健康
梅雨明けが遅く、8月に入ってから急に暑くなったが、大きく体調を崩すことなく過ごせていた。
夏は暑さで体が疲れたり、のどが渇いたりするため、みんなの命を守るために休息と水分補給が必要だと伝え、
こまめにとれるようにしていった。また、着替えなどの身支度を自分でできるよう、水遊び時やシャワー時の持ち物を一つずつ確認していくようにした。次第に習慣づいてきて、見通しをもって行動したり、自分で着替えを準備したり、持ち物を管理したりできるようになってきた。
人間関係
好きな遊びを自分たちで工夫しながら楽しむ中で、同じ遊びを好む子と遊んだり、同じ経験をした子とイメージを共有したりすることを楽しんでいた。その中で、気の合う子、合わない子が出てきたり、自分の思うようにいかなかったりして、争いが起きることもあった。まずは自分の言葉で相手に思いを伝えるよう促し、話を聞いたり、相手の思いに気付いたりできるよう見守っていった。保育士が仲立ちしながら解決に導くこともあるが、子ども同士で話し合ったり、第三者が仲立ちしたりする場面もあった。
環境
梅雨明けから本格的に園庭での水遊びが始まり、水の冷たさや泥の感触を楽しんでいた。砂場では、雨どいを使って水路を作り、友だちと協力しながら水を流したり、山の周りに川を作ったりする姿もあった。室内では、折り紙や塗り絵にじっくり取り組む子や、マットを使って家やテントを作る子など、それぞれが好きな遊びを楽しんでいた。使ったものを片付けたり、完成したものを飾ったりして遊びを完結できるようになってきたが、まだ続きがしたいなどの要望にも応えられるよう、活動時間や場所を工夫するようにした。
言葉
子どもたち同士で話し合いをしたり、互いに思いを伝え合って解決に導こうとしたりする姿が出てきた。
その中で、うまく伝えられなかったり、相手の話に耳を傾けられなかったりすることもあるが、冷静に話ができるよう仲立ちしたり、伝え方や言葉の使い方を知らせたりしていった。中には、相手が嫌がるような言葉や言い方、命令口調なども聞こえるが、ただ禁止するだけではなく、なぜそのような言葉を使うのか、言われたらどんな気持ちになるかなどをたずね、理由も含めて使ってほしくない言葉について考えられるよう働きかけていった。
表現
遊びの中で作った作品を友だちや保育士に見せて喜んでいると、それを見た他児が「作りたい」といってやり始め、友だち同士で教えたり、作ってあげたりしながら楽しんでいた。また、保育士がかき氷のパネルシアターやジュース屋さんの出し物をしたことをきっかけに、色が混ざる様子や色の変化に興味を持つ子も多かったため、色水や絵の具を使った活動も取り入れ、泡でかき氷を作ったり、かき氷のイラストに好きな色を塗ったりして夏らしさを感じることができた。