5歳ひまわり組2021年度4月のまとめ

健康

進級してから2週間ほどたつと、疲れや季節の変わり目から体調を崩した子が多かった。体調管理に気を付けながら、手洗いうがいの徹底や、換気や湿度の調節などを行っていった。
進級したことで、身の回りのことを自分でする姿も増え、身支度など生活に必要なことをやろうとしていた。また、ほとんどの子が給食時に箸を使えるようになり、食事のマナーや食材などにも興味を持ち、楽しんで食事をしていた。

人間関係

生活や遊びの中でのルールや約束の大切さに気付き、守ることで楽しく遊べたり、気持ちよく過ごせたりすることを感じられるようになってきた。その中で、自分の意見や正しさを強くアピールしたり、相手を指摘したりすることもあり、そこからトラブルになることもあった。状況によって保育士が仲立ちしたり、子どもたち同士で話し合ったりして解決に導けるようにした。異年齢活動では、進級したことをみんなで喜び合いながら、一緒にゲームをしたり、散歩に行ったりする機会を設け、年下の子に対するいたわりの気持ちや、年長児である自覚と責任を感じられるようにした。

環境

進級したことで保育室も変わり、目新しい玩具に目を輝かせていた。年齢や子どもたちの様子に見合った玩具を用意し、遊び方や片付け方を全員で確認した。使ったものはもとに戻したり、足りないものを補充したりして気持ちよく生活できるよう心掛け、子どもたちにも伝えていった。過ごしやすい気候になったため、散歩や戸外遊びの機会を増やし、春の自然に触れたり、思い切り体を動かせる公園に行ったりした。

言葉

字を読み書きできるようになった子も多いため、生活の流れや予定を掲示し、見通しが持てるようにした。また、当番活動の中で人数を調べて記入したり、給食のメニューを紹介したりしていった。友だちとの会話では、語気が強くなったり、相手を不快にさせたりする言葉を言ってしまった時は、言い方や言葉の選び方について考えられるよう声をかけ、どんな風に言えばよかったか、相手はそういわれてどんな気持ちだったかなどにも気付けるよう仲立ちしていった。

表現

こいのぼりの制作では和紙を使って格子編みをし、鯉の鱗を表現した。格子編みは昨年度も一度やったことがあるため、覚えている子は自信を持って取り組み、忘れてしまった子もやり方を伝えると思い出してやっていた。和紙に触れた時に「和紙って普通の紙と違うね。何でできているのかな?」などという疑問も生まれ、様々な素材を使った制作を楽しんでいた。また、はじき絵の活動では、白いクレヨンで描いた絵が浮き出てくる様子に不思議さや面白さを感じていた。子どもの日の集会では、自分たちで作った作品を紹介し、こいのぼりの歌を歌って季節の行事を楽しむことができた。

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