4歳きりん組2020年度9月のまとめ

言葉

朝の集まりや、主活動の説明の際に保育者の方を見ずに机に伏せたり、足をバタバタさせたりする子が増えてきている。自分の話を聞いてもらいたくて大きな声を出す子や、友だちの声の大きさに対して耳を塞ぐ子の姿も見られたので、行動だけではなく自分の言葉できちんと相手に伝えることが出来るよう促した。また、相手への伝え方や話し方についてどのようにすれば相手が嫌な気持ちにならないかを個別で伝え、自分たちで意識できるようそばで見守った。

環境

保育室内の環境設定を子どもたちと相談して行ったことで、「自分たちが考えた部屋」という意識が芽生えてきたのか、各コーナーで落ち着いて過ごすことが出来るようになってきている。保育室内に掲示してある歌の歌詞や行事用の掲示などに興味を示し、ほとんどの子がひらがなをゆっくりと読む姿が増えてきている。園庭では、乳児クラスがいることを気に掛けながら走ったり、遊び方に気をつけたりする場面が見られ、周りの状況を理解して行動しようとしている。

表現

室内遊びでは、今まではプリンセスや仮面ライダーになりきって遊んでいたが最近では母親や父親、保育者になど身近な人になりきって遊ぼうとすることが多くなってきた。

運動会ごっこで披露した遊戯の曲を歌ったり、他クラスの遊戯を真似して自分たちなりにアレンジして踊ったりする姿が見られ、子ども同士で楽しんでいた。

健康

体調を大きく崩す子はおらず、元気に登園していた。マスクを着用して登園する子も数名いたが、遊んでいるうちに息が苦しくなっている様子の子もいたので、熱中症の恐れなども考慮し、必要に応じて外すよう伝えた。登園後の手洗い・うがいもほとんどの子が定着してきている様子だが、忘れてしまう子の姿も見られるのでその都度声を掛け感染症の予防に努めた。

人間関係

友だちの良いところに自ら気が付き、保育者や友だちに共有しようとする子の姿や、友だちとのトラブルの際にただ謝るのではなく「○○しちゃってごめんね」と丁寧に気持ちを伝えようとする子の姿が多く見られるようになってきた。友だちとの話合いでは、感情的になることなく互いが落ち着いて話ができるよう保育者がそばで見守り、納得できる話合いになるよう援助した。そのような姿が見られるようになってきた反面、保育者が見ていないところで友だちに嫌なことを言ってしまう場面もあるので注意して見守っていく。

育児あれこれ