5歳ぞう組2022年度9月のまとめ

言葉

自分の意見や考えをみんなに伝える場を増やしてきたことで、人前に立ち発言することに抵抗がなくなってきた。日常生活や遊びのなかで、意図せず相手が悲しむことを言ってしまう子もいた。家での話や楽しかったことなどを互いに話し合い、会話が広がっている。友だちとのトラブルや、嫌なことがあった際の状況説明が曖昧な子も多いため、保育者が一緒に状況整理をして簡単な言葉で説明できるよう促している。

環境

全員がひらがなを読むことが出来るようになる。給食のメニューや図鑑などじっくりと指で文字をたどり、読み上げている。簡単な足し算もできるようになり、指を出して数えたり紙に描いたりする。時計に興味を示す子も増えてきて、「2は10分」と分を理解している子もいる。

表現

制作時に絵を描くと、顔のパーツがない子や髪がない子がいたが、保育者が簡単な声掛けをすると書き足すことができる。マーブリングを使った9月の制作では、一人一人柄が違うことに気が付き、「○○ちゃんはここが可愛いね」「この色も素敵だね」と互いに認め合っていた。絵の具や筆の使い方も個性があり、ダイナミックに筆を動かす子が多くいた。

健康

園庭ではとにかく走り回り、顔を真っ赤にしている子がほとんどなので水分補給や休息をじっくり取ることが出来るようにした。衣服の汚れに気付くことが出来るようになり、自ら戸外遊び後や給食後に着替えをしていた。鼻水や咳が出る子が多くいたため降園時に保護者に様子を伝え、必要に応じて受診をお願いした。

人間関係

成長に伴い、遊びの内容が変化してきたからかルールのある遊びをすることが増え、その中でのトラブルが増えた。「どんな気持ちだと思う?」と問いかけると「かなしい気持ち」としか返ってこないので、悲しいという感情以外にも感情があることを伝えながら、相手の気持ちを保育者と一緒に予想し、考えられるようにした。

育児あれこれ