戸外に出る時は上着を着たり、室内での衣服の調節などをしたり、その日の気候に合わせておこなうようにした。
入室の際や食事前の手洗いは習慣として身についてきている。手を洗う時に服が濡れないように袖まくりをすることや、濡れた手をペーパーでしっかりと拭きとることを知らせた。
身体発達
天候や体調を見守りながら、戸外に出る機会を多くとるようにした。午前中だけでなく午後も戸外に出てたくさん体を動かすことにより、歩行がより安定してきて転倒することも少なくなってきた。雨の日は室内でも全身を動かせるように、四つん這いになり這い這いや高這いをしたり、しゃがんだりジャンプしたり回ったりするあそびを取り入れるようにした。
スタンプやクレヨンやシール貼りなどで指先を使うあそびや、新聞紙ちぎりやビニール袋風船あそびなどもおこない、感触や感覚を味わえるようにした。
情緒面
一人一人の姿や様子を見て、あそびを用意し好きな所ですごせるようにした。子どもに人気の遊具は数を増やし安定して、じっくりとあそべるような環境を作るように心がけた。
自分の気持ちが相手に伝わらない時に泣いて訴える姿が見られたので、その子の気持ちを受け止めつつ、どうしたらいいのかを一緒に考えて相手に言葉で伝えていくことを知らせていった。
言語
友だちや保育者をみつけると「○○ちゃん、おはよう」「せんせい、いっしょにあそぼう」という二語から三語の文となる声が聞こえていた。
言語として出てこなくても、指さしやうなずきや首振りなどで相手に自分の気持ちを全身で伝えようとする姿も見られていた。言葉とならない子の訴えにも耳を傾けるように気をつけて見守るようにし、保育者が代弁するようにした。