4歳ゆり組2020年度6月のまとめ

健康

休園期間が長かったため、久しぶりの登園となる子が多かった。園生活の流れを思いだしながら、無理なく生活リズムを足り戻していけるようにした。また、登園時は検温をしてきてもらうようお願いし、体調や精神面の変化に気をつけながら過ごした。家庭で過ごす時間が長くなっていたことで、午睡の習慣がない子や、寝ることを嫌がる子も多かった。長い園生活の中で、体を休めることは大切であると子どもたちに伝えながら、保護者の方とも相談し、13時頃から30~40分は布団に入り体を休め、寝付けない子は静かに机上遊びをするようにした。

人間関係

久しぶりに友だちに会えたことを喜ぶ子が多かった。ままごとや構成遊びなどで、友だちのしていることに興味を持ち、同じことをして遊ぶ楽しさを感じているようだった。その中で、意見や主張がぶつかったり、思い通りにいかないことにいら立ち、けんかになったりする場面も多かった。仲介しながら、相手の意見や思いに気付けるような声掛けをしたり、自分たちで解決しようとするときは見守ったりしていった。

環境

休園期間中に室内の環境設定を変え、ままごとやごっこ遊びが充実するような玩具を多く配置した。また、ブロックなどの構成遊びや、塗り絵などの机上遊びもじっくり楽しめるようにしたことで、それぞれが好きな遊びを見つけやすくなった。また、遠足に向けて散歩の機会を増やし、園外に出るときの危険や約束についてしっかりと伝えるようにした。戸外では、虫探しや色水遊びなどをして楽しむことができた。

言葉

自分の意見や思いを言葉にして伝える中で、言葉が乱暴になったり、語気が強くなりすぎたりすることが多くなってきた。反対に、なかなか思いを言葉にできない子や、うまく自分の意見を伝えられない子もいるため、お互いに話が聞けるよう仲立ちしたり、保育士が仲介して思いを代弁したりしていった。その場にふさわしくない言葉や、相手を傷つけるような言葉をいう子には、正しい言葉やふさわしい言葉で言い換えるようにし、そういった言葉は使わないでほしいと伝えていった。

表現

構成遊びや机上遊びでは、自分なりのイメージを具体化しながら楽しんでいた。ごっこ遊びでは、役になりきったり、友だちとイメージを共有したりしながら遊んでいた。数字や時間への概念が持てるよう、時の記念日にちなんだ制作をすると、自分で作った時計の短針と長針を動かして喜んでいた。それぞれが自分の好きな遊びを通して表現する楽しさを感じられるよう、必要なものを用意したり、できた作品を飾ったりし、ほめて自信につながるようにした。

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