健康
鼻水や咳が出ている子には、自分で鼻をかむよう声をかけたり、咳をする際に口を押えるよう伝えたりして感染を予防できるようにした。また、涼しくなってきたため、上着の持参や長袖の用意を呼び掛けた。その子の体調や様子に配慮しつつ、子ども達自身にもその都度声をかけ、活動や自分の体感によって衣服を調節できるようにした。過ごしやすい気候になったため、遠出の散歩や外遊びの機会を増やし、室内でも体を使った活動を取り入れながら体力の向上を目指した。
人間関係
異年齢で一緒に散歩をしたり、遠足に出かけたりする機会を通して、年長に対する憧れや幼い子に対するいたわりの気持ちが芽生えてきた様子だった。特に幼い子に対しては、頼られることや感謝されることで自信にもつながり、責任感や使命感を感じているようだった。
また、ルールのある遊びを子どもたちだけでも行うようになり、保育士が中心になるのではなく、子ども達同士でルールを整理したり、守りながら遊ぼうとしたりしていた。
環境
散歩先や園庭で秋の自然に触れたり、虫を探したりしていた。遠足では、自然豊かな公園の中で木登りをしたり、ドングリを拾ったりすることを喜んでいた。また、みんなでハロウィンの仮装やゲームをして盛り上がり、季節のイベントを楽しむことができた。10月後半には環境設定を変え、机上遊びや制作のスペースを広く取れるようにしたことで、それぞれ好きな遊びにじっくり取り組めるようになってきた。
言葉
友だちと好きな遊びをじっくり楽しむようになり、互いの気持ちや意見を言葉で伝えながら関わりを深めていた。思うようにいかない時は保育士に助けを求めつつも、なぜそうなったのか、どうしたかったのかを整理しながら仲立ちしていくと、自分達で折り合いをつけたり、譲ったりする姿も見られるようになった。言葉に対する理解が深まる一方で、相手が傷つくような言葉や、言われたくないことを言ってしまう場面もあるため、言葉の使い方や情緒面も見守っていくようにした。
表現
ハロウィンに向け、自分用のハロウィンバッグを制作した。ハサミや糊を上手く使えるようになったことで制作の幅も広がり、自分自身でも完成度が高くなったことを喜んでいた。また、ハロウィンの仮装として自分の気に入った衣装を身につけ、医者やお姫様、宇宙隊員等になりきって楽しんでいた。